SANTA CRUZ MEGA TOWERのフォークとリアショックの定期オーバーホール。

 新品同様、いやそれ以上のコンディションになって戻ってきました。

 本日到着したのですが、そうすると週末に作業をしてくださったことになります。

 早く返却してくれることは本当に本当にありがたいのですが、どうか休みの日は休んでください。

 たぶん代わりになる人はいないので。。

 ありがとうございます。


 あれ、今日雨降るって言ってたっけ。桜の花の咲く季節はこういう日が多い。桜も雨が多いこの季節のことを知っているんでしょう。

 動きが渋くなったドロッパーシートポストのメンテナンス。

 メーカーにもよりますが外部からエア注入できるモデルだと規定内圧にしてあげると解決することがあります。

 それでも渋いのならリモートケーブルに原因があったり。ケーブルが変に曲がっていて抵抗ができていたりケーブルが伸びていて連動性が悪くなっていたり。

 それでも渋い場合はシートポスト内部の汚れによる抵抗が考えられます。

 分解してみるとインナーチューブやアウターケースの内部がグリスと外部から浸入した土などで汚れていました。でもこれはまだましな方かな。
 

 水分を含んだ土などが侵入してそのままにしておくと、レール丈の切り込みの部分(アルマイト処理されていない箇所)に錆を発生させてさらに抵抗になって渋くなったりします。

 今回は汚れだけだったのでよかった。

 脱脂、洗浄をしてきれいに。
 

 またちょっと改造をして組み上げ。めちゃくちゃスムーズにパシッと動くようになりました。


 ドロッパーシートポストのリモートレバーでおなじみのWOLFTOOTHの製品はほぼすべてがメイドインUSA。

 雑誌POPEYE(昔のね)や、テレビ東京で放映してた「日立サウンドブレーク」(知らない人はググったり、Youtubeで検索してみてください)をはじめとするアメリカ西海岸ライフスタイルにぞっこんと憧れていた年代にとってはメイドインUSAにはとても強いこだわりがあります。

 マウンテンバイクの製品もそう。もちろん、どーしようもない製品もたくさんあったけれど、突き詰て、考え抜かれて、全力で作り上げた製品は宝物。

 WOLFTOOTHの製品はそのスピリッツが宿っている気がします。

 写真はナローワイドのダイレクトマウントリング。

 純正製品はもちろんいいけれど、ワンポイントでこういうリングを使うと気分的にもいいです。


 あまり締め付けトルクが強くない箇所のボルトにたまにアルミ製のボルトを使っていることがあります。

 ブレーキやシフトケーブルのガイドの固定ボルトだったり、ボトルゲージの台座のボルトだったり。おそらくは軽量化のため。

 締め付けのトルクが小さい箇所なのでアルミ製ボルトを使っているのですがオーバートルクで締め付けたり、角の丸まってしまった六角レンチなどで作業をするとなめてしまうことがあります。

 なめそう、もしくはなめてしまったら無理をしないでお持ち込みください。その時点だったらなんとかなる可能性が高いです。

 写真のボルトは完全になめていたものをなんとか救出したものです。

 アルミ製ボルトを使っているということは低トルクで締め付けられているということも覚えているといいです。あとは丁寧に作業をすること。

 また、他の素材のボルトでも同様です。


   次ページ »