たとえどんなに上手く、速いライダーでも、バイクに乗る技術は「基本の応用」でしかありません。万事に通じますが、字のごとく基本がベースとなって、その上に各々の応用が成り立っています。
 マウンテンバイクで山を走ることもまさにそう。最初は急斜面やデコボコにおっかなびっくりでテクニックもなにもあったもんじゃないという方が多いかと思いますが、そういう場面でやることってとてもシンプルなのです。ペダルに全体重を載せてあげて、両ペダルの真ん中、ボトムブラケットのあたりにカラダの中心を持ってきてあげること。これは平地だろうが、下りだろうが登りだろうが一緒。カラダの芯とバイクの芯をあわせてあげることによって、ほとんどの場面でバランスがとれます。カラダの芯は腰のあたり。バイクの芯はボトムブラケット。この二つを結んだ線が地面と常に垂直になるのが理想。細かいこと言っちゃうと、バイクは走っているので、これにスピードによる負荷が加わってきて微妙にに芯がずれたりするのですが、これはカラダが自然と補ってくると思います。
 山のアップダウンで僕らがしていることは、前後輪が同じ高さ、前輪が後輪よりも低い下り、前輪が後輪よりも高いという3つの動きだけ(もちろんこれにコーナーリングなどの横方向の動きも加わって動きは3次元になりますが)。このいずれの姿勢の時にも芯に乗ってあげる。これが理解できると、ほとんどの起伏はクリアできちゃいます。あとはそれの応用、そして経験を積むこと。
 トレイルストアで開催している初級スクールなどでは、この基本の「バイクの芯に乗る」ということを徹底的に体感してもらい、習得します。アップダウンの多い里山などでのライドを楽しくしたい方は、ぜひスクールに参加してみてください。
 写真は先日のBLSSに参加されたNさん。急斜面なのですがしっかりバイクの芯に乗ってあげているのでそれほど腰が引けてみえず、ひじ、ひざにも余裕があります。顔にも余裕が(笑)。とっても理想的なフォームです。


 先日の日記でも紹介したコメンサルのニューモデル「META AM-3」なのですが、昨日軽く乗ってみました。このバイク、外見のヘビーさに騙されちゃいけません。バイクが良く進む進む。コメンサルのサスペンション「CONTACT SYSTEM」はペダリングが軽いことはわかっていましたが、思っていた通りというか、それ以上にロスなく走るので正直ビックリ。
 バイク重量は実測で13.8㎏(Mサイズ/ペダルなし)で、オールマウンテンカテゴリーのバイクのなかではフツーの重量なのですが、バランスの良さとサスの性能もあって、飛べるし、よく曲がるし、いや~、ちょっと楽しいぞ!このバイク。これならかなり登りもこなしちゃうし、ラフ&下りでは「いっきま~す!」てな感じで気持ち良くライドできちゃうでしょう。実際にライドしてそう思いました。見た目のかっこよさに加えて、この性能。かなりヤバいです。



 いよいよ1週間後に迫ってきましたフリーライドゲームス 12。今回はフリーライドゲームスの原点に帰って、シンプルにマウンテンバイクを楽しもうということで、ショートコースでのフリフリダウンヒルです。
 フリーライドゲームスの第一回目は高峰山のフリーライドパーク(現ダイナコパーク)でのショートダウンヒルでした。マウンテンバイクが大好きな人たちが集まってみんなで楽しもう!という思いだけで、とても楽しかった記憶があります。
 もう12回目なんですね。早い。
 今回はメーカーさんにも声掛けをしておらず、それでも、と言ってくれたメーカーさんが自主的にブースを出してくれそうです。ありがたいことです。
 なので、いつもより静か(でもないかも)な会場になると思いますが、マウンテンバイクが大好きな人たちが集まるっていうところはいつもと一緒。3日の土曜日は2時間耐久歳末大感謝祭(意味不明)もあったり、フリー走行もあります。
 フリフリダウンヒルのエントリーはすでに締め切っていますが、ただライドに来ても、観に来ても楽しいと思います。今度の週末はプレジャーフォレストに集合です!

 フリーライドゲームスのお知らせはブログにて随時更新しています。


 圧倒的な精度と耐久性、強度とのバランスのよい軽さを誇るTHOMSON。ステムやシートポストは鉄板中の鉄板パーツですが、そのTHOMSONのステム、シートポストが大幅プライスダウン。9,975円が8,400円となりました。この価格で最高峰のパーツが手に入ります。円高の影響もありますが、国内代理店の努力もあってのこの価格。31.8㎜径のハンドルバークランプのステム「X4」は、50、70、80、90㎜と一番使いそうな突出し長のモデルが店頭に揃っています。また、シートポストも各サイズ取り揃えています。
 長らく欠品していたSTRAITLINEのAMPペダルが入荷して来ました。ここのところこのAMPペダルに人気が集中しています。やはり適度なサイズ、軽さが受けているかな。カラーはもちろんですが、工業製品的に楽しいパーツ。マウンテンバイクのパーツって、機能、デザインが優れているものが多くて楽しいし飽きないです。


 火曜日のBLSSツアー、なぜかGIANT率が高かった。参加者(ワダも含めて)7名中、4台がGIANT。しかもBLSSのガイドのジャイアンも2012モデルのREIGN 2に乗っていて過半数を上回ってました。
 参加されたTさんも2012モデルのREIGN 2(かなりパーツをいじくっていますが)でライド。Tさんは最近ハードテイルに加えて、このREIGN 2も乗り始めたのですが超お気に入りの様子で、長瀞のトレイルでもウハウハで走ってました。このREIGN 2、150mmトラベルとは思えないほど良く登るし、ペダリングも軽くてビックリします。そして下りやラフなトレイルへ行けば、このバイクの威力が発揮。バイクバランスがよくて良く曲がるし、根っこなどが多い急斜面でもイケイケ!という感じです。ジャイアンもすごく気に入っているみたいで、とても気持ち良さそうにライドしてました。
 この日はこのほか、TRANCE X、ANTHEM X、そしてワダのANTHEM X 29erと、GIANTのトレイル向けマエストロサスペンション勢揃いといった感じでした。これらのバイクは、守備範囲が広くて、一年中活躍しちゃいますね!


 今年最後のマウンテンバイクフィルムのジャパン・プレミアが決定、しかも大物です。FOLLOW MEを作ったANTHIL FILMSとCOASTAL CREWがタッグを組んで作り上げた「FROM THE INSIDE OUT」です。
 そして、このプレミアにあわせて初となると思うのですが、マウンテンバイクが大好きならだれでも参加できる大忘年会を同時開催!。一般愛好者、レーサー、メーカー、メディアなどみんなで親睦を深めて、さらにマウンテンバイクを楽しんでいこうじゃないか!というイベントです。12月5日の夜は熱いぜ!


 晴れたねッ!、やっぱりッ!、スーパー絶好のMTB日和となったおとといの火曜日、HRP(平日ライドプログラム)で長瀞のBLSSに行ってきました。予想していた寒さもなく、トレイルコンディションは「ヤバい!」の領域で、もう、走る前から皆さんテンション高め。そしてジャイアンのガイドのもと、走り出したらもうダメです。空いた口が塞がらないどころか口の中が乾ききっちゃうぐらい満面の笑み、笑みでご機嫌ライド。ガイドのジャイアンもテンション高くて、途中の休憩でも水分補給をする余裕を与えないほどのハイペース。
午前に2本ライドしたあと、恒例の「カレーうどん」を堪能し午後のライドへ。午後の1本目は通称ガレガレくん。午後もテンション高く、下り始める前にみんなで記念撮影したのですが、みなさん超笑顔。初長瀞のKHさんはがっつりサイスポポーズまで!、ボトルから水がこぼれて頭にかかっていても気にしな~い。
 午後は結局ガレガレくん、午前のミカンコース、そしてアップダウンのある尾根道トレイルと3本こなして終了。もう、おなかいっぱいにライドしてトロトロになりました。参加された皆さま、お疲れ様でした。夢にでてきましたか?。ガイドしてくれたジャイアン、きょうちゃん、ありがとうございます。ジャイアン、いつでも先頭受け持つので言ってください!。たまに首のクサリが切れ、野に放たれますが・・・。

12月15日のHRP長瀞ですがこちらもすでに定員となっています。

そして、昨日の水曜日も里山ライド行っちゃった。二日続けて絶好のMTB日和だし(ほんとうにMTB日和の方が里山にいらっしゃいましたが)、これはもう乗るしかないでしょ、な。いや~、長瀞もいいけど、里山もいい~、マウンテンバイクたまりませ~ん。


 写真以外にも、ドシドシ入荷して来ました、FREEですので無くなってしまう前にお気に入りをGETして下さ~い。
やっぱりカタログって好きだな~、写真やスペックを見ているだけで、つまみになるって感じですよね。

 もう11月後半で年末にかけ急に忙しくなる時期ですが、ボーナスにクリスマスにお正月に、まとまったお休みに・と忙しい中に何かワクワクするモノがありますね、
一年の自分ご褒美?と言うか?大人買いとかしてみた~いとか、それを使って正月休みは、、、とか困った妄想が膨らみますね~(笑
自転車本体を手に入れられれば、最高ですが、愛車のパーツ交換だけでも年末年始が楽しくなりますので、カタログ妄想しちゃいましょ~

自転車本体をお考えの場合は・・・モデルによってメーカー在庫や入荷時期、回数が必要最小限よりほんの少し少ない位?と言った感じですので、今の時期から早めの確認だけでもお気軽にお伝え下さい。(相)


 ワダはマウンテンバイクに乗る前はBMXに長いこと乗っていて、その前は普通の子供自転車でジャンプしてました。ジャンプが好きで、ブロックを積み重ねてその上に板を斜めに置いてジャンプ台を作ったり、公園やお寺の境内で土が盛り上がっているところがあればジャンプしてました。
 ジャンプの魅力って、ずばり無重力状態の浮遊感です。小学生で、大した距離も高さも飛んでなかっただろうし、もう空中にいる時間なんてほんの一瞬だったと思うのですが、それでもすごく長く感じたし、テレビでみる仮面ライダーや、多摩川にあったモトクロスの練習コースで飛んでいたオートバイと同じぐらい飛んでいる気分でした。
 ジャンプって、飛ぶ距離や長さの問題じゃないと思います。どれぐらい浮遊感が味わえるか、それがどれぐらい永遠(永遠はオーバーだけど)に感じられるか。わずかな距離でもカラダとバイクが重力から解放されて浮遊しているような感覚になり、その感覚が一瞬であっても「ああ、すっごく飛んでる!」と時間の感覚がマヒしちゃうのを経験できたら立派なジャンパーです。
 ジャンプは、基本的にジャンプする場所(ジャンプ台だったり、自然の地形だったり)の大きさが違っても基本テクニックは一緒。小さなジャンプが飛べれば、大きなジャンプも飛べます。いきなりは難しい(というか怖い)ので徐々に大きなジャンプにチャレンジしていったり、小さなジャンプでも、同じジャンプ台で、遠くに、高く飛ぶ練習をすることもできます。無重力感、みんなも体験してみてください。 Photo by Hideyuki Suzuki

 みなさ~ん、12月5日(月)の夜は予定空けておいてくださ~い!。詳細は近日中にアップしま~す!



 台風みたいな天気だった昨日と打って変わって、今日は秋空でしたね~。さすがに昨日の見事なまでの降りっぷりからして、本日のトレイルライドを中止した方も多いかと思います。枝とかいっぱい落ちてるんだろうなあ。
 今朝おしえてもらったこのムービー、ヤバいです。ツボにはまりました。ブログでもたびたび登場する「オールマウンテン」というスタイルは、このムービーのようなスタイルです。ちょっと担ぎが多くて、ちょっと(だいぶか)標高高いですが・・・。標高が高かろうが低かろうが関係ありません。このスタイルとスピリット、上質な一曲のような一日。登りがあって下りがある、いいよな~。
 マウンテンバイクで、景色のいいところに行って、ゆっくりしたくなるムービーです。


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