SANTA CRUZ、ION、PEATY’S、NORTHWAVEなどを取り扱う代理店の展示会におじゃましてきました。

 しばらく供給が安定しなかったSANTA CRUZですが来期モデルからはようやく安定するようで、ファンにとってはうれしい限り。

 手前がMEGA TOWERで奥がHIGH TOWER。

 SANTA CRUZらしいカラーリング。

 しばらく欲しいモデルが手に入らない状態が続いていましたので待っていたみなさま、お待たせしました!です。


 ブレーキのメンテナンスでご来店のおじさま。

 10年以上乗った26インチのマウンテンバイクは所々くたびれていて相当乗っていることが見てわかりました。

 「今週金曜日の飛行機でヨーロッパに行って自転車で旅をするんだ」と。

 どこに行くんですか?とたずねると「まずベルリンに行ってそこから各国を回って移動距離は5000キロぐらいかな」と。

 あまりに話が壮大なので、今まで自転車で旅したことは?と伺うと、「国内は北海道の稚内から鹿児島までルートを変えて3回走った」」とのこと。この時点ですげえ。

 聞いたら1日の移動距離が平均100キロと!。マウンテンバイクで100キロってロードバイクだと150-200キロぐらいの運動量だと思う。それを毎日。すごすぎる。

 走った時の宿泊地やルートをなぞったノートも見せていただきました。北海道も全地方まわっていて、本州や九州、四国もほぼくまなくルートが書き込まれていました。

 日本は走り切ったし、それじゃあ世界か。と。

 失礼ですけどおいくつですか?と伺ったら「80歳」・・・・。

 想像力、決断力、行動力、体力がまさにスーパー。一見ふつうのおじさまなのに。

 持ち込まれたバイクはほうぼうにガタが来ていたのでヨーロッパの旅ではトラブルが起きやすいかもしれないことを正直にお伝えしたら、これまた即決でストックであったちょうどサイズも用途もあっているバイクをチョイスされました。

 外国語もしゃべれないそうだけれどこういう方は、国や言葉なんか関係なくどこでも馴染んでいき歓迎されるのだろうと思う。

 未知の光景が広がる刺激だらけのトリップがステキで面白いことの連続であることを祈っています。

 自分もまだまだだな。


 メンテナンスを進めているNOMAD。

 リアスイングアームとリンクをフレームから外し、リンクのカートリッジベアリングを摘出。

 NOMADには8個のカートリッジベアリングが用いられていますがどれもこれもいい感じに。まわしてみるとズリッ、ザラッと感触が伝わってきます。

 リンクのベアリングが収まる箇所はクリーニングして面を整えて新しいカートリッジベアリングを圧入します。


 フルサスペンションバイクに限らず、ハードテイルバイクのサスペンションフォークも定期的なメンテナンスをすることによって本来の性能を発揮します。

 フォークもダストワイパーの汚れやサスペンションフルードの減りなどで抵抗が増して作動感が今イチになったり、リアショックに関してはエア漏れが起こりやすくなったりやはり作動感が悪くなったり。

 各サスペンションメーカーはクルマの車検のような定期整備のスケジュールを公開しているので参考になります。一般のファンライダーは使用頻度や乗り方によってメンテナンス周期をずらすことも珍しくないです。

 ただ、いつも良好な状態で、長期的に使ってもらいたいのでメンテナンスするしないに関わらず、点検は受けてくださいね。


 可能性にどっぷりと満ちているクロモリハードテイルフレームが登場しました。

 前後27.5ホイール、もしくは前29、後27.5のミックスホイール。

 遊びが広がるジオメトリー。

 こういう風に乗りたいとか思いのままにライドしながら、あれ、こんなこともできちゃうんじゃないの?とか乗れば乗るほど引き出しが増えて行くようなフレーム。

 マウンテンバイク大好きな国内代理店のオリジナルで、マウンテンバイキングを心底楽しむためのアイデアがこのシンプルなフレームに詰まっています。

 そしてフレームのクオリティの高さがすごい! パイプ内の防錆処理や溶接、塗装など相当なこだわりです。
 
 

 こんなクオリティの高いフレームが98,000円(税込)とは!

 1stロットはすでに完売しています。2ndロットは現在予約受け付けています。


 白馬岩岳ではTRANSITIONのSPURとROCKY MOUNTAINのALTITUDEを交代で乗りました。

 29インチのダウンカントリーSPUR、27.5インチのアグレッシブトレイル(現在はエンデューロ)ALTITUDE。

 乗り比べることでそれぞれの特性やコンセプトが伝わってきたし、それぞれがほんとに楽しかった。いやあ、マウンテンバイクって楽しいね!

 で、SPURのMAGURAに取り付けたTRAIL CUTTERレバーのフィーリングも実践で確かめたかった。

 よかったです。ちょうどいいところに指が引っかけることができてコントロールがさらにしやすくなった。

 指先にしっくりとなじむためか、純正と比べて硬質なフィーリングのせいか、ブレーキの操作が軽やかになった気がします。

 見た目もかっこいいしこれはたまらないレバーの登場です。


 この土日は長野県の白馬岩岳バイクパークへ行ってきました。

 前の日記に書いた通り、一番信じる天気予報にならって中止などまったく考えずにあとはみんなのやる気でしょ!にまかせて現地入り。

 早朝長野から白馬に向かう道の正面には北アルプスの稜線がくっきり。その光景だけでテンション上がります。

 岩岳でマウンテンバイクのレンタルやスクール、ガイドなどをやっているSPICYの堀っちに挨拶してコースの状態などを聞いたら「雨が降ってパサパサに乾いていたのが締まっている、森の中は滑るかもしれないので気を付けて」ということだったので1本目はコースの状態をチェックしながらのライド。

 ゴンドラに乗って頂上に行き初白馬岩岳の方もいたのでお約束のように奥にあるマウンテンビューへ。残念ながら絶景の北アルプスの稜線はちょうど雲に隠れてしまったけれど、ビューポイントのシティーベーカリーには観光目的のお客さんたちがいっぱいでそのみなさんの冷静な視線を感じながらアウエイ感いっぱいに集合写真をパチリ。

 そしてコースイン。

 ゲレンデなど陽の当たる場所はすでにほぼドライで、締まっていて土埃もたたないようなキセキ的なスーパーナイスコンディション。森の中はちょっと危なっかしい箇所はあったもののおおむねドライのスーパーナイスコンディション。全体的には超スーパーナイスコンディションでハッピー!。これはトレイルストア試乗最高の岩岳クオリティ間違いなし。

 岩岳はゴンドラの新設工事を行っていて、その関係で何か所かコースの改修がされていたけれどフローでスムーズなのは「さすが岩岳!」で1本目から楽しくてしょうがない。

 今夏の猛暑は白馬岩岳も同じで、日差しの強い日中はうだるような暑さなので熱中症に気を付けながら過ごしました。それでもゴンドラで頂上にあがるとそよ風が吹いていて気持ちいい!

 
 ※きな粉餅になる前のAちゃん(手前)もくつろぎの昼寝。もうすぐ39歳。このあと転げて見事なきな粉餅に。

 土曜日の夜は白馬と言ったらここ!の居酒屋「十夢想屋」で宴。盛り上がる盛り上がる。

 ここはどの料理もおいしくてびっくりするほど安くて白馬に行ったら夕食は必ずここでとります。

 日曜日も朝から快晴。結局土曜日はほぼ降らなかったのでコースはさらにドライ化。
 

 欲張らずにそれぞれのライドを楽しみ、ジャンプで遊んだり、のんびりしたりで結果的に最高の白馬岩岳イベントとなりました。


 明日8月19日(土)、明後日20日(日)は白馬岩岳バイクパークでのイベント開催のため臨時休業させていただきます。

 天気予報は微妙ですが、毎年そんな感じでいつもなんとかなっちゃってたので今回もそのつもりで、まあフワーっとのんびりライドしてきます。

 飛び入り参加も全然OKなのでお時間のある方はぜひ岩岳に!


 SMITHの2023モデルのゴーグルのパッケージ。

 2022までは表面にフィルム窓があって中のゴーグルのレンズやフレームのカラーが見えたのですが今年からは箱に包まれてふたを開けないと中身が見えません。

 SMITHに限らずあらゆるブランドの製品のパッケージからプラスチックが少なくなり、または消えてきました。

 環境への取り組みなんだと思いますが。

 大事なのって脱プラスチックよりもムダなパッケージいわゆる過剰包装を減らしたり、ゴミとなるムダを減らしたりなんじゃないかなと。

 個人的にはこのパッケージは中身が見えないからあんまり好きではないけれど、中に入っているゴーグルは逸品でございます。


 今週末は白馬岩岳バイクパークでのイベントです。

 ただ今台風7号が列島縦断していますが、台風一過の晴天をもたらしてくれるのかどうか。

 いろいろな天気予報サイトがあるけれど、今までの、特にイベント開催の時の予報はある法則に従おうと決めました。

 「一番好天予報しているサイトを信じる」です。

 まあ天気予報はだいたいが悪い方に、つまり怪しいなら雨予報とかになりがち。そりゃ晴れです!と予報していて雨降ったら予報恨むし、雨です!と言ってて晴れたらああよかったとなるもん。

 なので今のところ今週末は「雨は降らん」で行きます。

 あとはみんなの気合いと祈りで青空のもとライドしているイメージを強く持ちましょう。ガンバ!


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