車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

白山比咩(しらやまひめ)神社~其の一 in 石川県白山市

2017年10月11日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

白山市三宮町に鎮座される「白山比咩(しらやまひめ)神社」。式内社で加賀国一宮。全国に2,000社以上ある白山神社の総本社で「白山(しらやま)さん」「白山権現」とも称されます。御祭神は『白山比咩大神=菊理媛神(くくりひめのかみ)・伊邪那岐尊・伊弉冉尊』

【神代の昔、霊峰白山を神体山とし「いのち」の祖神:白山比咩大神 を奉斎したことにはじまる。創建は崇神天皇七年(紀元前91)と伝える。 養老元年(717)僧泰澄による白山の開山で修験道が盛んとなり、加賀・越前・美濃の三馬場が開かれ隆盛を極めた。文明十二年(1480)の大火により堂塔伽藍悉く烏有に帰し、末社三ノ宮の鎮座地である現在地に遷られ、本宮鎮座の地と定めた。明治維新後「下白山」を本社、「白山天嶺」を奥宮とし 国幣中社 となる。全国に奉斎されている三千余社の白山神社・白山社の総本宮として白山信仰の中心をなしている。 】公式HPより

  

深い森木立の中、澄み切った空気の中に上る石段参道。差し込む光の柔らかさが、足の痛みを包み込んでくれるような不思議な心持。

二の鳥居脇、石段参道の下より神域を守護されるのは、昭和25年(1950)奉納の狛犬さん一対。 吽形さんのお顔は、角と言い横に大きな口と言い、まるで加賀獅子の様な顔つきですが、阿吽ともにおだやかで優しげで・・特に阿形さんの笑顔には癒されました。

石段を登り三の鳥居を潜った先に大きく開け放たれた御神門。

切妻造、総檜造りの優美な外拝殿は、もと拝殿として大正九年(1920)に建築。昭和57年の増改築で外拝殿となり、直会殿・幣拝殿から、三間社流造の本殿へと続きます。本殿のお姿を見る事はできませんが、いずれも県有形文化財に指定されています。

白山の主峰「御前峰(ごぜんがみね)」に鎮座される「奥宮」は、一般人にはとてもお手軽に立ち寄れる場所ではありません。そのため「白山三山(御前峰・剣ヶ峰・大汝峰)」を模した岩を祀って「白山奥宮遥拝所」とし、毎月1日と15日の月次祭(つきなみさい)に、神職による遥拝が行われます。

鳥居の内より神域を守護される招魂社系の狛犬さん。どうぞしっかりと「しらやまさん」をお守りくださいね。「しらやまさん」・・なんてはんなりと優しい呼称だろう。

神門内の神馬舎には「白山比咩大神を乗せて白山に登拝する白馬」の木像が奉納されています。白山麓の大欅を素材に奉製された白馬、その絢爛豪華な装飾に思わずウットリ(笑)

古代から、農作を約束する水の恵みの神の「神体山」として遥拝されてきた「白山(しらやま)」。それはまた農耕の神としてだけでは無く、沖に漁する民にとっての標であったと伝わります。明日は、参拝を終えての境内散策で見つけたあれこれの紹介です。

参拝日:2011年10月12日&2015年10月20日

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「白山」、御前峰(ごぜんがみね)(標高2,702m)・剣ヶ峰(2,677m)・大汝峰(おおなんじみね)(2,684m)の「白山三峰(白山三山)」を中心とした周辺の山峰の総称。

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