goo blog サービス終了のお知らせ 

車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

乙劔(おとつるぎ)神社 in 石川県白山市坂尻町

2017年10月14日 10時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

石川県白山市坂尻町に鎮座される「乙劔(おとつるぎ)神社」。御祭神は『彦火火出見尊、菅原道真』

「創立の年代は詳らかではないが、往古に神剱が天より降って、この地の妖異をはらって族人の苦悩を救ったといわれる。本殿と弊殿の間に石清水が湧出していて小池があり、鯉などが遊泳し神徳に浴している。明治19年11月8日に乙剱社を乙剱神社に改称した。」石川県神社庁HPより

拝殿前より神域を守護されるのは大正九年九月建立の加賀逆立ち狛犬狛犬さん一対。石工は、この加賀に多くの逆立ち狛犬を残した『福島伊三次』。ご亭主殿ご贔屓の石工さんです。

角を持つ吽形さん。口中に玉を含む阿形さんの黒い目、玉が嵌めこまれていたのか、単に光の加減なのか・・・

拝殿の縁より神域を守護されるのは、何故か真っ黒な狛犬さん一対。文久元年(1861)五月生まれなのでしっかり良いお年です(笑)。

角を持ち、ニヒルに口角を上げる吽形さん、楽しそうに笑う阿形さん。黒い体に真っ白な歯がとても印象的。

拝殿から奥へと延びる渡り廊下、その先に御本殿。どうやらそちらにも心惹かれる狛犬さんがいたそうですが・・・・後の祭り(^^;)

参拝を終えて石段を下る時、木立の間から溢れてきた光。時間的に何も不思議では無いのに、心が洗われるような清々しさに手を合わせ、境内を後にしました。

参拝日:2011年10月12日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小柳(おやなぎ)八幡神社 in 石川県白山市

2017年10月14日 09時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

石川県白山市小柳町に鎮座される「小柳(おやなぎ)八幡神社」。御祭神は『応神天皇』。社頭には「村社 小柳八幡神社」の社号標在り。

「創立の年月不詳。小柳の民家は鶴来往来によって東西に分かれている。もと二社ありて共に応神天皇を鎮斎したが明治40年合祀。」石川県神社庁HPより

鬱蒼と影を落とす木々の中に切妻造の拝殿

拝殿前左右より神域を守護されるのは、昭和十一年(1936)五月建立の加賀獅子狛犬さん一対。吽形さんは角を持っています。

口角を上げて牙を覗かせる吽形さん・・・かなり怖い顔の筈ですが、見る角度によっては意外と可愛らしく見えるから不思議。

参拝日:2011年10月12日

白山市の締めくくりは、時間的に急かされての参拝となった五箇所の神社。画像が少ないのが難ですが、本日より五社連続で紹介です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶴来地区・ぶらっと散策~其の二 in 石川県白山市

2017年10月14日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

白山市鶴来本町、北陸鉄道石川線の終着駅「鶴来駅」。昭和2年に竣工された駅舎内には、旧金名線の方向板や計器類などの展示コーナーもあり、鉄道好きには垂涎物のあれこれが、そうでない人にもそれなりに楽める場所です。

駅舎横には、大正8年6月に建立された『木尾久雄・栗田末松』顕彰碑。「志以起業義以利用於是乎其功以・・・」で始まる難読な碑文が刻まれています。木尾氏はこの鉄道の創始者だそうで、文字だけを拾って察するに、石川線建設開業に尽力した人物のようです。

「電車で行く、シアワセくくり旅 恋の白山さん」。野町駅から鶴来駅まで電車に乗って、縁結びの神社「白山比咩神社」(しらやまさん)にお参りし、鶴来の町並みや文化・歴史・味覚・パワースポット・人とのふれあいを堪能する旅の切符「恋の白山さん」のフレーズ。やたらと目に付きだした聖地巡礼の一つかもしれませんが、悪くないデザイン(笑)

それにしてもこんなに素敵な駅舎にめぐり合えるなんて、全くの想定外。そもそもブログ用に白山市鶴来支所の写真を撮るのが目的だったのに、まさかその目の前にこんな建物があるとは!!もの凄~~く得した気分。

霊峰白山を源とし、約70kにわたり白山市から金沢平野を流れ、日本海に注ぐ手取り川。 豊かな恵みをもたらす川は、又時として、甚大な被害を及ぼす暴れ川にもなりました。明治時代、その暴れ川の分流として、総延長140kにもおよぶ「七ヶ用水」がつくられました。その工事に多大な貢献をし、影響を与えたのが『枝権兵衛』。彼は、安定した用水路への取水にその生涯と全財産を費やし、地域に多大な恩恵を与え「七ヶ用水の父」と呼ばれました。その彼の銅像が、白山市立の二つの小学校の校庭に建立されています。

白山市日御子町、細い路地の先に「手叩き清水」と書かれた案内板と小さな井戸があります。案内板には、霊峰白山の開祖『泰澄(たいちょう)大師』が、そこを叩くと湯が湧き出たと伝えられています。で・・案内にある「そこ」とは、この井戸の事なのか・・違うのか。その湯は枯れてしまったのかどうなのか、全て謎の不思議な名所(^^;) 井戸に耳を近づけてみても、どんなに耳を澄ましても水の流れる気配さえ聞こえません。

井戸の横には「手叩きの清水守本尊・不動明王尊」が安置された小さな堂宇。 伝記に「昔行脚の名僧、石不動尊を寄進し、堂宇を建立、安置して去れり」とあります。

井戸の傍ら、自然石の句碑は『井田柳泉』【 霊泉を 守り育てつ 与祢の秋 】

お不動様と並んでもう一つ「薬師如来像」を安置した同じ様な大きさの堂宇があり、その右手に『小谷蓮舟』の句碑。裏には「昭和三十九年霜月・小谷 潔」とあり、蓮舟が自費で建てたものと云われています。

【 手叩や 御山者(ほ)る可耳(かに)湧清水 】

訪問日:2015年10月20日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする