車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

石廊埼(いろうざき)灯台 in 静岡県南伊豆町

2018年11月12日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

ワイワイと取り留めないお喋りをしている間に、車は石廊崎遊覧船発着場の駐車場に到着。 駐車料金500円也を支払ったら、いよいよ本日最後の立ち寄り地「石廊埼灯台」へ。
右側手前に見えている白い手すりの所が結構急な石段で、まずはここが灯台へ向かう最初の難関。

階段を登り切った先も、当然ながら容赦ない坂道・・歩いても歩いても目の先には坂道(;_;) やっぱり諦めたほうが良かったかも・・と、胸の中で弱音を吐きつつ、それでも振り返った先に見える坂道をここまで歩いて来たのにと、ありったけの負けん気でひたすら歩き続けます。

眼下に見える「石廊崎漁港」がどんどん小さくなってゆきます。もう少し・・・多分・・あと少し・・ガンバレ!ワタシ!(笑)

時々ご亭主殿が下の方を指さし「あれは何だろう?」と尋ねてくれる。多分気持ちをリラックスさせようという思いやり。で、前のめりの体を起こし、指さす方を見れば・・「ああ、あれは多分鳥の巣。そうだね鷲か・・トビかな?」

ふっと見上げた岩山の上、あそこに鷲がいるよ!」、どれ?あ、本当だ。巣から離れているという事は、警戒しているのかな?襲ったりしないか?」丈夫、よほど近づかない限りむこうもじっとしてるよ。」漁師だった父が教えてくれた昔々の話を、私が貴方にするなんてね(^-^)

暫く進むとごつごつした岩に囲まれた、エメラルドグリーンの海がさっきよりも大きく見えてきました。 このあたりの岩場は、約40万年前の海底火山の噴火によって形成された溶岩流で出来ているとか。 さらっと40万年とか書いてますが、北東シベリアでマンモスが誕生したとされてる頃の話(笑)

ああ、ねぇ、灯台が見えて来たよ!!ほらあそこ!!

すれ違う人たちの「もう少しですよ」の声。やっと石廊埼灯台まで3分の道導が見えてきました。

灯台の事務所らしき建物は「石廊埼特別地域気象観測所」

平坦な場所に出たところで息を整え、ともかくも「石室神社」の鳥居に一礼し先に進みます。

細い路地のような道を抜けて・・・目の前に見えるのは間違いなく海!

伊豆半島の最南端「石廊崎」に立つ白亜の「石廊埼灯台」。感動的なシチュエーションです(笑) 目の前に広がるのは壮大な太平洋、孤高の戦士のように、ただ静かにそこに存在する一基の灯台。

妄想の中で物語りはどんどんと進んでいき、いつしか足の痛みも忘れて最高にご満悦(笑) あいにくと灯台の敷地内への立ち入りはできませんが、元々その美しい外観が見たいだけなので私にはこれで充分。

柵で囲まれた灯台の右手に、海に向かって進むかなり急な遊歩道が見えています。 どうやら、海蝕洞窟に建てられた「石室神社」への参道らしいのですが、流石にこれ以上は(^^;)

行きは良い良い帰りは・・・人間なんでも引き際が肝心(笑)欲張っても良い事はありません。それよりもほら、ここから見る海と岩山の素敵なコラボ、もう次々と物語が生まれてきそうじゃない(⌒∇⌒)

角度が見せた面白い悪戯・・さてさて、これを何と説明しよう(笑)

端っこ大好き二人、伊豆半島最南端の灯台も無事に見ることが出来、後は下って帰るだけ。 名残惜しさを捨てきれず最後にもう一度と振り返えれば、まるで待っていたように漁船が一艘。

楽ではなかったけれど、その分満足感は最高!いつかまた・・そう、いつかまた来れたら良いね。

訪問日:2011年11月9日

 

コメント
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