旧磐田郡浅羽町(あさばちょう)は静岡県遠州中部の太平洋に面していた町です。浅羽とは、岸の近くや川の瀬などの、水深の浅い場所を意味します。袋井市、磐田市、福田町、大須賀町に隣接。
日本一のメロン生産地として知られる浅羽。一つの果実に、「1本の木の全栄養」を注ぎ込んで初めて誕生するという「クラウンメロン」。浅羽町は、マスクメロンの中でも最高級品として知られる「クラウンメロン」の生産地としても有名です。「町の木:黒松」「町の花:ツツジ」「町の鳥:ツバメ」を制定。画像は、浅羽支所前に整備された、軽便鉄道駿遠線をテーマにした「浅羽記念公園」
明治22年(1889)、町村制の施行により山名郡幸浦村・東浅羽村・西浅羽村・上浅羽村が発足。
1896年、郡制の施行により磐田郡・山名郡および豊田郡の大部分、長上郡の一部の区域をもって、磐田郡が発足。
1955年、磐田郡幸浦村、東浅羽村、西浅羽村、上浅羽村が合併し、磐田郡浅羽村が発足。
1956年、浅羽村が町制を施行、磐田郡浅羽町が発足。
2005年、袋井市と合併、現在に至っています。
マンホールには「浅羽の【a】をデザインしたシンボルマーク」「メローなまち あさば」、周囲に「メロン」が描かれています。「メロー」とは、果物などが熟している・香りや甘みが豊かな様子・を意味します。(袋井市浅羽支所付近のタイル歩道上に設置。)
昭和35年4月1日制定の町章は「頭文字の「ア」を図案化したもの」です。
上水道関連は自治体章つきの制水弁。
浅羽町独自の蓋ではありませんが、袋井市、磐田市を中心とする「中遠水道」のマンホール。
浅羽支所付近に設置されていた「建設省国土地理院」の「水準点 基本」のハンドホール。
やはり支所近くで見つけた「千葉県富津市の制水弁」。いわゆる越境蓋と呼ばれるものです。
最期は支所近くの樹木カバーにあった「ぼたん」。旧浅羽町の花は「ツツジ」で、町の木は「黒松」・・普通こうしたモノにも、自治体の花木がデザインされるのですが、もしかしたら樹木カバーも越境でしょうか?
撮影日:2011年11月16日&2016年12月15日