一部のコアなファンしか受けない規格マンホールですが、デザインの無い鉄の蓋にも沢山の歴史が込められています。
昭和42年(1967)10月1日制定の市章は「倉敷の「クラ」を図案化したもので、横へ広がる翼は瀬戸内経済圏の中核都市として、産業・文化・観光の調和ある住みよい理想都市を目指して飛躍発展する姿を表します。また、円は市民の団結と融和を象徴しています。」公式HPより
上下、同じに見えるマンホールですが、下のマンホールには沢山の穴が二周に渡って開けられており、このタイプは雨水用として設置されます。
下の二枚は、児島市の路地を探索中に見つけた旧倉敷市・市章の雨水用マンホール。こうした古い蓋が見つかると、それが残されていた事に感謝したくなります。
明治27年(1894)制定の市章は「「倉」の文字を図案化」したものと思われますが、詳細は不明。
旧倉敷市章の量水器が登場したところで、上水道関連の規格蓋。
規格蓋だけではあまりにも色気が無いので😄「水道局イメージキャラクター・くらっぴぃ」が登場する消火栓・仕切弁・空気弁。
白壁の蔵と懐かしい消防車がデザインされた消火栓。キャラクターも悪くありませんが、こんなシックなデザインがあると、足元を見るのが楽しくなります。
倉敷市所属の、くらしき環境キャラクター『くらいふ』。暮らしやすい倉敷をつくりたいとの願いから誕生しました。
最後は明治43年(1910)に設立された「岡山ガス」社章の表記された角蓋。供給区域は、岡山市・倉敷市・赤磐市・玉野市・総社市・早島町です。
撮影日:2009年9月21日&2010年8月10日&2013年7月26日
撮影日:2016年8月17日&2017年4月3日
倉敷市には、地区によって全く別のデザインマンホールが存在します。旧倉敷市内の紹介が終わったら、順次紹介していきます。