倉敷市藤戸町天城に鎮座される「廣田(ひろた)神社」。御祭神は『天照皇大神・大國主命』。
由緒「当社は瀬戸内海沿岸の漁師が篤く崇敬した。古来から脳病に特異な御利益があり、当時最も多く食していた「エイ」という魚を食することを断って祈願したということから今でも脳病平癒の祈願が多く、エイの額や紙に書いたものが奉納され続けている。 また、池田公の墓地につらなり、池田公が墓参に際して祈願し、休息された。」岡山神社庁HPより
参道〆柱の前より神域を守護されるのは、昭和9年(1934)6月吉日建立の、玉乗りと子連れの狛犬さん一対。阿形さんの玉は今にも落下しそうな危なっかしさ・・・真似しちゃダメですよと子狛の目を塞ぐ吽形さん。
参道の先に一の鳥居、その先に割拝殿の神門。そこから真っ直ぐに拝殿・本殿へと続きます。
根性はあるのですが体力が付いていかない私😓。〆柱の近くで待機することになり、ここから先はご亭主殿にお任せ。
唐破風の拝殿屋根においでになるのは、御祭神の『大國主命』と同一視される大黒様。大きな俵の上に立ち、打ち出の小槌を振るっておられます。
留蓋の上からその様子を見る海亀さん・・何となくちまっとした感じですが、顔つきは結構凶暴😆
社殿内には脳病平癒の祈願として、エイの額や紙に書いたものが奉納され続けていると言う事で、どんな風なんだろうと期待していたのですが・・。ご亭主殿曰くでは、それらしき物は見当たらなかったとの事。今はそうした風習も廃れてしまったのでしょうか。
参拝日:2010年8月10日