今から15年前、義姉たちと一緒に「倉敷チボリ公園」に行った事があります。今Wikiさんで調べると「かつて岡山県倉敷市寿町(JR倉敷駅北口前)に所在した公園、都市型テーマパーク。」と紹介されています。
1997年、旧倉敷紡績(クラボウ)倉敷工場跡地に開園された「倉敷チボリ公園」。モデルとされたのは、デンマークのコペンハーゲンにある世界最古のテーマパーク「チボリ公園」。園内にはデンマークやアンデルセンをイメージしたアトラクション、庭園、ショップ、レストラン、劇場などが点在していました。
しかし諸々の事情と経営難が重なり、2008年12月31日、わずか11年で幕を下ろします。今こうして当時の画像を見直してみると、あの綺麗な建物はどうなったのだろうか?あの素敵な銅像は今何所に置かれているのか・・気にかかります。
チボリ公園のシンボル的キャラクターだった「おもちゃの兵隊さん」。ショップでもアトラクションコーナーでも人気者だったよね。
閉園後、倉敷市は跡地の再開発を行い、2011年11月23日「倉敷みらい公園」をオープンさせました。倉敷駅北口から見る「アンデルセン広場」。その中心にはおとぎの世界の時を刻んだ「からくり時計」が、今も時を刻んでいます。
訪問日:2006年5月4日
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おとぎの世界の建物は、わずか11年で姿を消しましたが、普通に人々が生きていく町並には、長い歴史を生き抜いてきた建物が残されています。倉敷市鶴形に残る「日本基督教団倉敷教会教会堂」は大正12年(1923)に建てられた登録有形文化財の教会建築。まるで小高い丘の上に立つ聖堂を連想させます。
木造一部コンクリート造(木骨コンクリート造)三階建、カラーベスト葺で、建築当時の様相を極めて良好に残し、町の景色に溶け込んでいます。設計者は文化学院の創立者として知られる『西村伊作』。大正、昭和を代表する建築家としても知られています。
四脚門の山門は「浄土宗 誓願寺」。マンホールサミットでの時間待ちに気になりながら、結局参拝できなかったお寺。
ああ・・そういえばこの飾瓦はどこにあったんだろう?どうして建物の写真が無いのか忘れてしまったけれど、こんなに綺麗な宝袋の飾瓦はきっと初めてだと思う。
「林源十郎商店発祥の地」と書かれた自然石の石碑。個人のお店なのですが、倉敷においてはかなり有名な店舗のようです。
あれもこれも、忘れ難い思い出の中の一コマ。記憶の中に鮮明に息づく景色、ゆらりと薄いヴェールの向こうに見え隠れする景色、時の向こうに残るそれらの全てが、もう一度ここにおいでよと手招きしています。
訪問日:2013年7月26日&2017年4月3日