倉敷市児島味野、ジーンズストリートの一画に鎮座される「天神宮」。御祭神は『菅原神』。
由緒「当社の創建は応永14年(1407)といわれる。岩崎(巌崎)五郎左衛門なる者が阿波国三好郡より菅原道真公の神霊を奉戴し舟で尾首坂(字疫神上)というところに着いた。(舟が着いたところをこののち天神川というようになった)そこに神霊をお祀りしたが、その後文明4年(1472)に現在の鎮座地である柘榴浜(ざくろはま・磯辺)に移したという。」岡山神社庁HPより
鳥居から真っ直ぐの正面には、明治15年(1882)再建の、唐破風付き入母屋造りの拝殿。 懸魚には伸びやかに尾羽をくねらせる鳳凰の彫刻。
拝殿〆柱の前より神域を守護されるのは、いわゆるお獅子顔の狛犬さん一対。台座に不釣合いの石の白さから、比較的新しく再建されたものと思われます。
一間社流れ造りのご本殿、玉垣前の左右より神域を守護される神牛さん一対。ゆったり優雅に・・そう言えば立っている神牛さんってみた事ないかも・・
「亀」を連想させる手水鉢。自然石が見せる吉祥の形は、こうして寺社などに奉納される事が多いようです。
境内には、寶暦年間の奉納と思われる立派な手水鉢もありますが、手水として使用できる水が見当たりません。
境内入り口近く、右手に祀られていた「地神様」。ここまで厳重に足場を固めないといけない何があったのでしょう?
参拝日:2017年4月5日