倉敷市児島塩生に鎮座される「塩生(しおなす)神社」。御祭神は『素盞烏命』と思われますが確証はありません。
塩生(しおなす)の名は、古来よりこの地が塩の生産地であった事に由来し、今でも地面を掘り下げていくと、古い塩田の跡が見つかる事があるそうです。
鳥居を潜り、真っ直ぐ石段参道を登った先に建つのは、唐破風屋根の拝殿。
〆柱の前より神域を守護されるのは昭和13年(1938)『石井豊二』建立の狛犬さん一対。全体的にすっきり整った端正な顔立ちです。
「しっかり前を向いて生きていきなさい」、そんな言葉が聞こえるような吽形さんと子狛さん。子狛連れの狛犬さんと言うのは、総じて穏やかで何ともいえない優しさがにじみ出ている様に感じるのですが・・作者の思いも同じなのでしょうか?
「境内社:疫神宮」。秋の大祭「べちゃ祭り」は、こちらに鎮座される御祭神が主役なのかもしれませんね。
知る人ぞ知る児島塩生(しおなす)の奇祭「べちゃ祭り」。通称「べちゃ」と呼ばれる『鼻高(はなたか)』が、笹で子どもたちを全力でたたくそうで😱、逃げ回る子供たち、それを見守りつつ笑う大人たちの構図は・・怖いけど見てみたい😅
参拝日:2017年7月3日