岡山県瀬戸内市長船町八日市に鎮座される「八日市(ようかいち)八幡宮」。御祭神は『仲哀天皇・応神天皇・神功皇后』
由緒「備陽国誌及宝暦11年(1761)神社書上帳、その他寛文11年(1671)神社改帳に八日市八幡宮とある。池田家所蔵文書に、明治3年庚午書上神社明細帳六 邑久郡の部 備前国邑久郡八日市村鎮座 八幡宮社地弐反八畝外に宮籔林二反共境内除地とある。」岡山県神社庁HP
こちの神社、前日のブログで紹介した「宇佐八幡宮」の奥様から紹介されました。お話では、非常に古い(もしかしたら県下最古かも)随神がおいでになり、学術的にも価値が有るとのこと。
非常に古い・・の言葉通り、どれほどの年代を重ねたのか・・・お一方は、すでに随身の形をなくしかけておられます・・・文化財なので修復がなされなかったのか、それともすでに手遅れだったのか。なぜここに至る前に何らかの手が打てなかったのか・・素人の私には知る良しも有りません。
御神木と思える木々が、照りつける日差しを遮って大きく影を落とす広い境内。
留蓋の上で天を仰ぎ見る人物は、はたして誰でしょうか?この飾瓦がどの屋根にあったものなのか、すっかり記憶から抜け落ちている。
境内一角に「社日碑」・・社日碑は産土神(生まれた土地の守護神)を祀る碑。
境内社二社、御祭神不明。
神社参拝の一番の楽しみは、素敵な狛犬さんに出会う事です・・・が、良い狛犬さんが居たと知人から聞いていたのに、いつの間にか大量生産某国のコピー狛犬に変わっていました。ご亭主殿のガッカリは半端無かったようです。本来は紹介しないこの狛犬さんを敢えて載せたのは・・先代さんの行方がどうしても気になったから・・誰か知りませんか??
参拝日:2010年5月7日
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瀬戸内市長船町福岡に鎮座される「妙見堂」に素敵な備前宮獅子がおいでになるとの事で瀬戸内市在住の義姉に同行しました。
「「妙見さん」という呼び名で親しまれている妙見菩薩は、北斗七星または、北極星を神格化したものとされています。妙見菩薩は、災害を除き土地を守り、人々の幸福と寿命と武運を増す菩薩であり、星の信仰から海上安全の神、海上貿易を営む商人の信仰する商売の神、また「妙見」という名から眼病平癒の神として信仰を集めてきました。有名な「伊勢の妙見さん」は、大阪府能勢町にある日蓮宗真如寺の妙見堂のことです。福岡の「妙見さん」は、台帳によると、嘉永3年(1850)2月、霊夢により勧請され、明治20年(1887)、有志により講(水運講)が結成され、以後引き続き講が開かれてきました。戦時中はことのほか厚く信仰され、出征兵士の武運長久が祈られました。~後略」境内案内より
お堂の前より境内を守護される備前宮獅子さん一対。体には明治二十五年六月吉日の文字が刻まれています。体の至る場所に修復の跡が見られるのは、それだけこの獅子狛犬が大切にされている証し。
参拝日:2012年2月25日