車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

荒神社 in 岡山県早島町前潟

2021年10月09日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岡山県

早島町前潟に鎮座される「荒神社」。御祭神は『火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)』

〆柱のうちより神域を守護されるのは、柔らかな毛先を思わせる狛犬さん一対。独特の幼さを感じさせる風貌は獅子のようにも見え、その四肢は力強く台座を踏みしめています。

境内に由緒等は無く創建等は不明。荒神信仰は、西日本、特に瀬戸内海沿岸地方で盛んだと言われています。各県の荒神社の数を挙げると、岡山がダントツの多さで200社、次いで広島140社、島根120社(兵庫:110社、愛媛:65社、香川:35社、鳥取:30社、徳島:30社、山口:27社)のように中国、四国等の瀬戸内海を中心とした地域が上位を占めています。

境内には小さな石の祠が鎮座されていますが、これも地荒神と呼ばれる神の社でしょうか。

荒神社の近くに祀られていた地蔵様、それが荒神社と共に祀られたものであるのか、全く別の意図で建立された像なのか不明。

お地蔵様の側には「吉備津稲荷・金毘羅由加田の口」への道標が残されています。撫川から早島を結ぶ道は「鴨方往来」と呼ばれていましたが、この道標もその名残かもしれません。

境内入り口にあった「舟本津出場(港)跡」の案内には、かって早島町が、い草=早島とされるほどの全国的な知名度を誇った頃、この港からい草を加工した畳表などが積み出された事。汐入川を何艘もの帆掛け舟が出入りしていた為、相当の賑わいがあった事などが、古地図と共に記されています。

参拝日:2010年8月10日

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