名古屋市緑区有松に鎮座される「有松天満社」。御祭神は『菅原道真公』。
「寛政初期に祗園寺の四世文章卍瑞により現在地に遷座され、文政七年に現在の八つ棟造りの社殿が建立されたと云われてる。天満社の山頂には、奉還に先立ち数千人より捧げられた詩歌文章が埋納されたことから「文章嶺(ふみのみね)」と称されている。」名古屋市公式観光サイトより
境内二の鳥居
二の鳥居左右より神域を守護されるのは、岡崎現代型狛犬さん一対。基本的にこのタイプの狛犬さんは紹介しないのですが・・・まぁ、折角なので
神池に架かる神橋
下界の明るさを遮るように大きく枝を広げる御神木の楠
長く急な石段参道。その左右には沢山の石灯籠や有松絞りの幟旗が奉納されています。
参道途中、山肌に抉られたような一画があり、注連縄が張られています。どういった場所なのか気になりましたが、特に説明はありません。
参道の先、御神門前左右より神域を守護されるのは岡崎型狛犬さん一対。吽形さんは仔狛の背中に手を、阿形さんは毬の上に手を重ねています。
お日様の日差しを一杯に浴びた拝殿。
拝殿近くより神域を守護されるのは、小さいながらも凛々しいお顔立ちの常滑焼狛犬さん一対。場所的に左右向かい合う形の画像は無理でした。
拝殿屋根には御神紋の「梅鉢紋」
留め蓋瓦には高く足を上げて飛び跳ねる飾り瓦の獅子一対。並べ方の所為ですが、楽しくてたまらないと言いたげに顔を見合わせて笑っておいでです。
一歩下がって拝殿前左右より神域を守護されるのは、昭和6年奉納の岡崎型狛犬さん一対。吽形さんの右足に仔狛が縋りついているのが可愛らしい。
拝殿の奥に八つ棟造りの御本殿と「鷽(うそ)」の像
天神様と言えばお牛様。道真公が丑の年(845)・丑の日・牛の刻に誕生された事に因むとも、また大宰府で生涯を閉じられた道真公の亡骸を牛車に乗せて運ぶ途中、牛が伏して動かくなくなりその地に埋葬された事から、牛は天神様のお使いであるとして天神社に祀られることになりました。
本殿近くにある「鷽」の像。公式HPには「鷽は道真公の愛鳥だったと伝えられている。ある時、道真公が大切な神事を行っていた際、無数の蜂が襲来。そこへ鷽が飛来して蜂をすべて食べ尽くしてくれた伝説から、鷽は「災いや悪事を嘘(鷽)に変えてくれる」と言われるようになった。これに因み、天満社では「ついてしまった嘘や災いを、真や幸運に変える縁起物」として祀り伝えている。」
参拝日:2011年9月23日
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