旧多紀郡今田町(こんだちょう)は兵庫県中部に位置し、六古窯の一つ「立杭焼」で知られた町です。町域には「立杭陶の郷」「兵庫陶芸美術館」があり、例年10月に開催される「丹波焼陶器まつり」は、窯元めぐり市など陶芸に親しめるイベントが盛り沢山です。また今田町今田新田にある天台宗寺院「西方寺」は、樹齢600年のサザンカの寺として知られています。「町の花:サギソウ」を制定。
明治22年(1889)、町村制の施行により、多紀郡今田村が発足。
1960年、今田村が町制を施行、多紀郡今田町となる。
1999年、篠山町・丹南町・西紀町と合併し、篠山市となりました。
マンホールには、町章を中心に「立杭焼の器」と「町の花:サギソウ」がデザインされています。
昭和27年制定の町章は「「今田」を図案化し、中央の三角形は和田寺山を表したもので、今田村章として制定され、町制施行後に継承。色は「今田」の部分は金色・三角形の部分は緑色が指定されています。」合併協議会資料より
撮影日:2017年9月4日
ウィキによれば丹波立杭焼は「登り窯により最高温度約1300度で50〜70時間も焼かれるため器の上に降りかかった松の薪の灰が、釉薬と化合して窯変、「灰被り」と呼ばれる独特な模様と色が現出し、また炎の当たり方によって一品ずつ異なった表情を生み出すのが丹波立杭焼の最大の特徴である。」
とのこと。
窯業の場合、脂を多く含み火持ちがいい松が燃料として使われることが多いようですが、丹波地方のダムや溜池を回るととにかく関係者以外入山禁止の「マツタケ山」を各所で見かけます。
もちろん焼き物は土が一番なんでしょうが、松林の存在も窯業が成立する条件の一つなのかな?
そういえば備前や信楽、瀬戸辺りも松林が多い気が。
でもって、昔はよく松茸狩りが出来たと近所のおっちゃんたちに聞かされた事があります。
最近は滅多に採れなくなってしまったと嘆いていましたが(^^;)
焼き物は主人が好きで、故郷の備前は言うに及ばず、有田・伊万里・信楽・瀬戸と行きましたが、何故か立杭焼だけは見損ねたまま。
近くまで行ったのにも、今更ですが残念です。