丹波市(たんばし)は兵庫県東部の内陸部に位置し瀬戸内海と日本海のほぼ中間部の山間に位置する市です。2004年11月1日、氷上郡柏原町・氷上町・青垣町・春日町・山南町・市島町が合併して発足しました。丹波篠山市、西脇市、朝来市、多可町、また県を跨いで京都府福知山市と隣接。市名は、市域がかつて丹波国の一部であった事に由来。加古川水系の最上流、由良川水系の最上流に位置し、北海道と末端部を除けば日本で一番標高が低い中央分水界がある事や、子午線(東経135度線)が通る事でも知られます。「市の木:もみじ」「市の花:カタクリ」を制定。
キャッチフレーズは「人と自然の交流文化都市」
マンホールには丹波市のマスコットキャラクター『ちーたん』が、兵庫県の中の丹波市を指す様子がデザインされています。
2004年11月1日制定の市章は「丹波市の将来像である「人と自然の交流文化都市」をデザインし、未来への発展をイメージしています。 中心部で人が、両手を広げた形で「みどり」を表し、人と自然が融合する豊かな未来を象徴しています。 また、全体は丹波市の「丹」をイメージした力強い線で市章にふさわしい重み、緊張感を表現しています。」公式HPより
「丹波竜マスコットキャラクター『ちーたん』は1億1000万年前に生まれた市のPR特命大使。 体の模様は地球の歴史とともに生まれてきた地層をイメージ。 「ち」は地層、地球、いのちなどを、「ー」は長く、永遠、「たん」は丹波、誕生、まごころなどを意味しています。」公式HPより
丹波市春日町東中(ひがしなか)集落周辺は「丹波大納言小豆発祥の地」として古くから知られています。丹波大納言小豆マスコットキャラクターとして誕生した『丹波のあずきー』。ちなみに何で大納言なのか?ですが、実は大納言と言う位は、殿中で抜刀しても切腹しなくても済む事から、煮ても腹の割れない小豆に大納言の称号が与えられたんだそうです。
撮影日:2014年11月19日&2019年12月21日
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2019年12月14日、第11弾として全国61自治体で種類(累計自治体種類)の マンホールカードの配布が 開始されました。「丹波市」のマンホールカードは、「丹波市観光協会:かいばら観光案内所」でいただけます。
2018年に設置開始されたマンホールには「丹波竜のちーたん」と「虫眼鏡」がデザインされています。
「兵庫県丹波市は、2004年に氷上郡6町が合併して誕生しました。 このデザインは下水道をPRするため、2017年に全国から募集し、採用された作品です。 丹波市は兵庫県中東部に位置し、日本一低い分水界があり、下水道は日本海と瀬戸内海に流れます。 そんな丹波市を知り、訪れていただくため、兵庫県のどの辺りに位置するのかを、丹波市のゆるキャラ「丹波竜のちーたん」(2006年に白亜紀時代の地層から恐竜化石が発見され、その地層から発見された丹波竜のマスコットキャラクター)が虫眼鏡で丹波市を覗いているデザイン、虫眼鏡の中の6つの配色は旧6町を表します。」
訪問日:2019年12月20日
丹波はもともと「田庭」の字を充てたとありますが、丹波の背後に丹後が控え但馬も元は丹波の一部でしたので、もとは「丹」の国と見るのが妥当でしょう。
では「丹」とは何ぞや?
丹は朱や赤色を表し、転じて赤の顔料の原料となった硫化水銀=辰砂を指します。
日本人に取って赤は太陽の象徴であるとともに先祖を尊び敬う色でもあり、神社の鳥居や柱など神聖な場所は不可欠の色彩です。
今でも日の丸の真ん中は真っ赤な赤。
そして天平期までその原料は辰砂が大半で、辰砂の産地を抑えることが権力者の証でもありました。
地名に「丹」がつく場所の多くは水銀の産地というのはよく知られており、今の福井県から京都府、兵庫県にかけての日本海沿岸には「丹」に関わる地名が横並びし、いずれも水銀の産地です。
これが「丹」の国のもともとの由来では?
一方丹波の「波」は日本海を指すと思われ、丹波とはすなわち朱を産する日本海に面した地域の総称だったものがのちに今の丹波と丹後、但馬に分かれたとみるのが妥当かと思うのですが…。
ああ、それ本当にしっくりと収まる説明ですね。
地名から読み解くその土地、土地の歴史。
良く分からないなりに面白いと思うのです。
特に明治22年の町村制以前の地名なんて、どれもこれも捨てがたい面白さを秘めていますよ。
ただ書きだしたら際限が無いので、町村制施行からに留めていますが(笑)
だから尚更、訳のわからない小じゃれたカタカナ文字の地名は・・・ダメです、愛着がわきません(-_-;)