郡山市小原田に鎮座される「香久山(かぐやま)神社」。御祭神は『大綿津見命(おおわたつみのみこと)・誉田別命(ほむたわけのみこと)』。本来であれば鳥居からの画像なのですが、3月11日の地震により倒壊したとの事。改めて災害のすさまじさに心を打ち砕かれ・・言葉にできない痛みに胸がつぶれます。
由緒「治承4年(1180)、平清盛が天皇・上皇を京よりお連れし摂津福原に遷都のおり、宮廷秘録のうちに吉備津彦命に連なる系譜の人に守られ陸奥へ下向、香久山の地で「八竜神」と呼び宝物を守護した事に始まる。慶長19年(1614)の棟札に「祭神:八竜神社」と記され、村の鎮守として鎮座。寛文12年(1672)・元禄2年(1689)・享保7年(1722)等、造建の棟札が数多く残る。明治二年(1869)に、旧社奉安地の名をとり 「香久山神社」 と改称。」
拝殿額は阿吽の龍に守られ、それを掲げ持つのは二人の力神。これほど凝った拝殿額を見るのは福島県では初めて。
向拝彫刻は不敵な面構えの龍。鋭い眼光はおそらく目に玉が嵌めこまれているからでしょう。
貫には、楽しげにボタンを咥える獅子と・・鼻が切れてしまった象😅。
同じく牡丹の花茎を噛み締める獅子と、更に影の薄い象😅。
ゆったりとした時間が流れる境内、私たちの他に人の姿は無く、ただ緩やかに時間が流れるのみ・・
余談ですが、昭和20年代、西田敏行氏はこの神社の社務所を改築した一軒家で小学校二年~中学卒業までの間を過ごしたそうです。
参拝日:2015年6月25日
おはようございます!
今朝は晴れの札幌。
また1週間頑張ります!
獅子の目が白くて面白いですね!
今日はこれから週一の
ご亭主殿の付き添いです(笑)
彫刻の神獣に玉や胡粉が塗られる例は意外と多いですよ。
一気に生き生きと見えるのも匠の技ですね