車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

灘五郷(御影郷)白鶴&灘泉 in 兵庫県神戸市東灘区

2023年06月21日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

神戸市東灘区住吉南町、白鶴酒造本社に併設する「白鶴酒造資料館」

明治43年(1910)頃に建造し、昭和44年まで本店1号蔵として稼働していた酒蔵をそのまま資料館に転用。日本酒醸造に関する博物館で、入口には新酒の出来を知らせる酒林と注連縄が張られています。

館内では等身大の人形を使った酒造りの様子が再現されており、道具だけとは違って興味深さもひとしお。

別のコーナーでは、蔵元から酒造りの全責任を任された杜氏集団の生活風景が再現されていたりと、一つ一つに驚いたり納得したり。酒は一滴も飲めない私ですが、日本酒の世界って本当に奥が深く、興味をそそられます。

つま先の冷えを防ぐ為に用いられた藁の雪駄「つまご」

「ガラス製の蓋」

「十升瓶」

膨大な酒瓶のラベルの一部

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神戸市東灘区「灘泉・泉勇之介商店」。初代泉勇之介により、明治15年に創業。銘柄「灘泉」は、立地する灘と姓(泉)に由来し、大震災で付近の酒蔵が全滅する中、昔ながらの姿を残す唯一の蔵元と言う事でしたが、生憎と本日休業の看板が下がっており、外観だけの見学となりました。

灘に残る唯一の木造酒蔵をはじめとした建物類は、国指定の登録有形文化財として、また酒蔵の2階は多目的貸しホールとしても活用されていましたが2013年に廃業。地元では酒蔵を残すための署名活動もおこなわれましたが、実を結ぶことなく取り壊されてしまったそうです。

訪問日:2006年9月23日

 


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6 コメント

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蔵元と銘柄 (まっち)
2023-06-21 17:02:31
tibineko様の投稿で拝見して、はて日本酒の酒蔵や銘柄っていったいいくつあるんだろう??
という疑問が生じまして調べたところ
酒蔵は約1400、銘柄は1万以上という数字がありました。
ただこれはコロナ以前のデータなので今はもう少し減っているかも?
ちなみに都道府県別酒蔵数ランキングは1位兵庫、2位京都、3位新潟とある程度度予想通り。
一方下位はというと
鹿児島と沖縄が1か所で最下位、ブービーは2か所の宮崎。
この地域は日本酒よりも焼酎といった土地柄ですね。
あと日本酒の銘柄でよく使われる「何チャラ正宗」
起源は灘の櫻正宗さんで江戸後期の1840年。
当時の当主が京都のお寺でたまたま見た「臨済正宗」という言葉から正宗(せいしゅう)が清酒(清酒)に通じることからこの名をつけたとか?
ただ当時は商標の保護もない時代、各地で模倣が続出し明治期に入って商標登録しようとしたらもはや「正宗」は普通名詞という扱いで却下、頭に桜をつけ櫻正宗としたそうです。
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宮水・伏水 (tibineko)
2023-06-21 18:49:46
灘の宮水、京の伏水、酒処では水が大きく左右しますね。
新潟に車中泊した折は、下越地区の酒蔵にお邪魔させて頂きました。
富山県五箇荘の酒蔵にも行きましたが、水が本当に美味しいんです。酒好きの主人は車の運転があるので試飲はダメ、私は丸っきりの下戸なのでお酒は飲めない。という事で現地で飲むのは仕込水のみ(笑)
良い酒のある所には、良い湧水がある、お水の美味しさに羨ましく思ったものです。
明日のブログは西宮、明後日の灘五郷巡りでは「正宗さんの元祖(笑)」魚崎郷
、更に今津・西と続きます。下戸のまっちさん、今しばらくお付き合いを(^-^)
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Unknown (まかろん)
2023-06-21 21:43:15
酒は呑まないですが、お酒にまつわる文化や
造り手の情熱は豊かなものですよね。

取り壊しは残念です・・。
(他県の者がどうこう言えるものではないですが)


昨日の返信、ほっとしました😅
日本古来の信仰にたいして、無礼だと怒らせてしまうかと心配していました。
(けど、どうしても疑問は疑問だったので💦)

人差し指、大丈夫ですか?
痛いの痛いの、飛んでけー。

LGBT法案に関して、やはり米国の意向が
主な要因だったと聞き、日本はそこまで属国だったのかと今さら愕然としました。

私は親米派ですけど(国防上)、
日本は大丈夫かと心配になりました。


ちょっと時間がないので、この辺で。
指、良くなりますように😊
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モノづくり (tibineko)
2023-06-21 22:23:49
酒に限った事では無いですが、日本のモノづくりは本当に奥が深いです。
何よりも凄いと思うのは、基礎知識をほとんど持っていなくても、素直に楽しめる事だと思います。

日本古来より培われてきた良さ、確かさ
失ってはいけない核の部分
私たちにできる事は何でしょうか・・
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酒蔵めぐり (onecat01)
2023-06-21 22:32:32
tibinekoさん

 神戸の「酒蔵めぐり」を楽しく読ませて頂いています。下戸でも、まるでお酒大好き人間のように説明をされるとは・・、敬服いたしました。

 日本酒は一合、ビールは缶ビール一本、焼酎はウイスキーグラスに6分目で、心地よく酔います。量は多くありませんが、ワインでも何でも飲みます。

 それでも貴方のように酒蔵の見学をして、ここまで簡潔に説明する能力はありません。

 実は神戸の御影に会社の寮 ( 出張者用 ) がありまして、転勤する前何度か利用し、仲間たちと白鶴か、菊正か、記念館も見物しているのに、何も覚えていません。

 痛む指を労りながら、楽しいブログを提供する貴方に、今晩も敬服と感謝 ! です。ご自愛専一に。
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酒蔵巡り (tibineko)
2023-06-22 01:44:51
onecat様
酒蔵に限った事ではありませんが、長い歴史に培われたモノ作りの現場は、道具の一つ一つに先人の工夫や様子が見えるようで、本当に見飽きません。
自分では何も作り出せないので、特にそんな風に感じるのかもしれませんが、そうした場に遭遇できた時の楽しさはまた格別。

人の手のぬくもりが感じられるモノづくりの世界に触れて・・感動したり、感心したり
その気持ちをホンの僅かでも伝える事が出来たなら、こんなに嬉しい事はありません。
いつも温かい言葉、感謝で一杯です。
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