桑名市(くわなし)は三重県の北部、木曽三川河口に位置する市です。2004年12月6日、旧桑名市、桑名郡長島町、多度町が対等合併し新たに桑名市となりました。古来より伊勢国東の玄関口と位置づけされ、七里の渡には「伊勢神宮・一の鳥居」が立ち、東海道随一の宿場町・港町として栄えてきました。
歌川広重「東海道五十三次之内 桑名 七里渡口 」
また、桑名は古くから「鋳物の街」としても知られています。 伊勢国桑名藩十万石の初代藩主となった『本多忠勝公』から 鉄砲製造の命をうけて本格的に始まった「くわな鋳物」。道路に設置されたマンホールは、鋳物製品の代表格かもしれませんね。「市の木:カイヅカイブキ」「市の花:花しょうぶ」を制定。
キャッチフレーズは「水と緑と歴史が育む豊かな快適交流文化都市」
マンホールには、「県指定史跡:七里の渡」と、宮宿へと向かう「七里の渡舟」、長良川~揖斐川にかかる「伊勢大橋」が描かれています。
桑名 保勝會建立「七里のわたし」碑
消火栓にも同じデザインが採用されています。
路上のタイル絵
桑名市無形文化財に指定されている「桑名の千羽鶴」がデザインされたマンホール。
路上のタイル絵
一枚の紙から数羽の連続した鶴を折る独特の連鶴。その技法は、桑名の長円寺11世住職『魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)』によって江戸時代に考案。その後18年の歳月を費やし、現在の折形を完成させました。
古い諺にも謳われる「その手は桑名の焼き蛤」。桑名は江戸の昔から「焼き蛤」が名物で、マンホールにはキャラクター化した「ハマグリ」たちが、市章を中心に輪になっています。
旧長島町デザインマンホール、自治体章が桑名市市章に変わりました。
2004年12月6日制定の市章は「水と緑が交流の輪を描く様子を表現し、その中央にハマグリの姿を描き市の文化や歴史をイメージしました。円満に発展し、快適で住み良い桑名市をシンボライズしています。」公式HPより
仕切弁
空気弁
防火水槽
止水栓
水道メーター
方位表示マンホール
路上タイル「市の花:花しょうぶ」
桑名商工会議所所属・桑名市認定キャラクターの『ゆめ はまちゃん』。木曽三川河口からやって来ました。ゆるい容姿が何ともかわいい、夢見るハマグリの女の子です。
飛び出し注意のキャラクター『くわっぱ』。「わっぱ」は「童(わらべ)」の事で、さしずめ「桑名のわらべ=くわっぱ」かなと解釈しました。本当の所は???のまま(笑)
撮影日:2011年4月9日&2017年3月26日
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新旧のマンホールが数多く混在する桑名市。明日は旧自治体章が有る「旧桑名市」のマンホール紹介です。
この時は、マンホール蓋の写真を撮り始めた頃なので、キレイなデザイン蓋しか撮っていません。
今から考えると残念なことをしました。
ただ、蓋を全て撮りながら歩いていたら、完歩迄もう1週間くらいかかったかも知れません。
旧東海道の町歩き、部分的にですが歩きました。
車を置いての歩きなので、本当に僅かな距離です(^^;)
マンホールは、どこまで集めたら満足できるのか
本当に、突き詰めると際限ないです。
これで終わりと言うことが無いので、なお更です。