山武市松尾町に鎮座される「金刀比羅神社」。古くより船中安全・大漁満足の神とされています。
御祭神は『大己貴命(又の御名:大国主命)・大日霎命(又の御名:天照皇大神)』。
由緒に「創建は後醍醐天皇の御宇、延元二年(1337年)十月と伝えられ、讃岐国・金刀比羅宮より奉勧遷所された。旧八田村の村社。弘治二十一年、当社の北方にある坂田城の城主井田因幡守友胤の信仰厚く、祈願所とす。」
「時代により、数度の社殿の御造営がなされ、寛文年間には武射郡八田村二百余戸の住 民の浄財によって造替された。更に、大正年間に、当時の内務省神社局造神宮司庁技師 大江新太郎博士の境内調査により、昭和四年、総檜造・銅板葺きの大正・昭和の神社建 築異彩を極めた社殿を造営した。これが現在の社殿であり、各地より視察参拝又は神 建築の資料とされた。」と記されます
朱塗りの一の鳥居、石の二の鳥居を経て三の鳥居、先には同じく石の四の鳥居も見えています。
三の鳥居前より神域を守護されるのは、嘉永5年(1852)建立の、可愛い顔立ちが印象的な江戸流れの狛犬さん。あの時は初夏の朝の日差しの中で、より一層その可愛らしい眼差しに心が鷲づかみにされたもの。
それは五年を経た、春の夕暮れ間近かの下でも変わる事無く、そんな時は特に嬉しさが増します。
そうそう、五年前に見たときは、その可愛らしさに思わず体中を撫でまくってしまった事を思い出し、思わずてれ笑い😅 え?!何で照れたのかって?
だって吽形さん・・立派な「おのこ」だったんですもの😆
『金比羅権現』は大天狗の姿で下界に現れ、その羽団扇を自在に操り、暴風をなぎ倒すと言います。 拝殿懸魚に施された「天狗の羽団扇」には、海に生きる民の、海上安全の願いが籠められています。
屋根飾りの「天狗の羽団扇」も同じで、千葉県では珍しい「金比羅神社」の目印のよう😊
そういえば、境内の神池には「天狗の羽団扇」を載せた船が浮かんで(置いて)ありました。 船の大きさ一杯の「天狗の羽団扇」。これならどんな時化も吹き飛ばしてくれそうな気がします。
一般用の絵馬には「金比羅神社」の社殿と昭和に奉納された岡崎型の狛犬さんが描かれています。
そういえば、境内に入って最初に使う手水舎でとても面白い吐水龍に出会いました。 多分、神社関連のどなたかが手作りしたのでは・・と思うのですが・・・
他にも摂社や末社、句碑や頌徳(しょうとく)碑などがありますが、続きはまた明日に。
参拝日:2014年5月19日&2019年3月10日
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