縁結びの神・福の神として名高い「出雲大社(いづもおおやしろ)」。今回はちょっとした「成程情報」を取り混ぜての紹介。まずは意外と知らない人が多い出雲大社の4つの鳥居。車で参拝するとき最初に潜るのが、神門通りの鉄筋コンクリート製の白い大鳥居。高さは出雲大社の本殿より1m低い23m。鳥居の額の大きさは畳6畳分で、我が家の寝室並み(^^;)
続いて、勢溜(せいだまり)の木製鳥居。(勢溜・・人の勢いが溜まる所)。 個人も団体も含めて、参拝者の多くの方たちがこの鳥居の中央で記念写真を撮っており、誰もいない瞬間を捉えるのは早朝か夕方以降(笑)ここから本殿までは約900mです。
昭和60年に史跡に指定された「出雲大社参道の松並木」。出雲大社の参道は、三の鳥居から「祓端(はらえのはし)」までずっと下りになっており「下り参道」と呼ばれます。これは全国的にも珍しく・・この参道に関してはさまざまな説があり、調べれば調べる程深みにはまって抜け出せなくなり途中で止めました(-_-;)
「下り参道」の右手に「祓社(はらいのやしろ)」が鎮座。参拝者は、まずこの社で知らぬ間に身についてしまった日々の汚れを祓い清めていただきます。
「祓端(はらえのはし)」を渡り松の参道を進むと荒垣正門に。
拝殿前に立つ銅製の明神鳥居は、寛文六年(1666)に戦国武将として名高い『毛利輝元』の孫『毛利綱広』によって寄進。銅製の鳥居としては日本最古のもので、国重要文化財の指定。
鳥居の先にはパンフレットや観光案内ですっかりお馴染みの美しい拝殿・・出雲大社での拝礼は通常と異なり、二拝四拍手一拝の作法で拝礼します。拝礼の際には両手は体に沿って真っ直ぐ。たまに両肘を張ってお腹を押さえるような姿勢の人(特に女性に多い)を見かけますが、かなりみっともないです。
拝殿に掛けられた長さ6.5m、重さ1tの注連縄。出雲大社では古来より神様に向かって左方を上位、右方を下位としています。その為、一般的な神社の注連縄と異なり、向かって左から始め、右を終わりにします。
拝殿の奥に位置する桧皮葺切妻造の「八足門(やつあしもん)」。寛文七年(1667)頃の創建と伝えられており、重要文化財の指定。神幕には「二重亀甲剣花角」の御神紋。
拝殿西側には昭和56年(1978)に造営された神楽殿があり、御祈祷や祭事行事などが執り行われます。撮影不可の為紹介できませんが、正面破風の装飾にステンドグラスが使われており、一見の価値有りです。
神楽殿前庭には高さ47mの国旗掲揚台があり、畳75枚分という日本国内で最大の日章旗が掲げられています。縦8.7メートル×横13.6メートル、重さは約50kg、あまりにも桁違いだと数字を見てもピンときません(^^;)
出雲大社、明日は境内・境外のお社を中心に紹介します。
参拝日:2011年5月17日&2013年5月21日&2015年4月21日
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