車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

関鍛冶と刃物の町 in 岐阜県関市

2020年02月28日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岐阜県

今回の旅の目的はマンホールカードの収集ですが、もちろん見所一杯の町歩きも楽しみの一つ、あそこも、ここも立ち寄りたい場所が一杯。

前回の訪問では、時間が足りなくてゆっくり見る事ができなかった関市の名所旧跡、できるだけ沢山見たいと言う事で、まずは「関鍛冶伝承館」。ここでは古来より関に伝わる匠の技が、映像・資料・展示などで紹介されています。刀剣展示室には、関を代表する刀工、兼元や兼定の日本刀なども展示されているとかで、興味津々😃

館内見学の前に、まずは敷地内に建立されている碑・像を探索。「日本刀匠総帥:渡邊兼永翁碑」碑は、昭和34年(1959)9月24日の建立。これに関しての詳細は「関鍛冶伝承館」のHPから見ることができます。

植え込みの向こうの碑は昭和八年(1933)に建設された 「日本刀鍛錬塾跡」。文字通り、かってこの場所には刀匠養成の施設がありました。

敷地内にある「刃物塚」では、使えなくなった刃物の供養が毎年11月8日の「刃物の日」に行なわれます。昔は包丁も鋏も大切に研ぎなおしされ、大事に使い続けていました。いつのまにか研ぐよりも安価な商品が出回り、使い捨てが普通になっていますが、砥ぎなおした裁ち鋏の切れ味は、実際に使ったら手放せなくなります。

最後の碑は敷地内の目立たない場所にあったものですが、文字の感じからして「句碑、もしくは歌碑」のようにも見えます。既に文字もつぶれ、判読は出来ませんでしたが、幾つか拾い読めた字面から、隣接する「春日大社」での禊を謳ったものかと推測、でも定かではありません。

歴史のありそうな碑なのに何の説明も無いというのは、なんとも気になります。ここにあるという事は何か関連があるはず・・と言う事でネットの海を探してみましたが、由来を示すものなどは一切見つかりませんでした。

館内の見学は最後にして、周辺の散策を先にということで向かったのは「岐阜県刃物会館」。

古来より著名な刀工を輩出してきた「大和(奈良県)、山城(京都府)、備前(岡山県)、相州(神奈川県)」そして「美濃(岐阜県)」。ここ関は「五箇伝(ごかでん)」と呼ばれる美濃の地域にあり、今も刃物関連の企業が数多く存在しています。刀鍛冶の一場面を捉えた壁のレリーフは、このまま額にして飾りたいくらい素敵です。

丁度観光バスが乗り付けた所為で、館内は一気に人が溢れ、賑やかな品定めがあちこちで始まりました。我がご亭主殿も、お高そうな😅小刀やナイフが並んだショーケースに釘付け、しばらく動きそうにありません。

続いて立ち寄ったのは、世界初の刃物総合博物館「フェザーミュージアム」。「切る」の物語を楽しみながら学べる、日本でも珍しいカミソリ専門の博物館。「フェザー安全剃刀日ノ出工場」内にあり、自社や世界の様々なカミソリが展示されています。もちろん、カミソリ以外の物も含めての展示数は5,000点以上に及び、しかも入館は無料😍

こちらの施設は2010年11月の岐阜の旅で見学させていただきました。シンボルの巨大なカミソリホルダーは、10年前と変わらない姿で健在。変わらない景色というのは、我々のような隙間を楽しむ旅人には、最高のおもてなしに思えます。

敷地内に祀られている屋敷神、この水盤は多分その為の手水だと思うのですが、向かい合った「F」の字で囲まれています。こういう遊び心って、凄く素敵だと思いませんか😄

 2010年に立ち寄った刃物ミュージアム、八年前に遡っての思い出は明日のブログで😄

訪問日:2018年10月12日


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