かほく市横山に鎮座される、式内社「賀茂(かも)神社」。御祭神は『加茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)、貴布禰神(きぶねのかみ)、天照大神』。
御朱印には、「守り給い、幸え給え」の唱えことば。正確には、「祓(はら)え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え」。神社参拝では、特にあれこれと願い事を言わずとも、これですべてが事足りるのです。
「創始は不詳。継体天皇十四年(520年)の頃に、御所村に遷座し、その後2度の遷座を経て、大同元年(806年)に鉢伏に遷座、翌大同二年に現在の横山の地に鎮座したものと伝えられる。天正十二年(1584)末森合戦の折に兵火に罹り、社殿始め古文書宝物その他を鳥有に帰す。万治元年(1658)本殿拝殿等を再建。明治5年郷社に列し、明治14年県社に、明治39年神饌幣帛料供進神社に指定される。」
境内の一画、万治元年(1658)に建立された旧本殿。
旧本殿前より神域を守護されるのは丸い耳としゃくれた顎が特徴の狛犬さん一対。阿形さんは何が有ったのかお顔の大部分を損傷されています。ちなみにこの狛犬さん、野々市市の「清金中宮神社」の狛犬さんと同じ作者ではないかと思われます。
ちょっとすっとぼけた向背の龍。貫に施された彫刻の獅子。いずれも力強く、こんな間近で見られてとてもラッキー。
さらに、通常の本殿の位置では多分見られなかった、神殿狛犬。こちらも目の高さで拝観できました。一見おどろおどろしく見える怖い顔は、笏谷石狛犬さんの個性と言うか・・まぁ、総体的にこんな感じなのです(^^;)
「延命・幸福祈願」の絵馬は、賀茂神社には珍しい「高砂の尉と姥」。
参拝日:2015年5月25日
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