旧海部郡海部町(かいふちょう)は徳島県の南東、太平洋沿いに位置した町です。海部郡海南町・宍喰町に隣接。町域には古来より人が居住、他地域とも交流していたとみられており、奥浦字新町の「芝遺跡」から出土した3世紀の県外他地域産土器の数は県内最多と言われています。調査面積も少なく推測の域は出ませんが、この3世紀の時期に徳島・高知ルートとして海上ルートが開発されたと考えられます。町域を流れる「海部川」は、全国で最も水がきれいな川36本の1つとして認定。また海部川右岸に合流する「母川(ははがわ)」は、四国のみずべ八十八カ所に選定されています。「町の木:シイ」「町の花:サザンカ」「町の鳥:ウグイス」を制定。
明治22年(1889)、町村制の施行により、海部郡鞆奥村・川西村が発足。
1923年、鞆奥村が町制を施行、海部郡鞆奥町が発足。
1955年、鞆奥町、川西村が合併、海部郡海部町が発足。
2006年、海南町、宍喰町と合併、海部郡海陽町となりました。
マンホールには町章を中心に、「海部川の蛍」「太平洋とカツオ」「県指定天然記念物:妙見山のヤッコソウ」がデザインされています。
仕切弁には、オオウナギ生息地として天然記念物になった「母川オオウナギ」がデザインされています。
昭和50年(1975)12月制定の町章は「カイフの文字を用いて円形にひとつ家族の町を、また、中央の直線で永遠の発展を、斜線で海部川の清流が大海に注ぐイメージを表したものです。」合併協議会資料より
撮影日:2013年3月18日&2018年6月18日
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