車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

白子(しらこ)神社 in 千葉県白子町 

2019年07月09日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・千葉県

白子町関に鎮座される「白子(しらこ)神社」。御祭神は『大国主大神』。配祀『大日孁大神(おおひるめおおかみ)(天照大神)・月読大神』

由緒に【永承3年(1048)天の中心にあって世を守護するとされる天帝(玄武大帝)である「子(ね)」の大黒(大国主大神)を祀ったのが始めとされる。近世、南白亀郷(なばきごう)12ヶ村の総鎮守であり、社号は白子町の町名の起こりとなった】

また社伝に【大治元年(1126)、海岸に漂着した白亀の甲羅の上に白蛇がわだかまっているのを里人が発見。里人が「神様ならお登り下さい」と潮汲みの柄杓を差し出すと、白蛇が柄を登ってきたので、これを神と崇め、社へ合祀したと伝えられている。久安3年(1147)に現鎮座地の関へ遷祀する】

本殿は宝暦12年(1762)の再建。三間社造りで羽目板・脇障子等に見事な彫刻が施されています。 塀の向こうの画像を撮るには、小柄すぎる私には厳しい条件、でも大丈夫!困った時のご亭主殿頼み。

カメラを向ける事ができたのは一方向だけですが、見事な牡丹の彫刻。 脇障子の彫刻は、多分龍だと思うのですが、逆光に遮られて判別の出来ない画像になりました。

木鼻の唐獅子も一方向のみが辛うじて見られる程度で、日暮れ間近の撮影は今一つ。 記憶の中に焼きついた素晴らしい彫刻も含めて、本殿は千葉県有形文化財の指定。

拝殿前より神域を守護されるのは、明治三十三年(1900)十一月建立、阿吽ともに仔狛をつれた狛犬さん一対。 阿形さんの腕の下の仔狛は、今にも台座からずり落ちそうになり、慌てて親狛にしがみつく始末😅 その姿が、ご亭主殿の膝で無理やりくつろぐ我が家の猫を思い出させ、ちょっとホームシック。

そんな様子を見守る吽形さんと仔狛さん。こっちの仔狛はずいぶんと大人しく抱かれています。

拝殿向背には「龍」の彫刻。まるで朱の海中で眠っているような・・日の落ちかけた時間が見せる不思議な画像となりました。

木鼻の唐獅子は、流れるような鬣を風になびかせ、優雅に体をくねらせこちらを見下ろします。

阿形さんの開いた口から覗く牙は鋭く均等に並び、虫歯に悩む私には羨ましいほど。 そう思ってみる所為なのか、ニヤッと笑っているようで・・・ちょっとだけ悔しいかも😣

朱塗りの柱が美しい手水舎では、社伝に語られる「白亀の甲羅の上に座す白蛇」の吐水。 手水という場所ゆえか、神様らしからぬ可愛らしいお顔で、参拝者の清めの手助けしてくれてます。

朱塗りの柱に、極彩色の木鼻の唐獅子、色合いの所為なのかまるでやんちゃな子供のよう。 緑の体に付けられた獅子の巻き毛模様が、神楽の獅子を連想させて、思わずクスリ😄

「末社:面足神社」。御祭神は『面足命(おもたるみこと)』、通称を『イケメン様』と言うそうです😅 「面足」とは「身体と容貌の完備した最初の神」「男子の顔つきが満ち足りていること」の意。 なるほど・・・確かに『イケメン様』。だから「美男美女御守」なるものも有るんですねぇ。

「末社:八幡社」。御祭神は『応神天皇』。仮奉祀として「子安神社」を合祀。 鳥居の前には、小さいながらも一生懸命に神域を守護されている狛犬さん一対。 小さいものには何故か寛容になる私(もちろん何でもではありません)、応援したくなるのです。

参拝日:2019年3月9日


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