阪神淡路大震災から今日で14年、「安心・安全のまちづくり」を急ごう
その日の朝、成人式を終えて始発の新幹線で名古屋の大学へ帰る娘を駅で降ろし、少し早いが職場へと向かった。そして、テレビをつけると新幹線が動いていないことを知った。その時代は携帯電話もなく、どうしているのかと案じたものだ。あれからもう14年の時間が流れた。娘は既に二児の母となっている。
阪神淡路大震災の被害の大きさは、未曾有(みぞゆう?)のもので6千人余の死者を出し、今なお苦しんでおられる方々も少なくない。今、「安心・安全のまちづくり」は、まさに急務となっていることを感じる。
そんな昨日、アメリカ・ニューヨークのでの旅客機が、鳥がエンジンにぶつかった衝撃で、エンジンが停まりハドソン川に不時着するという事故が起こっている。乗客・乗務員全155人に一人の死者も出さず無事に救出されている。ニューヨーク州知事は、「ハドソン川の奇跡」と呼び、関係者の事故対処を讃えている。そして、何よりサレンバーガー機長は「ハドソン川の英雄」と賞賛されている。
どんな時でも、災害・事故は起こるか可能性がある。その時、日常不断の準備・訓練により、その被害を最小に食い止められるかが課題となる。今回のニューヨークでの旅客機事故は、多くのことを教えてくれている。