第76回善太と三平の会「坪田譲治・作家として花開く」は7月3日(土)だ
桃の節句に生まれて七夕に亡くなった、郷土岡山が誇る作家・児童文学者の坪田譲治。その「坪田譲治作品を読み、譲治の作品世界を味わうとともに、『善太と三平』にみられる豊かな子どもの世界を、広く今の子どもたちの心の中に育てていくこと」を目的として、「善太と三平の会」(会長・加藤章三)が、1985(昭和60)年7月に発足している。今、私もその会の役員の末席に名を連ねている。
この「善太と三平の会」は、その前年の1984(昭和59)年7月に、蛭田二郎先生の作になる「坪田譲治文学碑」が、市立図書館に建立されたのを機に、「仏造って魂を入れず」の諺のように、譲治の文学精神を永遠に伝えるためにはこのままではいけないと、翌年に発足させている(岡山文庫『坪田譲治の世界』より)。
その「善太と三平の会」は、「文学散歩」や「読書会」等も開催しているが、
そのメインとして総会的位置づけの「会」を、毎年譲治の命日の7月7日に近い土曜日に開催している。「譲治生誕120周年」の今年は、7月3日(土)に、「坪田譲治・作家として花開く 善太と三平 舞台を走る」として開催する。内容としては、以下の通りだ。
◆第76回善太と三平の会「坪田譲治・作家として花開く」
*日 時 2010(平成22)年7月3日(土)13時30分~
*会 場 岡山市立図書館 2F視聴覚室
*内容
・第一部 譲治作品『お化けの世界』の朗読 市立中央図書館司書
・第二部 〈話し合い〉 『お化けの世界』について語ろう
話題提供者 劉迎(徐州師範大学)など4名
・第三部 〈VTR視聴〉 「坪田譲治 子どもの頃の思い出」
岡山市デジタルミュージアム
譲治ファンの方はもちろん、坪田譲治の作品をまだ読んだことのない方も、一度坪田譲治の世界に浸ってみては如何。お気軽に参加されることを、心から願っている。