地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

経済的負担

2010年05月18日 | 健康
 


「普通の日々が幸せ」、「フォーエバー」を立ち上げた金子さんの言葉の重み

 「普通にしているときが幸せです。朝、四人がテーブルにそろったとき、夜、また家族四人がそろったとき。何をする、というのではない、普通の日々が幸せだったと思えるようになったことが、私のいまの幸せです」。

 あるフォーラムに参加して際に、フロアーからの「いま、金子さんがしていて楽しいことは何ですか? 充実していると思うのはどんなときですか?」という質問に対する金子明美さんの答えだ。

 昨日取り上げた『ガン患者、お金との闘い』(岩波書店刊)の中の一節だ。金子さんは「患者会フォーエバー」を立ち上げられた。そしてその会員の方々と、ガン患者の経済的負担の軽減を訴え続けられた。

 金子さんの抗ガン剤治療には、一回6万円(月24万円)を必要とする。高額療養費補助で三ヶ月後に一部は帰ってくるものの、三ヶ月分72円が必要となる。

 私は昨年の岡山大学病院入院の際に、「健康保険限度額適用認定書」(一年間有効)を交付していただき、医療費の支払いの際には「立て替え払い」の必要はなかった。それは通院にも適用されると安易に考えていた。が、しかし、それは入院の場合にのみ適用だった。

 一方、金子さんのお宅は転居・転職したこともあり、パートナー(夫)の給与は月20万円。一方生活保護費は月19万、この場合には医療費は公費で負担される。金子さんはお子さん達のことを考え、離婚による世帯分離(生活保護受給)を選ばなかったそうだ。

 「命を取るか、生活を取るか」、その判断の中で「抗ガン剤の使用を諦めた」事例も、先の本には報告されている。病気による苦しみだけでなく、生活の苦しみまで襲いかかる現実を読んでいて、心が苦しくなった。そしてまた、金子さんのお子さんを思う気持ちが痛いほど伝わってきた。涙が流れて仕方がなかった。

 金子さんは、下のお子さんが生まれて6ヵ月後に余命3ヵ月と宣告され、「せめてランドセルを背負う姿をみたい」と頑張り、入学した年の翌年の1月に他界されている。心からのご冥福をお祈りするとともに、彼女が訴え続けた患者の経済的負担の軽減をのその思いを、私も共有したいと思う。と同時に、「普通の日を過ごせる」ことを、心から感謝して過ごしてゆきたいと思う。

 
 
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2010年05月18日 | ひとりごと
 


昨日の山陽新聞「吉備路文学館・吉行淳之介展」の全面広告には驚かされた

 何が驚いたといって、昨日の朝の山陽新聞の「吉備路文学館・宮城まり子が選ぶ吉行淳之介展」の全面広告には驚いた。何しろ地味な吉備路文学館が、全面広告を出したことなど、これまでにはなかったからだ。しかも、宮城まり子の手書き文字による新聞広告だ。
 もう一つ、新聞広告で驚いたのは、草刈民代のヌード写真入りの二冊組写真集『バレリーヌ』の、朝日新聞に掲載された過日の広告だ。この広告には、「知的な女性は裸も美しい」のクレジットが入っている。まさか、草刈民代がヌードとは、まさに驚きだ。宮沢リエのヌード写真集「サンタフェ」以来のヌード広告での驚きだ。
 こうした広告で、もう一つ驚かされたのが、松たか子の「三菱UFJモルガンスタンレー証券」の新聞広告が、ネットで100円の値段が付けられて販売されていることだ。こうした品までもが、商品になるのかと驚いた。
 いろいろ驚かされるが、生きていればこそこうした驚きに直面できる。もう少しワンダー、ワンダーな世界に身を置いていたいものだ。

 
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