ごあいさつ
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海老原暁子著『がんのお姫様』、ガン患者が直面する課題に深く言及されている
「卵巣ガンステージⅢC、その中でも非常に厳しい病状です」
「先生、このグラフによると、五年生存率は…」
「統計上は2割以下ですね」
こうした会話で、2010年1月に突然がん宣告を受けた海老原暁子立教女学院短期大学英語科学科長。以来抗がん剤の投与は16回を超え、手術もする中で、今年5月再々発の抗がん剤治療を受け始めている。そんな体験を書いたのが、海老原暁子著『がんのお姫様』(岩波書店刊)だ。
私は終活中のみであり、かつ難病に冒されている身でもあり、終末期を書いたものや闘病生活を書いたものは、できる限り読むようにしている。そうした本をたくさん読んできたが、この『がんのお姫様』はとてもたくさんのことを学ぶことができたくさんの収穫があった。
ジェンダーの視点を持つ著者であり、バイアグラとピルの認可のスピード違いに男と女の違いを指摘する。家族のあり方についても、体験から思いを書いている。がんの代替医療や食餌療法、そしてサプリメント、さらにはがん患者と宗教などについても言及されている。つまり、新入りのがん患者にはとても役立つと思える本だ。もし私もがんに冒されたら、再度読んで見たいと思った本だ。