地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

通う理由

2010年06月03日 | 旅行
 


現実の社会・人間と向かい合っている「文化・記録映画」、だから湯布院へ通う

 「ゆふいん文化・記録映画祭」の言いだしべぇであり、第1~10回まで実行委員長を務めた中谷健太郎さんは、「文化・記録映画の感動は、『一人の作家がまっすぐに現実を写し撮る作業』から生まれる。(中略、筆者注;劇映画の感動について書いている)それよりも『一人の作家が〈現実〉の中に発見した〈まっすぐな驚き〉』への期待がはるかに大きい。文化・記録映画祭の観客は映画の中に『現実』を確かめたいのだ」と書いている。(第一回文化・記録映画祭パンフレットより)。
 そして、今年の第13回の実行委員長である清水聡二さんは、「ドキュメンタリーを観るにあたって三つの楽しみがある」として、「①知らないことを知らせてくれる楽しみ、②考える楽しみを提供してくれる、③以上の二つの楽しみを支えてくれるのが想像力に他ならない」と書いている(第13回パンフレットより)。
 私は、湯布院で開催される夏の劇映画を上映する「湯布院映画祭」にも、参加したことがある。上映されるのは全て日本映画であり、日本映画しか観ない私向きだ。加えて、「特別試写」と銘打って、公開前の作品が何本も上映される。さらに、有名な俳優や監督が来てトークに出て、かつ夜の交流・懇親会にも参加される。ミーハーの私には、まさにピッタリだ。
 それでも、ずっと通い続けているのは「文化・記録映画祭」だ。それは、現実の社会や人間と向かい合った文化・記録映画に感動するからだ。一年に一度、この映画祭に行くことで刺激をもらい、心を洗い、また明日から頑張ってゆこうという元気と勇気をもらえるるからだ。

 
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