地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

遠藤周作文学館(長崎市)

2024年07月21日 | 読書


 少しだけ以前だが、7月17日の朝日新聞に「いいね!探訪紀」で、「哀しみを包み込む 神の気配」との見出しが打たれて、「遠藤周作文学館(長崎市)」が取り上げられていた。

 この文学館が建つのは長崎市外海、私もこの場所・遠藤周作文学館を訪れたことがある。遠藤周作著『沈黙』は、新潮社純文学書き下ろし特別作品シリーズの一冊として刊行された。当時の私は、この「純文学特別作品」が発刊されると、必ず購入していた。

 そして、この『沈黙』は、徹夜で読み終えた記憶がある。信徒キチジローは、キリスト教が禁止されていた時代に、「キリストの顔が貼られた板を践め」と言われれば踏み、「弱い者を救うのが神なのでは」と神にすがる。

 私はそんなキチジローに感動を覚えた。「弱い故に神に救いを求める」キチジロー、私を重ね合わせた。

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