地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

標的の村

2014年02月01日 | 映画・テレビ

 

琉球朝日放送製作の映画「標的の村」を観た、その苦しみと闘いに涙した

 もう一昨年のこととなったが、2012年7月に沖縄に行った。その主たる目的は、当時製作協力券の普及&上映運動などを取り組んでいた映画「ひまわり」の描く舞台となる、1959年の石川市(現うるま市)の米軍ジェット戦闘機が墜落して200人を超える死傷者を出した宮森小学校などを訪ねることにあった。そして、その撮影現場を初日に応援も兼ねて見学に行くことで日程調整もした。

 その「沖縄」行では、合わせて今も変わらない沖縄の現実と基地撤去を求める人々の姿を知るために、普天間基地や普天間基地に行ったり、「辺野古の埋め立て反対の座り込み」支援にも行った。その辺野古で、高江のヘリポート基地建設反対の闘いことを知った。それまで、全く知らなかったことを恥じる。

 その高江で、ヘリポート反対の闘いに参加している人たちの姿と闘いを描いたのが、琉球朝日放送製作のドキュメンタリー映画「標的の村」。昨日観た。沖縄の方々の苦しみと闘いを見ながら涙が止まらなかった。

 そして、そうした闘いと無縁かのように、無為無策の日々を送っていることに恥じ入った。高江地域は、米軍ヘリにとってはまさに「標的の村」。高江の人たちの座り込みを排除するのは、同じ沖縄で暮らす警官たち。

 今その高江に新たなヘリポートが建設され、オスプレイがやんばるの森の上空を飛んでいる。切なく辛い。と同時に、こうした映像を作る報道の人がいることを、とても心強く思った。みんなに観て欲しい映画だが、シネマクレールでの上映は昨日まで。残念。

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