とても素晴らしく感動、今林原美術館に展示されている「平成の玉虫厨子」
先月の2月7日からオープンしているのに、なんだかだで行けなかった特別展「特別公開 平成の玉虫厨子」。いよいよ今月28日までなので、なんとか今日行った。
併催の「漆工の名人 中国の堆朱と日本の人間国宝」が、林原美術館のいつもの入り口からの展示となっており、いつもは出口として使われている扉からどうぞと案内された。
入ると目の前に、何とも美しい「平成の玉虫厨子」が展示されていた。2006(平成16)年に、飛騨高山の匠たちが中心となって「玉虫厨子復元プロジェクトチーム」が立ち上げられたそうだ。そして、復元された「玉虫厨子」とともに、「平成の玉虫厨子」の二つが、現代に蘇り姿を現したとのことだ。美しいの一語だし、見ていて震えがくるくらい感動した。
今回の展示は、その一つである「平成の玉虫厨子」である。館内で今回のプロジェクトチームによる「飛鳥時代につくられた美術工芸部門の最高傑作を現代に蘇らせる」、その作業の全貌を撮影した長編ドキュメンタリー映画「蘇る玉虫厨子」(2008年64分カラー、出演&語り三國連太郎)が上映されていた。今日は、時間の関係でこの映画の全てを観ることができなかったのは、とても残念で悔いが残る。会期は残り少ないが、再度行って「平成の玉虫厨子」を見るとともに、記録映画「蘇る玉虫厨子」も観たいと考えている。
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