tonto's blog

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40年目の同窓会

2016-01-03 | weblog

 毎年1月2日は都会から帰省している人たちも多く、同窓会がよく行われます。私が通った中学・高校の同窓会もこの日に行われました。少人数で会うことはもちろんありましたが、全員に声をかけたのは、高校卒業後初めてでなんと40年ぶりになります。「還暦を迎えた」という事がやっと執り行えた理由なのです。

 私たちの中学・高校は少人数、中学入学者が44名そして同高校への進学は38名だけ、成績優秀な6名は他の有名進学校(灘高、甲陽、白陵など)へ移ってしまいました。今回は中学入学者皆にお声をかけ、出席は22名とちょうど半数。昨年10月も末になってからの案内でしたから望外な出席率だった思います。ちょうどとなりの会場では公立高校の同窓会が行われていて、140~150名の大がかりなもののようでした。これじゃ、実際にお話できるのは逆に少なくなっちゃうんじゃないかなと余計な心配。

 私も含め、卒業以来一度も会う機会のなかった同級生も大勢いて、それはとても懐かしく、タイムスリップしたような不思議で言葉にできないほど楽しい数時間でした。名前がわからなかったら困るからと、名札を用意して皆につけてもらいましたが、全く必要ありませんでした。何しろ6年間を一緒に過ごした、たったの22名ですから。

 ひとりひとり近況報告などを行いましたが、40年間の報告ですので、皆お話が長い。長いけどもちろん退屈する事なく聞き入りました。途中でなぜか涙が出てきました。悲しいお話じゃないのに。皆それぞれに色々な経験をし、自分を重ね合わせる事により、よく解りませんが涙が出てきたのでしょうか。悲しくないのに涙が出るのは、うれし涙でもなく、きっと今幸せだからだと思います。後で聞いたことですが、何人も同じように涙が出てきたと言ってました。不思議な高揚感が今も続いています。

 1月中に、ちょっと気が重いなと思ってる事が数件待っています。でも昨日の会から帰ると、その件も「まあ、何とかなるんじゃないの」と気持ちが軽くなったのは事実。「元気がもらえる集まり」なんて、本当にある事を実感できました。

 写真がないのは、こんな理由からです。でも大きなカメラで最後に集合写真を撮ってくれたから、その一枚があれば十分。