年に2回、元の職場で仲のよかった人たち10人ほどの食事会が長く続いています。基本は12月に阪神地区で美味しそうなお店を選んだ(メンバーのひとりに詳しい人がいて)忘年会を兼ねたものですが、もう一回は宿泊つきの地方での食事会。なんでかその宿泊つきの方の世話役をさせてもらっています。
今回は琵琶湖・長浜で開催することになりました。メインとなる食事場所の選定に苦慮しましたが、この会の会長が知人からすすめられたというお勧めの 割烹旅館(かなり歴史がありそう)での開催になりました。
こちらの割烹旅館は冬の鴨鍋が有名なところだそうです。もちろん今の季節に鴨鍋はないですので、今時分のお勧めは、「鮎とうなぎ」だそうで、それを主にしたコース料理をお願いしました。
前菜からいろいろとボリュームあるお料理でしたが、メインのお皿はこれでしょう。鮎とうなぎ、琵琶湖の天然物じゃないそうですが、肉厚で口に入れ噛むとパリッとする感触が楽しめたうなぎでした。鮎も「尾びれから背骨を引き抜く」なんて事はしなくて、普通に塩焼きの魚を食べたのですが、鮎にはじめて薫りを感じましたよ。
この季節はやはり「松茸の土瓶蒸し」なのですが、私が器の中を見ると、「おつゆが底にしかちょっとしか入ってなくて、皆にこれを言うと皆同じ状態。こちらのお店はこんなのかなと思いながらも、恐る恐る仲居さんに、「これってこちらの流儀?」て聞いてみました。するとご主人が座敷に出てきて、これは「土瓶蒸し」で「土瓶鍋」ではないのでうちではこのようにしているとの事。なるほど「蒸し」なんだな。
歴史が感じられる古くからある割烹旅館でのお料理を楽しんだ一晩でした。
翌朝、解散後はひとり三重県・津へ向かいました。