21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

小沢の説明責任で何だ?

2010-08-29 18:01:50 | 政治にモノ申す
 小沢の説明責任とはいったいどの疑惑をさすのだろうか。冷静に考えてみると、マスコミや評論家や政治家が小沢に何を求めているのかよくわからない。

 小沢は検察審査会の判断ひとつで強制起訴される身の上だ。政治とカネという十字架を背負った政治家だ。

 しかし、起訴の対象となっている小沢の容疑は何かというと、秘書三人が逮捕された政治資金規正法違反、政治資金報告書への虚偽記載や西松建設の違法献金である。そして、小沢に向けられた嫌疑は、小沢が関与したかどうかである。

 この件については検察は嫌疑不十分で不起訴と判断している。何より、容疑がかけられた件はほとんど報道されており、あらためて小沢の説明を聞くまでもない。

 だとすれば、小沢に求められている説明責任とは何なのだろう。たぶん、小沢の政治資金がどのように集められたかだろう。その背景にあるのが、岩手のダム工事だったり、ゼネコンの献金である。しかし、それらに関する疑惑は事件になっていない。つまり、説明責任があるとは思えない。にもかかわらず、小沢は自身の政治資金に向けられた疑惑に、何度もやましい金はないと答えている。天の声や収賄疑惑を否定しているのだ。つまり、小沢にとっては本来答える必要のない疑惑に答えているわけで、それ以上の説明は必要ないと言いたいのだ。

 たぶん、一度参考人招致に応じる構えを見せたことが、実現しなかったことで逆に疑惑を持たれる印象を与えてしまったということだ。

 実際、マスコミの論調は小沢が国会で何も説明していないと叩き、野党のみならず民主党の議員にすら批判されている。

 代表選を契機に、政治とカネに関する小沢批判がエスカレートしているが、ここは小沢の肩を持ちたい気分である。

 それより、間抜けなマスコミと一緒になって渡部恒三や岡田克也が、説明していないとか、起訴される可能性があるとか、とんちんかなことを言っている方がよっぽど恥さらしではないのか。
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