またぞろ始まったマスコミの小沢バッシング。ちなみに朝日新聞は、識者のコメントを借りる形で、小沢の立候補を望む国民などいないと言い切った。主義主張を鮮明にする新聞ならいざしらず、公明、公正を謳う日本の新聞の報道としてはまったく常軌を逸している。
世論調査をたてにとり、小沢は国民から支持されていないと言い切っているのだろうが、真相は定かではない。何故なら世論調査の数字がそのまま国民意識ととらえるにはいささか乱暴だからだ。消費税がいい例だ。世論調査は消費税アップを国民の6割が理解したことになっているが、先の参院選挙はどうだったか。菅首相の消費税アップ発言を国民は決して支持しなかったではないか。
小沢にも同じことが言える。実際、自分の周りの意見を聞いただけでも小沢を望む声は案外多い。とても8割が小沢を否定しているとは到底思えない。つまり、世論調査の数字に翻弄されているのは、国民ではなくメディア自身と政治家と評論家なのだ。ここにこそ今の政治の危うさがある。
日本人に支持されるリーダーは、はっきりいって強烈な個性で突き進むタイプの政治家だ。かつての田中角栄、最近の小泉純一郎など、まさにその典型だ。小沢一郎が果たして、このタイプかどうかはわからないが、少なくともマスコミや評論家がかくも世論調査をたてに小沢を悪玉に仕立てるということは、良し悪しは別としてリーダーになりうる大物であることは間違いない。
小沢は堂々と代表選で自らの政治観とビジョンを国民に訴えるべきであり、マスコミはそれを伝える義務がある。これが公明公正を謳う日本のマスコミがなすべき報道だ。
しかし、自身への批判に対し何も語らぬ小沢にも問題がある。いつまでも言いたいヤツには言わせておけでは、いつまでたっても悪党のままだ。悪党と思われようが何だろうが、結果がすべてというほど、政治は簡単ではなかろう。国民が納得する結果など一朝一夕で出せるものではない。国民の支持あっって、はじめて、前進が可能なのだ。少なくとも選挙で勝つことが国民の支持なわけだが、今選挙をやれば負けは見えている。小沢の出馬までの動きを見る限り、期待できるほどのかつてのパワーは感じられない。単に今なのか、来春なのかを迷っているようにしか思えなかった。
マスコミは負ければ離党などというが、菅も小沢ももはやそんな元気はないはずだ。野党ならいざしらず、政権与党である。一度、権力の座に着いたものをみすみす手放すわけがない。自民党の派閥政治がそれを物語っている。
特に菅にそんな実力も勇気もない。あるとすれば、せいぜい引退するくらいだろう。たぶん、引退も無いとは思う。
小沢は与党でありながら、何度も飛び出したが、それは理想、というより若さゆえの天下取りの野望があったからだろう。今はどうか、小沢は勝てる戦と踏んだから立った。それだけのことだ。はなから党を出る気などなかった。
結果は小沢が立った時点で決まったといっていい。マスコミがどんなに騒ごうと、小沢が勝つ。鳩山を真ん中に、小沢と菅が握手をしている光景が目に浮かぶ。まさに未熟なまんまの民主党を物語っている姿ではないか。
これを国民が支持する可能性は極めて低いが、総理になった小沢がどう動くかは興味深い。野望がかすんだとはいえ、何をするかわからないというのは魅力だ。救いはそれだけだ。
世論調査をたてにとり、小沢は国民から支持されていないと言い切っているのだろうが、真相は定かではない。何故なら世論調査の数字がそのまま国民意識ととらえるにはいささか乱暴だからだ。消費税がいい例だ。世論調査は消費税アップを国民の6割が理解したことになっているが、先の参院選挙はどうだったか。菅首相の消費税アップ発言を国民は決して支持しなかったではないか。
小沢にも同じことが言える。実際、自分の周りの意見を聞いただけでも小沢を望む声は案外多い。とても8割が小沢を否定しているとは到底思えない。つまり、世論調査の数字に翻弄されているのは、国民ではなくメディア自身と政治家と評論家なのだ。ここにこそ今の政治の危うさがある。
日本人に支持されるリーダーは、はっきりいって強烈な個性で突き進むタイプの政治家だ。かつての田中角栄、最近の小泉純一郎など、まさにその典型だ。小沢一郎が果たして、このタイプかどうかはわからないが、少なくともマスコミや評論家がかくも世論調査をたてに小沢を悪玉に仕立てるということは、良し悪しは別としてリーダーになりうる大物であることは間違いない。
小沢は堂々と代表選で自らの政治観とビジョンを国民に訴えるべきであり、マスコミはそれを伝える義務がある。これが公明公正を謳う日本のマスコミがなすべき報道だ。
しかし、自身への批判に対し何も語らぬ小沢にも問題がある。いつまでも言いたいヤツには言わせておけでは、いつまでたっても悪党のままだ。悪党と思われようが何だろうが、結果がすべてというほど、政治は簡単ではなかろう。国民が納得する結果など一朝一夕で出せるものではない。国民の支持あっって、はじめて、前進が可能なのだ。少なくとも選挙で勝つことが国民の支持なわけだが、今選挙をやれば負けは見えている。小沢の出馬までの動きを見る限り、期待できるほどのかつてのパワーは感じられない。単に今なのか、来春なのかを迷っているようにしか思えなかった。
マスコミは負ければ離党などというが、菅も小沢ももはやそんな元気はないはずだ。野党ならいざしらず、政権与党である。一度、権力の座に着いたものをみすみす手放すわけがない。自民党の派閥政治がそれを物語っている。
特に菅にそんな実力も勇気もない。あるとすれば、せいぜい引退するくらいだろう。たぶん、引退も無いとは思う。
小沢は与党でありながら、何度も飛び出したが、それは理想、というより若さゆえの天下取りの野望があったからだろう。今はどうか、小沢は勝てる戦と踏んだから立った。それだけのことだ。はなから党を出る気などなかった。
結果は小沢が立った時点で決まったといっていい。マスコミがどんなに騒ごうと、小沢が勝つ。鳩山を真ん中に、小沢と菅が握手をしている光景が目に浮かぶ。まさに未熟なまんまの民主党を物語っている姿ではないか。
これを国民が支持する可能性は極めて低いが、総理になった小沢がどう動くかは興味深い。野望がかすんだとはいえ、何をするかわからないというのは魅力だ。救いはそれだけだ。
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