東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

"春"にむけて

2025年03月19日 22時19分56秒 | 通常練習

お久しぶりです。

3年の林です。フリートがある時にブログが回ってくることが多いのですよね(^^;;

また、今クールはフリート振り返りに自己反省レポート、他にもしたためる必要のある文章もあり、、、なんだか余裕のない時にあたってしまいました…

ということで早々と先クールの振り返りをしたいと思います(エッホ エッホ)

前クールは第1回470関東フリートが開催されました。

また、個人的ハイライトとして、歴代最高と言っても過言ではない、素晴らしいマネ飯メニューが新しく登場いたしました。バターチキンカレーです。

↑こういう料理の上とかに乗ってる少量の生クリームって特別感があってすごく美味しく感じますよね。若干少ないもどかしい量がいいです。

さて、前クールの活動内容ですが、470は土日のフリート日以外のほとんどを整備に当てていました。上のカレーで言うと、生クリーム部分が今回の海上練習量で、カレー部分が整備量に相当しますかね。

ヨットは料理と違うのでクリーム部分(海での練習)が流石に少な過ぎて美味しく感じない人がほとんどのように見えました。雰囲気もだいぶピリッとしていてスパイシーでしたね。

とはいえ、この整備の3日間は確実に大切な時間だったと思います。

各艇を見直し、これまで積み重ねてきた怠慢、見て見ぬふり、そして「次でいいか」と先送りにしてきた“整備の赤字”を清算する3日間でした。まさにパンドラの箱を開けたような感じです。箱を開けてみると、多くの艇で累積した不具合が見つかり、それを一つ一つ片付けていくうちに、あっという間に3日が過ぎていきました。

マイナスから1にするのってすごく大変なんだなあと思いました。1ができてしまえばそこからの10や100はそれほどの労力は裂きません。なぜなら1という基盤があるから。(なんかこんな話ビジネスでありますよね、うる覚えですが)

代替わり後、根本からの見直しが多く入りマイナスから1にするフェーズが増えたことで、コツコツ地道で大きい労力が必要な状況が増えている気がします。確かに大変なことだけど、100をつくるために確固たる1を作るのには、すべて必要な段階だと思っています。

これは、今の練習の現状にも言えることな気がします。今は最後の100に向けてまだ、確固たる1を作るために基礎を固めるところです。今フリートは、基礎の1ができているか改めて確認する機会だったと思いますが、個人的にまだまだマイナスのところが見つかりました。

土曜日は計3レース行われましたが、日曜日は南岸低気圧による雨と強風のためレースは無くなってしまいました。

以下にフリートのリザルトを掲載します。

21位4319 松本(4)/槇枝(4) 13-5-(18) 合計18点

31位 4791 林(3)/相川(3) 10-(20)-14 合計24点

41位 4692 大下(3)/秋田(4) 17-14-(25) 合計31点

42位 4579 太田(2)/山本(3) UFD-16-1 合計32点

49位 4452 北村(4)/能登谷(3) 20-22-(28) 合計42点

50位 4829 木村(3)/西間(4) 18-26-(27) 合計44点

63位 4303 下村(2)/五熊(4) 26-(32)-29 合計55点

91は同じことをしても他の船に比べてとっても速い船でした。コースと船というバフがあっただけで、個人的にはたくさん課題点が見つかりました。

もっとも〜っと(🎵🎹)練習しなきゃなあ、練習する時に頭はたらかさなきゃなあ、と思いました。

今はまだ蝶々でいうと蛹の時期です。これからさらに暖かい季節が来て、新入生も入ってきて、本物の春が来ます。

蛹から羽化できるように、羽ばたけるように春に向けてさらに精進したいと思います。

ॱ⋅.˳˳.⋅˙ॱᐧ.˳˳.⋅ઇଓ

 

春合宿もあと少しですが頑張っていきましょう。

おやすみなさい

 

ପଓ *´¨`*.¸¸.☆


タッ⤴︎パー⤵︎

2025年03月18日 23時57分29秒 | 通常練習

タイトルは最近部内で流行っている(はずの)言葉です。意味はありません。

 

お世話になっております。

2年SNIPESKIPPERの大橋です。ヨット部のぞき見LINEとfacebookとブログの投稿が一気にきましたね。

ご勘弁。

では、春合宿第6クールの振り返りをしましょう。

 

今クールでは関東フリートが行われました。土曜日はノーレース含む計3レースが行われましたが、日曜日は強風のためレースが行われませんでした。リザルトは以下の通りです。

 

27 31741 平井(3)/下村(3) 75-15

合計90

32 31418 市毛(4)/向田(2) 75-21

合計96

43 31494 杉山(3)/三上(4) 75-39

合計114

47 31070 西尾(コーチ)/藤本(3) 75-44

合計119

5831308 遠藤(4)/スミス(2) 75-57

合計132

59 31583 島瀬(3)/高畑(3) 75-58

合計133

65 30785大橋(2)/大野(LB R5) 75-75合計150

65 30736 浅田(2)/荒井(3) 75-75

合計150

 

自分を含む2年生にとっては初めてのフリートでした。悔しいことに、2年スキッパー艇はDon’t finish 界隈となってしまいましたが、とても良い体験になりました。次のレースでは順位が数字になるように頑張りたいです。

 

チームとしてのリザルトの良し悪しについてはあまりわからないので、個人的な振り返りをしちゃいたいと思います。

スタート、セーリング、動作から何まで全てのレベルが低すぎました。まだまだ日々の鍛錬が必要でありんす。しかし、ごくたまに「今走れとるかも」と思えるときがありました。これ成長です。この時間をもっと伸ばしていきたいです。

 

今回のレースでは、LBの大野さん(R5卒)がわざわざ僕のクルーをやってくださいました。レース中からそれ以外の時間まで全力で取り組んでくださり、様々なことを教えてくださいました。本当にありがとうごさいました。

 

初めてのフリートで始まる前はけっこう緊張していましたが、とても楽しかったし、勉強にもなって良い経験になりました。春合宿もあと残りわずか、頑張っていきやしゃう。

 

 

p.s. 淡白なブログになってしまったので、今クールのカワイイ同期たちの写真たちをのっけときます。

 

 

 

 

餌付けされるスミス

 

 

 

 

すずけんさんの弟子となり、いでけんさん(〇〇けんさん)になった人

 

 

 

 

 

引っ越し業者


一勝の重み

2025年03月13日 00時25分08秒 | 通常練習

いつもお世話になっております。クルーザー班新2年の髙田智彰です。

気付いたら3月も中盤になっており、春合宿もあと3クールとなってしまいました。一週間おきに何かしらのイベントがありとても充実した春休みを過ごせています。

ANIORU'S CUPと学生マッチが終わり、残すところ第六クールのフリートレースのみがレース機会となってしまいました。書いている時点でその日のコンディションは非常に悪く、せめて雨だけでもやんでくれないかと思っていますが、果たしてどうなってしまうのでしょうか。

ANIORU'S CUPの振り返りは大和さんのブログが非常によくまとまっていて、あれが全てであったと思われるので、私は前クールにあった学生マッチについて振り返りたいと思います。

結果は2勝3敗で、あと一勝していれば決勝ラウンドに進めていたこともあり非常に悔しい結果となりました。ただ、前に聞いていたほど圧倒的な力の差は感じませんでした。勝てたマッチもあった。だからこそ悔しい。

全レース振り返ると長くなってしまうので僕が思ったことだけを書きます。

仰秀チームで明確にミスがあったのは第5マッチにおける下回航ミスだと思います。全員がマークを見れていない状況だったからこそ起きてしまったミスです。おそらく私のスピン回収が遅くなり、視界をふさいでしまっていたことが大きな一因となっていると思われます。普段の動作ができていれば、一人で回収する練習をもっと丁寧にしていれば、防げたミスかもしれません。普段の練習の大切さを身に染みて感じました。

このレースに勝っていれば決勝ラウンドに行けていたということと、大きなミスがあったということで注目してしまいがちなこの第五マッチですが、私はこれではなく、第二マッチについてしっかりと振り返るべきだと思います。第5マッチは回航がうまくいっていても相手が先行していることには変わらず、勝てていたかどうかはわかりません。ただ、第二マッチはスタートシークエンスの時点で相手に2ペナルティを与えており、スタートもほぼ同時にしました。これは勝たないといけないマッチだったと思います。

負けてしまった原因は一つではないと思います。シンプルに走り負けていたということもあるでしょうし、本当にクローズ角で走っていたのか、コースはあれでよかったのか、フォアデッキの声出しは足りていたのか、船内の空気はよかったのか、これらのマイナスが重なって負けにつながってしまいました。

アニオルの時にもなんとなく話にはあがっていましたが、今の仰秀は勝っているときに勝ち切る力はあっても、負けているときに勝ちにもっていく力が不足しているように感じました。この原因の一つは負けているときの船の空気にあると思います。

小川となんとなくは話しましたが、負けているときやレースに負けた後に、船内がシーンとしてしまうのはよくないです。少しでもミスを振り返り、次のレースに勝つ準備をすべきだと思います。私は4番のピットをしており、走りに直接影響する仕事はほとんど無いといえます。だからこそ船内側全体に気を配れる余裕がある。ほかの全員が他艇やセール、海面を見ているときに私は船の空気づくりをする必要がある。

今回の大会でも、どんな時にも同じようにコールをしていたつもりです。ただ、それだけではプラスの方向にもっていくことはできなかった。まだ、このチームは始まったばかりです。どんな状況でも勝ち切ることができるチーム作りを目指して頑張りたいと思います。


燦然たる日の下で

2025年03月12日 11時44分55秒 | 通常練習

お世話になっております。新4年470クルーの五熊と申します。

 

春合宿第5クール(3/5-3/9)の振り返りをさせていただきます。先クールは、東大京大交換留学が行われました。去年と違い、今年は僕は葉山に残留して京大生を迎える立場でした。京大スキッパーと乗って今までと違う考え方や走らせ方に触れることができ、実りある練習となりました。また、来てくれた京大生はみんな優しく、向上心に溢れていて、東大全体でとて良い刺激になったと思います。本当にありがとうございました。

 

さて、春合宿が半分経過したということで、個人的な振り返りもしておきたいと思います。

 

ここ一ヶ月、配艇グループの影響で後輩と乗ることが増えました。このグループを通して、自分に課せられた課題は、「スキッパーを理解する」ことだと考えました。メインセールシェイプ、適切なランニング角/クローズ角、マークを締めるための軌道、船を滑らかに動かすためのヘルム。舵やメインシートを持たずとも、これらのことを理解できるクルーになることを目標にして、一ヶ月練習しました(勿論ジブセールやヒールトリムも問題ない上で)。小松さんから耳にたこが出来る程言われた「メインとジブをしっかり合わせて走る」ことがどれほど大事なのかを改めて痛感しました。今では、春合宿前に比べて帆走中に意識することや見るポイントが増えると同時に整理されており、成長の手応えを感じています。

 

また、後輩と乗っていると、彼らが日に日に上手になっているのを感じます。2月の最初は自分から要求することばかりだったのに、今ではこちらが要求されることも多々あります。最終学年として、彼らに陸でも海でも頼られる存在になれるよう、僕も成長を続けていきたいです。

 

春インまで練習日数は30日を切りました。練習一日一日を大事にして、春合宿を最後まで駆け抜けようと思います。

 

五熊

 

P.S.京大生とこんな感じ↓のゆっくり行進するTikTok撮りたかったです。七大戦では是非旧帝大集まってやりましょう。神谷くん、石田くんお願いします。


京大留学

2025年03月11日 22時34分21秒 | 通常練習

こんばんは。新三年の藤本です。

 

春合宿第5クールの練習報告をさせていただきます。今クールは京大留学ということでたくさんの京大生に来ていただきました。先クールの暖かさと打って変わって今クールは強風や雨続きで、病み上がりの体には少々こたえました。

 

Snipeは4人の京大生に来てもらいました。クルー不足ということもあって京大クルーとの乗艇機会が多くあったのですが、東大生との違いを感じられて興味深かったです。

動作や帆走などについてもいろいろ違いは見られましたが、その中でも京大生の意識の高さには驚きました。上級生スキッパーがレスキューの下級生にセールについてアドバイスをもらっていたり、積極的に質問して疑問を解消したりするなどの主体的にうまくなろうとする姿勢は東大生に欠けているもので、僕も見習わなければいけないなと思いました。

 

九大留学に続く今回の京大留学でしたが、他大学の人と練習するのはとても刺激になっていいですね。今後とも七大で高め合っていきたいと思いました。

 

来週からはえのすなに6大とレースが続きますが気を引き締めて練習の成果を発揮できるよう全力を尽くしていく所存です。


九大生が来た

2025年03月07日 23時53分44秒 | 通常練習

こんにちは。 新2年スナイプスキッパーの浅田桜大朗です。

 

春合宿第4クールは九大から4人のプレイヤーが来ました。

 

スナイプの方は、クラス別ミーティングでも沢山話していて、九大の方がヨットに関して定量的に取り組んでる部分もあるなぁと感じました。また、その様子からなかなかの実力者に見受けられました。

 

3日目にして、僕にも九大の方と乗る機会が回ってきました。新3年スナイプクルーのSさん。Sさんとは午後の配艇だったのですが、昼休憩の間に沢山話せました。出身が僕と同じ大阪であったり、奈良の高校出身だったりと共通点が多く会話は弾みました。

S「大阪出身やし気楽に乗れるわ〜」

 

しかし午後の練習が始ると、僕の力不足でSさんを失望させてしまいました。基本的に厳しい言葉を受けましたが、ごくまれに褒めてくれたりして、なぜかあまりストレスなく乗っていられました。東大はやっぱり甘めな先輩が多い気がしました。

 

厳しい言葉集

「セーリング力がなさすぎる。あとジャイブが下手すぎる。」

「俺なんでここまできて新人教育してるんや…」等々

(全ては的確な指摘と冗談です)

 

陸に上がってからの各艇ミーティングでは、基本的な事を丁寧に説明してもらったのでためになりました。自分の実力不足を確認できたのと同時に、どのようにステップを踏んでいけばいいのかが少し分かったので今後の展望が開けた気がしました。

 

最終日の夜ご飯も九大の皆さんと一緒に外食することことができたので、親睦を深めることができました。大学ごとに違うことが本当に多いので、ヨット以外でもいろんな話を聞くのは凄く楽しかったです。

 

次に会う時には上手くなっているでしょうね。


学生マッチへ

2025年03月06日 00時01分59秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀の新三年古川です。

 

春合宿第四クールの活動報告をいたします。今クールでは主に、今週末蒲郡で行われる学生マッチに向けてのマッチレース練習を行い、ルールなどのマッチに向けた座学にも励みました。練習としては、初日の28日には松山監督に直接ご指導いただき、また週末には月光チームの主催するマッチ練習会に参加し、二日間みっちりとご指導いただき、おかげさまで、クールを通して非常に恵まれた環境の中で密度の濃い練習をすることができました。

個人的にはアニオールでの結果に引き続き、今クールを通して、スタートマニューバリング、セッティングを含めた走らせ方、チーム内でのコミュニケーションなどに自分の至らぬ点をさまざま気付かされましたが、大きくは総合的な考えに至らずに目の前のことで精一杯になってしまっているといった印象でした。ただ、こうして精一杯になりながらも着実に目の前のことを一つ一つ大事にしてこれらの経験を糧にし、確実に成長を遂げることができているとも思います。今週金曜日から始まる蒲郡での学生マッチですが、ここでも目の前のことに誠実に向き合い、全てを糧に成長し続けたい所存です。


九大ばりすごか

2025年03月04日 12時31分16秒 | 通常練習

お世話になっております。

新二年470クルーの井出です。

ブログのタイトルは「すごくすごい」を博多弁で言うとなんて言うんだろうとchatgpt君に聞いたらこう出てきたのでそれを採用しました。

 

寒かった2月(でも例年より暖かいらしい)を終え、とうとう3月になり、ここから春が到来すると考えるとワクワクしますね。と同時に到来しているかどうか怪しい人生の春に胸を弾ませながら過ごしていた去年の春休みからもう一年も経ってしまったことを恐ろしく思っています。この一年で少しは成長したのだろうか…どんな道を選んだとしてもその道を最高のものにするのも最悪のものにするのも自分の行動や心掛け次第。大学生活でやりたいことが色々あるのですが全てをやるのは無理なので、たくさんあるやりたいものの中から選んだものは悔いなくやりきりたいなと最近よく感じます。生活においても練習においても「なんとなく」を減らしたいですね。

 

では春合宿第4クール(2/27~3/2)の練習について報告させていただきます。

 

今クールは九州大学との交換留学で、九大のヨット部学生4人を交えての練習で(470には新二年スキッパー石田君、新三年クルー恩田さんを交えてでした)、私たち東大ヨット部に新鮮な風を吹き込む、とても良いクールだったと思います。

 

毎回練習後にその日の練習を振り返るミーティングをするのですが、そこで「東大の部員は船に乗っている時あんまり喋らないと感じた」「恩田君と乗るとロールがすごいかかって乗りやすかった」「回航の前、石田君がテトラで出てくださいとか指示をくれたり、回航後にフィードバックをくれるのでとても良かった」「四角形の練習がすごい楽しかった」「東大の部員みんなレスキューの運転上手い」「九大はひたすら動作で、セールに意識を向けるタイミングがないから、東大のセールに意識を向けるにこたまの練習は段階を踏んでいて良かった」など普段自分たちだけの練習ではなかなか気付けない自分たちの良さや改善点に気付ける良い機会になりました。

練習後の筋トレでは、二人一組のペアを作って腕立てをしている人に上から力を加えてさらに負荷をかけるなどといった普段九大がやっている筋トレを伝授してもらいました。聞いたところによると、この筋トレを普段は出艇前にやっていて、さらに13kmランニングをやることもあるらしく、「九大フィジカルモンスターすぎやろ...(´⊙ω⊙`)」と戦慄しました。

 

1,2日は宮川さんに来ていただき、動作を細分化し、できないことを洗い出し、改善していくことを目的に、スピン上げの練習を

step1.スピンは張らずポールだけつける 

step2.ポールなしでスピンを張る

step3.ポールありでスピンを張る

と段階ごとに分ける練習をしました。この練習によって、自分の場合はstep2のポールなしでスピンを張る練習でなかなかうまく張れず、サイドステイの風見に意識を向けてみたり、ガイの引き具合、持ち方などを変えたりして試行錯誤したりと動作を色々考えることに繋げられたと思います。

 

また、今回は体調不良による圧倒的470クルー不足により、普段は半日レスキューに乗るところを今クールは一日中ヨットに乗って練習させてもらっていました。普段の練習量の約2倍だったので流石に疲れましたが、長時間の練習により意識を向ける要素を徐々に増やしていくことに繋げていけたし、九大のクルーのロールタックの動きを見てそれを試してみたり、動きやすいように身体の重心をもっと高くしてみようなどと試行錯誤の回数が増えたので、やっぱり練習量がモノを言うなと実感しました。一方で、ジブの形やヒール感が自分では良いと思っていても、まだまだスキッパーに指摘されることが多く、「え、これ違うんかい!」となることが多く、悔しくなることも多々あったので、その精度や風の強さに合わせた動きなどの理解度を上げていきたいとも強く感じたクールになりました。

 

九大から来てくださった4人、ありがとうございました。また七大戦の小樽で会えるのを楽しみにしています。それではまた。

 

井出


移り変わり

2025年02月26日 23時53分03秒 | 通常練習

新4年470クルーの秋田です。

 

もう2月の終わりだと思うと早いですね。ここから春が来ると思うと嬉しくてたまらないです。今年冬用のウェットを新調するか悩みましたが、我慢して数万円を浮かせた自分の判断を褒めたいですね笑。



春合宿の第三クール(2/19-2/23)の練習について報告させていただきます。

 

19-21は小松さん、22は京大ヨット部OBの小澤さんに来ていただきました。また本多さんも練習に混ざってくださり、より刺激的な練習をすることができました。ありがとうございました。

19日の水曜は午前はいい風が吹きましたが、北から西へ頻繁に大きく振れるコンディションでした。午後は落ち気味でしたが、振れコンディションはそのままで難しかったです。

20日は小浜講習会後に出艇しました。北から南へのコンディションでラウンディングを行いました。

21日は三角形のラウンディングを中心に行いました。スピンハリが上手く上がらないことが多く、いい練習をするための準備の重要性をよく感じました。

22日は午前が北の微軽風でしたが、午後は黒い雲が近づいてきて雪かつ強風かつ頻繁に振れるというハードコンディションでした。その時間だけは琵琶湖でした。(琵琶湖でセーリングしたことはないですが、)一度ハーバーバックするも帰る途中で風が落ち、再度練習しました。

23日は北から南のコンディションで前日の寒さのせいか比較的暖かい一日でした。

ラウンディング、コース練習を行いました。



個人の課題としてはメインセールへの意識、集中力、風向変化に気づく早さ、などが特に足りないなと感じています。それらに気をつけつつよりクルーよりの役割の当たり前を上げていけるようにしていきたいです。

 

運営面としては今クールは運営や艇間でのコミュニケーションエラーを課題に感じるクールになりました。

こまめな連絡、意思表示、意思確認を癖づけて習慣化できるようにしていきたいと思います。

 

始動も例年より遅く代が変わってから課題もたくさんありますが、失敗に挫けずトライアンドエラーを辛抱強く続けていきたいと思います。

 

それでは失礼します。

 

秋田




日々是決戦

2025年02月26日 22時42分49秒 | 通常練習

お世話になっております。新2年のスミス要です。

第三クールは全体的に風速4m前後の落ち着いた日が多い印象でした。駆け出しのスナイプクルーにとって微風での練習では繊細な動きを要されるため常に集中しなければならず、体も頭も疲れてしまいます。ですが本クールでは微風~中風での走らせ方について多くの学びを得ることができたと実感しております。ジャルジャルのネタで登場する神保マオ先生のお言葉をお借りすれば、まさに「日々反省、日々成長することは、前に進むこと。」ですね。

本クールではおおよそ毎日の練習で出艇後、サークリング、二個玉、ラウンディング、四角形のコースを午前に行い、午後からスタート練習、コース練習をして着艇するという流れでした。前半は小松コーチがレスキュー艇に乗り練習を運営なさってくださいました。ヨット競技の練習はその性質上、広い場所を使って行いある地点から別の地点に到達するまでにある程度の時間がかかるので、一連の練習をするのになかなかの時間を使います。この冗長な動きに対してヨットに乗っている当事者は退屈に思うのではないかと初めは思っていました(練習内容を事前に伺った際にもそう思った)が、ディンギーではひとりが持つ役割が多く、常に色々なところに意識を向けなければなりません。そのため、セールを見たりテルテールを見たり、リーチリボンを見たり、海面を見たり、ヒールを維持したり、...、それだけのことをしていると到底退屈だとは思えません。むしろタック、ジャイブ後やマーク回航前後は焦ります。もしかしたらこう思うのはまだ私が未熟だからなのかもしれません。早く上達して、新しい景色が見たいです。

また、合宿所では本クールから本格的に「自主ゼミ」を開始いたしました。自主ゼミというのは自分たちで互いに教え合う形で開かれる講義のことです。第二クールに試験的に始めた自主ゼミ(この際は本年度卒部される山本さんを講師として急遽お呼びして貴重なお話をしていただきました。大変分かりやすく、私たちのモチベーションにもつながったと思います。ありがとうございます。)の反省を生かして本クールでは講師を事前にお呼びして開講いたしました。北村さんによるランニングに関する解説や、太田さんによるクローズホールドに関する解説などを伺うことができました。

自主ゼミは昨年の6月頃から同期を中心として始めて来ましたが、ここまで部を巻き込んだ形でのものになるとは予想していませんでした。しかし、各チームミーティングの時間だけでは拾いきれない部員の分からないポイントを十分に解消することができているようで、自主ゼミの目的にも沿っており大変満足に思っています。昨年の6月頃、私の大学のクラスの友人Kが図書館で毎週、この世で最も読みにくいと言われる物理の本を複数の友人で囲んで読み解いていると聞いて、自主ゼミという学びの場があるんだと初めて知り、同じものをヨット部につくってみようと思い立ちました。ヨット競技をするにはまずはヨットについての知識をつける必要があります。その知識を蓄えるための場を自主ゼミという形で確保できたのはいいことだと思います。今後部の文化として残ってくれたらなと思います。