東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

Carpe Diem

2025年01月14日 21時39分57秒 | 新年リレーブログ2025

どうもどうも。新三年スナイプクルーの荒井です。今年こそ頑張っていきます。

一昨日、昨日と成人式(成人のつどい)に出席しました。一昨日は中高の成人式、昨日は自治体の成人式でした。久方ぶりの出会いに高揚心を感じる反面、これで一生道が交わることのない人がいるんだな、などと考えていたら、そのうち考えすぎていました。帰宅する頃には歓びと悲しみ、相反する心が入り混じってすっかり複雑な気持ちになってしまいました。純粋に楽しめば良かったのにねぇ。天邪鬼だと思います。

そんな中でも成人式に出る、という経験はアイデンティティの再認識という点で大きな意味があることに気づきました。例えば、一昨日と昨日で僕への呼びかけが違います。一昨日は「荒井」もしくは「あらいたく」でした。昨日は「たく」でした。ちなみに部活では「あらたく(荒井)」です。どの自分も決して嘘偽りではないし、そのうちどれかだけで全場面に対応できるとも思いません。その時その時に合った自分がいます。なんだか1日のコーデを決める時みたいですね。今日は暑いのかな、じゃあこれにしよう。でも午後から寒くなるし、上からパーカーでも着ていこうかな、みたいな。ただ、洋服は何種類か必要だけど、人によってお気に入りの服はあるよなぁ、とも思います。

ブログを書く、という営みは昨年の部活が終了してから出てこなかった「あらたく」というタートルネックのセーターを、「荒井」と「たく」というTシャツの下から無理やり引っ張り出して着る、そんな趣があります。久しぶりに着るんだから、慣れるまで時間がかかります。ご勘弁ください。毎日着れば良かったのに、着るタイミングを逸し続けています。あったかいお部屋で試験勉強に追われているからかもしれません。こんなに長いこと部屋にいたら、春合宿でタートルネックのセーターじゃ耐えられなくなってそうです。

これまでの部員の新年リレーブログを眺めていると、みんな普段から開けっぴろげな自分を披露してくれているようです。僕も例に漏れずその一人です。でも、自分を曝け出している割に、他人はあまり僕を知らないんだな、と思うときもあります。(部活の話ではありません)たぶん、僕がずっとセーターを着ているから、Tシャツ姿の僕を知らないだけなんだと思います。そして何より、総じて世の中の人々は他人の服装なんて見ていません。一般的に、他人の服装に気づいてやれる人なんて、すごく勘の良い人か、家族か、仲良しの友達か、相手を深く想っている恋人ぐらいでしょう。他の人には気づいてもらえるだろうと思っている方が野暮です。自意識過剰が過ぎるのでしょう。

気付かれていないかもしれませんが、僕は映画を見るのが好きです。そんな中でも大衆向け映画が好きです。深く考えることもなく、直感で良いなぁ、と思えます。そんな中から、一本の映画を紹介させてください。「いまを生きる」(“Dead Poets Society”)といいます。同名の小説が原作で、アメリカ・バーモント州の名門男子校を舞台として展開される、青春群像劇です。ロビン・ウィリアムズやイーサン・ホークといった名優が出演する名作です。

小説版から一節を引用します。

 

I say — drivel! One reads poetry because he is a member of the human race, and the human race is filled with passion! 

Medicine, law, banking — these are necessary to sustain life. But poetry, romance, love, beauty? These are what we stay alive for!

 

法学部に進学してしまった僕ですが、素晴らしいセリフだと思います。機械的な日々の予定と無機質な勉強に追われている毎日ですが、こういう言葉にできない歓びを感じたいものです。大学に入った今だからこそ、色々感じさせるものがあります。

そう言いつつも、最近は法の面白さも見出してきています。あんな人間味のない鈍色の条文の中にも、法を作った先人たちの息遣いを感じられる、かどうかは分かりませんが、コンテクストを感じられるようになってきました。ただ、それと試験で良い点数を取れるかは全くの別物だと思います。

 

もう一つ、「部員の知らない自分」、見つけました。実は大学の授業でメキシコ研修旅行に出掛けました。メキシコは日本とは地理的にも文化的にも正反対、みたいな国です。カルチャーショックの連続でした。ちょいちょい話には出しているのですが、写真付きで少し振り返ってみたいと思います。少々お付き合いください。

↑初日、タコス屋さんにて。Méxicoが充満しています。ちなみに、日本でタコスと言われるものは主にTex-Mexと呼ばれ、ちょびっと違う食べ物です。

↑メキシコのスタバで注文した「アップルクリスプマキアート」なる商品。名前の部分にご注目。正しくはTAKUです。タコス、好きすぎじゃね...?

↑目の前を通過した公営バスに国旗が刺さっていました。ナショナリズムを感じます。日本だとあんまないですね。中高時代、中国大使館が近くにあったので似たような街宣車は何度か目にしました。

↑なんとこの見た目で大学(UNAMという、メキシコの東大的ポジション)の大学です。駒場の図書館も企業のロゴなんか掲げちゃって負けず劣らずおしゃれになってきてますよね…?

↑テオティワカン。すげー。

↑メキシコ南部、メリダに位置するマニという農村の町並み。素朴ながら美しい光景です。(一枚目)写真だと分かりづらいのですが、夜になると満天の星が輝きます。(二枚目)

 

なんの脈絡もなくメキシコの話を語ってしまいました。ご容赦ください。

でも映画とメキシコには共通点があって、僕に「自分らしく生きるってどういうことなの?」という疑問を投げかけてくれました。メキシコの人って、服一つとっても、全て目立つんです。民族的な意匠を日々のファッションに取り入れていたり、自己表現がすごいなぁと思います。そしてそんな中でも大人しめのファッションの人がいることを見逃してはいけません。

 

あまり不特定多数の人に深イイ話をするのは得意ではないのですが、頑張って書いてみました。だいぶ書いたつもり、書きすぎたつもりでいます。予想だにせぬ内省っぷりですね。他人の内省なんて読みづらいことこの上ないです。今更ですが、駄文拙文、ご容赦ください。ここまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

僕も気持ちよくタートルネックを着こなせるように。

ありがとうございました。

 

 

荒井 太久


ダンディよりセクシー

2025年01月14日 16時29分56秒 | 通常練習

部員の知らない私。

「あぶない刑事」という刑事ドラマご存じですか?名前くらい聞いたことがあるのでは無いでしょうか。

舘ひろし扮する鷹山(通称:タカ)と柴田恭兵扮する大下(通称:ユウジ)の2人のキザすぎる刑事の物語なんですけど、劇中で2人のキャラ付けがあるんですね。

鷹山は犯人への捨て台詞に「ベイビー」をつけるダンディキャラ、ユウジは犯人を前にもステップを踏むことを欠かさないセクシーキャラというところで。

たまに同期からハードボイルド・ダンディキャラと言っていただけるのは嬉しいんですが、実は僕はタカよりもユウジのファンなのでありまして。勝手にダンディを目指しているように思われていますが、目標はセクシーなのです。

今年はセクシーキトウを目指して華麗なステップで魅了していきたいと思います。

唇にジョークを、心に花束を、セクシーにヨットを。

進次郎と似たような格言が出たところで、今回は手短にすまします。

今年もよろしくお願いします。

 

仰秀新3年

木藤大和


夏を夢見て

2025年01月13日 19時00分00秒 | 新年リレーブログ2025

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

新三年スナイプスキッパーの島瀬大誠です。昨年は、リレーブログの執筆をサボりにサボったせいでGPが25も貯まりました。おかげで春合宿中のほとんどの日に、海から帰ってきて疲れがたまっているなか、ガソリンを買いに行くという苦行を強いられることになりました。あんな思いは二度としたくありません。

 

さて、「部員の知らない私」というテーマについてですが、部員にあまり隠し事はしておりませんので、内面や趣味について書くこともないなあといった感じです。そこで、「年末年始マレーシアに行った私」ということで少し書いていこうと思います。

 

今回の旅行では、コタキナバルというボルネオ島北西部に位置する街に行ってきました。この街は東に4000m級のキナバル山があり、西側は海に面しているため、短い日程で海も山も楽しみたいという欲張りな旅程を実現できる場所です。気温は26℃〜33℃程度でとても過ごしやすい気候でした。どうやら雨季だったようですがほとんど雨も降らず快適な旅行でした。

 

特に印象に残っているのは離島でのアクティビティです。コタキナバルからマンタナニ島へは車で1時間ほど移動した後、ボート(定員40人程度・ヤマハの250馬力エンジンが2基)で30分ほどで着きます。市街地から少し距離がある分とても海が綺麗なことが特徴の一つです。白い砂浜に透き通るような海は、まるで絵画のような風景でした。

相模湾の南風のように海面全体に同じような風が入っていいる印象でした。だいだい3~4mの風が吹いていてこの海でスナイプ乗ったら気持ちいだろうなと密かに思っていました。

シュノーケリングを体験し、サンゴ礁やThe 熱帯魚というカラフルな魚を間近で見ることができました。やはり僕は海が好きです。

 

 

世界のさまざまなところでヨットに乗ってみたいという気持ちになるとともに、日本の海も早くあったかくなってくれということを強く願う旅行になりました。日本に帰ってきて寒すぎて軽く絶望しているところですが、2月から始まる冬合宿ではしっかりと実力をつけてあたたかい海で活躍できるようになります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。2月から羽田ーコタキナバルの直行便が出るらしいので気になった方はぜひ。


先日ハタチの集いに参加しました。高校の同窓会にネクタイをつけ忘れて行ったのは幻でしょうか。

2025年01月13日 18時19分46秒 | 通常練習

 お世話になっております。シン・3年生470クルーかつシン・成人の相川悠太郎です。二十歳の節目です。

今回のブログリレーのテーマは「部員の知らない私」ということらしいです。基本的に何事においてもオープンスタンスな私ですが、少々考えてみたいと思います。

ヨット部生活において私が部員に知られていない部分。何か他の部員に見えない所で活動している時間はないか、と考えた時、葉山に住んでいる僕は家に帰るためにチャリで朝晩移動しているなと思いました。今回はそんなチャリ通のたしなみについて語っていきたいと思います。

僕は御用邸の近くに住んでいるため、海沿いの道をチャリで漕いで合宿所まで行くわけですがそんな中での一つの楽しみが景色を見ることです。漕いでる途中に海から見える景色はとてもキレイで、他の部員と一緒に見る海とはまた違った色を見せてくれます。また、海を見ることで今日の風の強さはこのくらいかー、とか風向きを考えたりなど、コンディション把握の時間にもなっており、ルーティンと言えるかもしれません。

上の写真は、中でもの絶景スポット葉山の小さい漁港から、江ノ島、森戸、富士山の3種の神器が拝めます。よく朝早くからキャメラ好きが写真を撮っているところでもあります。

 

 

チャリ通いのたしなみ二つ目は、ウォーミングアップです。チャリを漕いで合宿所まで行くまで大体15分弱くらいかかるのですが、朝早くからチャリを漕ぐことで体が温まり体が目覚めます。冬の寒い季節も体があったまるので、他の部員よりも元気にスタートダッシュを切ることができて差をつけられます(?)

僕の使っているジャパニーズプライドの技術力で作り出されたPanasonicの電動ママチャリ。文字通りはじめはお母さんが使っていたのですが、運動嫌いの母は指で折れるほどしか使用していなかったため、僕がありがたく使わせてもらっています。これのおかげで坂がはえぇわはえぇわ。

 

チャリ通いのたしなみ三つ目は、音楽を聴くことです。年間でとても多くの日にちヨット部での活動をするにあたり、毎日朝から乗り気であるわけではありません。そんな中で気分を上げてくれるのが音楽です。

行きは主にアップテンポな曲を聴くことが多いです。King Gnuや、最近だとトラヴィススコットなどのヒップホップも聴いて寒さをブチアゲで吹き飛ばそうとしています。椎名林檎やサカナクションもサイコーです。

夏は暑いので曲も冬よりは若干落ち着いたものを聴く時もあり、季節や気分によってさまざまな曲を聴いています。

帰りには主に落ち着いた曲を聴くことが多いです。今日あったことを振り返りながら宇多田ヒカルやあいみょんなどを聴いてますかね。

最近法改正が強化されて、チャリ中のイヤホンは禁止になったっぽいので骨伝導のイヤホンを早く買いたいなどと思っています。普通のイヤホンだと風のノイズも入るし。ほしい物リストに入れておくので他の部員で僕に買ってもいいよって方はお願いします。

こんな感じでチャリ通いのたしなみでした。ぜひ皆さんも葉山に家を構えてやってみてください。合宿でのQOLが上がること間違いなしです。

p.s. めちゃくちゃブログ更新が遅れてしまいました。すいません。


実話

2025年01月12日 23時31分52秒 | 新年リレーブログ2025

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

新三年スナイプスキッパーの杉山諒介です。Gooブログが正常になったようで安心しました。代替わり後二度目のブログです。

昨日から二日連続で市毛さんと二人だけで早稲田の練習に飛び入り参加して疲れたので、拙い文章になるかもしれませんがご容赦ください。

さて、今年のリレーブログのお題「部員の知らない私」ですが、実は考えたのは自分です。部員のもつ意外な一面が見られればおもしろそうだと案を出したところ、誰もほかに案を出さなかったので決まりました。(一応公募だったのですが)そんな単なる好奇心で決めてしまったのですが、自分でも全く思いつかなくて困っています。自分は身の回りで起こることをすべて話のタネだと思っているのでブログに書けそうなことは大体誰かが知っています。そのせいで趣味だとかエピソード系は誰かしら知っているので、自分の内面?的な話をしたいと思います。

おそらく部員は誰も知らないと思いますが、自分は結構すぐに感動します。自分でもわかっていて、簡単に感動させられると自分の薄っぺらさを自覚するのであえて感動しないように努めていますが、それでもお涙頂戴の映画とかで感動するときがあります。最近で一番感動したのは帰省中のロックフェスで聞いたフラワーカンパニーズというおじさんたちのライブです。有名な曲は深夜高速(https://www.youtube.com/watch?v=uAXibMc74oY)くらいしかないのですが、1989年からメンバー変更、活動休止もなくインディーズとメジャーを行ったり来たりしている彼らの渾身の「生きていてよかった」には不覚にも感動してしまいました。彼らの生き方は安定した賢い生き方ではないかもしれませんが、だからこそ「生きていてよかった」に深みがでているような気がしました。

明日も朝からバイトなのでこれくらいにさせていただきます。特にオチのない宣言どおりの拙いブログを書いてしまいすいません。2025年もよろしくお願いします。


冬来たりならば春遠からじ

2025年01月11日 23時41分33秒 | 新年リレーブログ2025

あけましておめでとうございます。新3年470クルーの能登谷航です。

リレーブログのテーマは「部員の知らない私」ということで、小1の時から毎年欠かさず見てる箱根駅伝について少し書きます。箱根駅伝、大会自体の知名度は高いのですが、具体的な選手名まで知って応援してる人は少ない印象です。たぶん、たまたまチャンネルを変えたら放送してたから見たという人が多いからだと思います。

なので、長年の悩みなのが「駅伝トークで盛り上がれる人が少ない」ということ。本当はもっと「石田と梅崎が故障で使えなかったのにシード権確保した東洋は凄い」とか「1時間8分台で走って区間最下位になる今年の2区レベル高すぎ」とか言いたいのに。

 

↑いつもはテレビで観戦しているのですが、今年は小田原まで見に行ってきました。

 

箱根駅伝を見てると、4年間という年月の短さを痛感します。ついこの間まで1年生だった選手があっという間に4年生になってて「もう卒業!?」ってなることもよくあります。僕自身、気づけば大学生活もあと半分、折り返し地点に来てしまいました。ヨットに打ち込めるのも残り2年間、時間を無駄にせず一歩ずつ前進していきたいと思います。

おやすみなさい


2025

2025年01月11日 21時17分37秒 | 新年リレーブログ2025

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新3年、マネージャーの鈴木萌花です。

 

今年一番の楽しみだった成人式が終わり、大きな節目を迎えたことを実感しました。しかし今年からは将来に向けて考えなくてはなりません。。学年が上がることで責任感もさらに増していきます。昨年のように楽しくヨット部の活動に取り組むだけでは難しくなっていきます。

だからこそ、今年からはこれまで以上に勉強にも、ヨット部にも力を入れて頑張りたいと思います。

 

さて、「部員の知らない私」ということですが、初めてのバレエ鑑賞について話したいと思います。

先週、友達に誘われてウクライナ国立バレエ団体が主催しているバレエを鑑賞しました。

このバレエ団は主に首都キーウの「キーウ・オペラ・ハウス」を拠点に活動している団体で世界的なバレエの伝統とウクライナの文化を融合させた舞台が特徴だそうです。高い技術力と芸術性で知られクラシック作品から現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、国際的な公演でも評価を得ています。

 




ずっと見てみたかったバレエですが、早く観ておけばよかったと思うほど感動しました。

オーケストラの生演奏とダンサーの息の合った動きは言葉がなくても物語の展開や感情が伝わり、舞台装置や衣装の美しさやダンサーの身長が違っていても舞台上では均一に見えるようにしている技術の高さにも驚きました。





まだやっているそうなので良かったら

短いですが、課題に追われているためここで終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

3年 鈴木萌花


人間讃歌は『勇気』の讃歌ッ!!

2025年01月10日 22時05分44秒 | 通常練習

明けましておめでとうございます。

ディンギー班新2年、470クルーの井出です。

今回のブログのテーマは「部員の知らない私」ですが、私はかなりオープンなタチで、ミステリアスさの欠片もないので、今更何を書こうかと迷いましたが筆を進めていこうと思います。

 

私は大の漫画好きで、先月は「るろうに剣心」にハマっていて、大学生にもなって作中に登場する「二重の極み」を試し打ちしたりと読んだ漫画にとにかく影響を受けやすい。クリスマス直前に熱だして冷えピタを貼ったときは「これクロロじゃね?」と某狩人系漫画に登場する、とある盗賊団の団長の簡易コスプレをしたりもしました(詳しくはクリスマスに投稿された大のブログをご覧ください)。そんな精神年齢が14歳で止まってしまっている私が一番影響を受け、おそらく現在の生き方にも影響を与えている作品が「ジョジョの奇妙な冒険」です。6歳か7歳の時に祖父母の家で流れていた第一部のアニメで主人公の飼い犬が焼き殺されていたのがトラウマで長らく避けていたものの、高一の頃にアニメを一気見して、癖しかないけど己の信念を貫くキャラクターたちや印象的なセリフの数々に魅了され、まんまとハマった次第です。第一部に登場する主人公ジョジョの波紋法の師匠であるツェペリさんはこんなことを言ってます。

それではジョジョ!『勇気』とはいったい何か!?

 

『勇気』とは『怖さ』を知ることッ!

『恐怖』を我が物とすることじゃあッ!

呼吸をみだすのは『恐怖』!

だが『恐怖』を支配した時!

呼吸は規則正しくみだれないッ!

波紋法の呼吸は『勇気』の産物!!

 

人間讃歌は『勇気』の讃歌ッ!!

人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!

 

いくら強くてもこいつら屍生人は『勇気』を知らん!

ノミと同類よォーッ!!」

恐怖という負の感情を認め、己に克ち、自分で道を切り開いていく...その生き様に人間としての素晴らしさが宿る。それに周りは感化される。ついでに私も感化される...いや、そこにシビれる!あこがれるぅ!んですね。

 

さて、私の漫画愛はここらにしておきます。私は夏休み部活を休み、6週間ウガンダにいたので、部内ですっかり「ウガンダの人」というイメージがついてしまいましたが、ウガンダで私が何を感じていたのかあまり皆さんにお話していなかったと思うので、「部員の知らない私」ということで当時何を思っていたのかに焦点を置きたいと思います。

高校時代まで漫画、ゲーム三昧で内なる冒険心が燻っていた状態で、大学に入って環境が変わったことにより、知らない世界に挑戦してみたいという冒険心が爆発し、私は昨年の夏休みに部活を休部させてもらい、アフリカのウガンダに6週間ボランティアに行くことにしました。

 

ウガンダでの生活は楽しかったけど、自分の無力さ、愚かさを嫌というほど感じました。別にボランティアがしたいというわけではなくアフリカを見てみたくてこのボランティアに参加したけど、せっかくボランティアとしてウガンダに来た以上何かしら現地にしたい、と最初は思っていました。でも、目につく課題は自治体、国単位のもので自分が何をしても根本的な解決にはならない。ゴミ問題を例に挙げるとすれば、ゴミの回収業者がほぼおらず、ポイ捨てが当たり前の文化で、燃えるゴミ燃えないゴミペットボトル関係なく一箇所にまとめてゴミを自分たちで燃やすような環境なので、ゴミの分別を教えたところで何の意味もなさない。”魚の釣り方”を教えたとしても環境を変えない限り、教えた”魚の釣り方”なんてものは彼らは無駄だと捨ててしまうだろう。そんな状態で自分は何ができるのだろうか、というかそもそもお金やモノ以外で彼らにあげられるものって自分にあるのか、と無力感を感じた。自分は何を持っているのだろうという問いにぶち当たった。

 

道を歩けば、肌の色の違いから”外国人”として目立ち、”金やモノを持っている人間”とみなされ、物乞いや値段のふっかけをされることもしばしば。30人の現地の人(10代〜20代前半)と共同生活した家でも「水ちょうだい、食べ物くれ、スマホ貸して」は日常茶飯事。その度に「学生に物乞いするなよ...暇そうにしているんだから働けよ...自然は豊かなんだから食べるものには困らないはずだろ...モノもらうのが当たり前になっちゃダメだろ...」と思うが、それは自分自身に見事にブーメランとして返ってくる。自分と彼らの違いは裕福な親がいるかどうかであり、結局自分は働かずとも親や周囲から学費や生活費を出してもらえて遊ぶことができ、自分も”モノをもらっている”に過ぎず、”モノをもらうのが当たり前”になってしまっているのだ。それを頭では分かっていても、モノを要求されることに嫌気がさし、彼らは悪い人たちではなく、むしろ優しい良い人たちであったため、それに嫌気がさしてしまう自分に対して自己嫌悪し、彼ら30人との共同生活で自分の時間の確保が難しくストレスが溜まり、最後の1,2週間は人と交流するのが本当に嫌になってしまった。

 

ウガンダ帰国後は軽い鬱というか本当に一人になりたい、無心に何かをしたいという気持ちが強まり、自転車で秩父までソロキャンプや葉山の合宿所に行くなどひたすら漕いで、頭をからっぽにしようと必死だったのかもしれないですね。

でもそういった無力感、自己嫌悪という負の感情を苦しみながらでも消化し、自分が無力であることを認める。その上で自分は何をするのか?と自分に問いかけ、足を運び、人と交流し、挑戦をやめない。それこそが人間讃歌、人間の素晴らしさだと思います。

まあでも、これ下手するとただの「苦しいけど前に進んでいる俺カッケー」ていう自己陶酔に陥ってしまうと思うんですよ。独りよがりになったら、自分の世界に閉じこもっているだけでなんの成長もない。一旦周りを見渡して、せめて自分を支えてくれている人への感謝の気持ちだけは忘れずに今年の部活に取り組んでいきたいなと思います。ヨットも海っていう人間じゃとても敵わないものを相手にしているスポーツで、その強大な海で非力な人間が知恵を振り絞って身体全体を使うところに魅力があるんじゃあないかと個人的に思います。これからの部活きついこともあると思いますが、『覚悟』を決めて乗り越えていこうと思います。

 

勇気を持って知らない世界へちょっと足を踏み込む、その一歩が「奇妙な冒険」へと誘ってくれる気がします。

 

まあ私が言いたいことは一つですね。

絵柄が苦手とか言っているんじゃあない!

皆さん、ジョジョを読みましょう。

以上です。


ゆるキャラっていいよね

2025年01月09日 23時30分40秒 | 新年リレーブログ2025

明けましておめでとうございます。

クルーザー班新2年の髙田智彰です。

 

「部員の知らない私」というテーマに入る前に、まずgooブログにアクセスするのに苦労しました。年始からgooサービスは大変そうですね。きっと他の皆さんもそうだったと思いますが、仕方なく家のwi-fiを切ってテザリングで書いています。早く復旧してほしいものです。

 

本題についてですが、「ゆるキャラが好きな私」について書きたいと思います。

先に断っておきますが、私はゆるキャラガチ勢ではありません。全国のゆるキャラを網羅しているわけでも、毎年ゆるキャラグランプリをチェックしているわけでもありません。旅先でそこのゆるキャラをチェックして可愛かったらぬいぐるみを買うことを検討する程度の好き加減です。

 

私が一番好きなのはチーバくんです。

知ってますか?チーバくんのこと。千葉県の形をそのままゆるキャラにした、シンプルなゆるキャラです。でもかわいい。一見何かの動物をモチーフにしたゆるキャラに見えますが、何の動物でもない。不思議な生き物です。

ちなみにチーバくんの舌はみんな大好き浦安市の位置です。

 

我が家にはチーバくんの他に、くまモン、みきゃん、ひこにゃんがいます。

何だよ少ないじゃないか、しかもメジャーなやつばっかりと思った方も多いと思います。でも皆さん、お土産屋さんでゆるキャラのぬいぐるみの値段見たことありますか?まあまあいい値段しますよ。だから本当に気に入ったやつしか買いません。今後も気に入ったやつがあれば仲間に加えていきたいと思います。

 

 

 

私はヨット部のブログで何を書いているのでしょうか。正直ゆるキャラ発展の歴史を書こうと思えばいくらでも書けるのですが、ただの事実陳列になってしまうので、このあたりで筆を置きたいと思います。

 

ガチで寒いと噂の春合宿に怯えていますが、夏と違ってヨットをある程度知った状態での合宿を楽しみにしています。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。かわいいゆるキャラを教えていただけると幸いです。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。


自未得度先度他

2025年01月08日 11時41分30秒 | 新年リレーブログ2025

みなさん、明けましておめでとうございます。2025年になりました。

冬の寒さも厳しくなっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

私の家では、お正月や長期休みになるとみんなで桃鉄をします。プレステ時代からやっておりますがお気に入りのソフトは、2010年の戦国・維新のヒーロー大集合!の巻でしょうか。桃鉄は目的地へ一番乗りに着くことがゴールとしてゲームが展開していきますが、実際には一番の要点はそこではないところがポイントで、常に高いリスクに自分を晒さないことを徹底することが重要です。相手の出方・カード・収入を注意深く観察し分析しながら、何食わぬ顔でカードを切らさないようにしながら、したたかに物件を買い集めて、タイミングを見計らってカードを使い確実性を増していくこと、、これが勝利への近道であると思っています。他人をよく見てどこに自分が位置付いているか常に気にしながら、お互いの足の引っ張り合いをしていくーーーだいぶ人間の業が集められた嫌なゲームですね。

さて、桃鉄論考はここまでにして今回のリレーブログのお題に入りたいと思います。お題はズバリ「部員の知らない私」です。だいぶオープンであけすけなタチなので特にお話ししたいこともございませんが、今日は私の好きなものへの想いを書いていこうと思います。私は可愛いキャラクターが好きです。特にサンリオのシナモロールとミルク、ニャニィニュニェニョン、他にはユニコなど。どうして好きなのかうまく言えなかったけれど、これらのキャラクターには桃鉄などとは真反対の理念が見える気がして癒されるからな気がしてきました。彼らはどんな私たちにも平等に優しく、常に愛らしい真心で接してくれます。いじらしくて、純粋で、綺麗。

仏教には「自未得度先度他」という教えがあるそうです。これは道元禅師の教えですが簡単に言ってしまえば、自分を救う前に他者を救うということです。互酬関係ではなく一方向のみの責任。これは膠着した世界(関係)を変えるような、幸せへの大きな力を持っているような気がします。私はこの「自未得度先度他」の考えが上で述べたようなキャラクターから香っているように思います。どんな時でも彼らは寄り添い優しく包み込んでくれるのです。実際に私もこの教えを体現してみたいものだけど他者を赦すこと、それを赦す自分を赦すこと、まだまだそこに苦しみを感じてしまうし、苦しみを超克するような智慧を手に入れることはできておりません。ついテイクできるのかどうかを気にしてしまう、、桃鉄のような考え方で過ごしてしまうこともあります。だから人間は宗教に縋るのでしょうか。

日々の生活の中で、取引と打算で生活をとらえないことが大切だということを彼らは優しく思い出させてくれます。力不足の痛感ゆえに、悲観主義や厭世主義に進んでしまうのではなく、身近なことからコツコツと。小さな縁が大きく広がるよう、常に幸せを祈り続けることをやめないこと。

思い返すと去年は、結構自主練に行きましたが、頑張りへのモチベーションの多くは意地に起因するものでした。常に心の中のキングボンビーに捉えられないように、先へ進み続けようと焦っているような。お正月になんだかどっと疲れが来ました。今年はもっと心に余裕を持って、もっと好きになりながら部活に取り組んでいこうと思います。

 

ほわほわのそふとぱわ〜⭐︎で凍てつく寒さも優しく頑張っていきましょう♪

 

私とみなさんの今年の幸せを祈って。

 

さようなら

 

 

2年プレイヤー 林歩乃葉