お世話になっております。
新二年470クルーの井出です。
ブログのタイトルは今回の話のメインは九大交換留学なので、「すごくすごい」を博多弁で言うとなんて言うんだろうとchatgpt君に聞いたらこう出てきたのでそれを採用しました。間違っていたらすみません。
寒かった2月(でも例年より暖かいらしい)を終え、とうとう3月になり、ここから春が到来すると考えるとワクワクしますね。と同時に到来しているかどうか怪しい人生の春に胸を弾ませながら過ごしていた去年の春休みからもう一年も経ってしまったことを恐ろしく思っています。この一年で少しは成長したのだろうか…どんな道を選んだとしてもその道を最高のものにするのも最悪のものにするのも自分の行動や心掛け次第。大学生活でやりたいことが色々あるのですが全てをやるのは無理なので、たくさんあるやりたいものの中から選んだものは悔いなくやりきりたいなと最近よく感じます。生活においても練習においても「なんとなく」を減らしたいですね。
では春合宿第4クール(2/27~3/2)の練習について報告させていただきます。
今クールは九州大学との交換留学で、九大のヨット部学生4人を交えての練習で(470には新二年スキッパー石田君、新三年クルー恩田さんを交えてでした)、私たち東大ヨット部に新鮮な風を吹き込む、とても良いクールだったと思います。
毎回練習後にその日の練習を振り返るミーティングをするのですが、そこで「東大の部員は船に乗っている時あんまり喋らないと感じた」「恩田君と乗るとロールがすごいかかって乗りやすかった」「回航の前、石田君がテトラで出てくださいとか指示をくれたり、回航後にフィードバックをくれるのでとても良かった」「四角形の練習がすごい楽しかった」「東大の部員みんなレスキューの運転上手い」「九大はひたすら動作で、セールに意識を向けるタイミングがないから、東大のセールに意識を向けるにこたまの練習は段階を踏んでいて良かった」など普段自分たちだけの練習ではなかなか気付けない自分たちの良さや改善点に気付ける良い機会になりました。
練習後の筋トレでは、二人一組のペアを作って腕立てをしている人に上から力を加えてさらに負荷をかけるなどといった普段九大がやっている筋トレを伝授してもらいました。聞いたところによると、この筋トレを普段は出艇前にやっていて、さらに13kmランニングをやることもあるらしく、「九大フィジカルモンスターすぎやろ...(´⊙ω⊙`)」と戦慄しました。
1,2日は宮川さんに来ていただき、動作を細分化し、できないことを洗い出し、改善していくことを目的に、スピン上げの練習を
step1.スピンは張らずポールだけつける
step2.ポールなしでスピンを張る
step3.ポールありでスピンを張る
と段階ごとに分ける練習をしました。この練習によって、自分の場合はstep2のポールなしでスピンを張る練習でなかなかうまく張れず、サイドステイの風見に意識を向けてみたり、ガイの引き具合、持ち方などを変えたりして試行錯誤したりと動作を色々考えることに繋げられたと思います。
また、今回は体調不良による圧倒的470クルー不足により、普段は半日レスキューに乗るところを今クールは一日中ヨットに乗って練習させてもらっていました。普段の練習量の約2倍だったので流石に疲れましたが、長時間の練習により意識を向ける要素を徐々に増やしていくことに繋げていけたし、九大のクルーのロールタックの動きを見てそれを試してみたり、動きやすいように身体の重心をもっと高くしてみようなどと試行錯誤の回数が増えたので、やっぱり練習量がモノを言うなと実感しました。一方で、ジブの形やヒール感が自分では良いと思っていても、まだまだスキッパーに指摘されることが多く、「え、これ違うんかい!」となることが多く、悔しくなることも多々あったので、その精度や風の強さに合わせた動きなどの理解度を上げていきたいとも強く感じたクールになりました。
九大から来てくださった4人、ありがとうございました。また七大戦の小樽で会えるのを楽しみにしています。それではまた。
井出