東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

六大戦 今後の課題 近藤

2009年09月21日 22時30分19秒 | Weblog
470スキッパー4年の近藤です。
六大戦に4175のスキッパーで出場しました。

最後の六大戦からの反省をします。

1上まではコースを大外ししたとき以外は10位以内だったので、課題は
・スタートの確実性を高める
・スピードを上げる(角度重視なのかプレーニングを狙うべきか)
・コースをはずさないことと、外した側でのトップに立つこと
・フリーを安定して走る
です。

特にフリーは強風になるとリーチングが沈しそうなので、慣れていきます。


とにかく2ピンダウンの風が久しぶりだったので、いい練習になりました。


最後に伝統ある六大戦で3艇揃えて出ることができず、また、でた2艇も不甲斐ない成績をとってしまいましたことをお詫びいたします。

すべては全日本インカレで前を走るための糧といたしますので、よろしくお願いいたします。


ディンギー班4年 近藤嵩史

六大戦の反省(小山)

2009年09月21日 21時30分57秒 | Weblog
279で田島さんのクルーやってました、小山です。


六大戦終わりました。
今回は台風が来てるとあってべらぼうにしんどい強風でした。

課題がたくさん見つかったので書いておくと
1、クローズの角度がとれない。微風、中風ではスピードあるのであまり気にしていませんでしたが、強風のレースで周りの船と比べると顕著。走ってるだけでおいてかれる今の状況では勝てません。
考えられる原因としては...
強風でテンションを抜きすぎてフォアが落ちていないか、ジブリーチはあっているか、バングでリーチコントロールがちゃんとできているか、プレーニング艇じゃないのに落とし気味で走らせていないか
結局レース中に修正できなかったので残り少ない期間にしっかり研究しないと

2、強風の動作。スナイプ転向してから470とは違うスナイプ特有の走らせ方に慣れる練習が中心で動作練の時間とれなかったツケ。インカレ間近にしてタックで上向いて止まるだとか、強風のジャイブをひよるだとかは本来ならば問題外だし、実際これが原因でタクティクスの幅が狭められた場面もありました。
これらに関しては2日目には大分修正できその点はよかったけど、もっと確実にしていく必要あり。

3、北風のコース。北でコース引くのは初めてで、振れを逃したりだとか結構しました。田島さんごめんなさい。
北風の考え方
スタート前・回航前に奥のブローまできちんと見てストラテジーを考える
基本的に片サイド勝負で自分と同じサイドの船にどう勝つか考える
必ずブローラインに乗せて返す
でしたっけ?他に注意すべきことあれば教えてください。


課題多かった一方で収穫も。
まず上マークアプローチが今回はかなり上手くできました。どの船と勝負することになるのか、どの船を抑えていけばいいのか、最後の振れはどっちか。
上マークアプローチに関しては今回は一艇も抜かれてないので、今回の感じをしっかり覚えておきたいです。

それからスタート。
艇数が少なくてインカレとは違う部分もあるけど、スタートのプランをしっかり考えた位置取り、ラインを読むことはだいぶ進歩したかな。
ただ狭いとこで止まったり下の水キープしたりはうちのペアの課題なので、積極的に他大のスタ練に混ざって練習したいです。




最後に
インカレ近いので体調管理はしっかりしていきましょう。入院などしないように、、


2年 小山慧

六大戦の反省(田島)

2009年09月21日 20時12分03秒 | Weblog
スナイプスキッパーの田島です。
六大戦に小山と参加してきました。今回の強風レースでは課題がたくさん見つかりました。

一日目は2レースとも沈をして、しかもスムーズに起こせなくてDNFになったりビリを走ったりでした。
2日目は出艇してジブを破いてDNC一回つけてしまったし、復帰後もいい走りは出来ませんでした。

今週はインカレ予選ですが、それまでに強風でまともにクローズを走れるようにする事と、沈をしないように上手くハンドリング出来るようにしたいです。
スナイプチームのインカレでの各艇の目標に一番遠いのが私で、このままだと足を引っ張ってしまうことになってしまうと思います。
時間があまりないので、頭を使って無駄のないように集中して練習するように心掛けたいと思います。

それと、ジブを破いてほんとうにごめんなさい。
それと川口とか金田とか川西さん、金城さんありがとうございました。
あとご飯作ってくれたいのちゃんまいちゃんありがとう美味しかったです!



3年 田島沙紀

六大学戦の反省(山中)

2009年09月21日 17時55分49秒 | Weblog
主将の山中です。

 部全体の六大学戦の総括としては、『「もしインカレだったら...」の反省の必要性』と言えると思う。

 470チームは1人が感染症で不出場、1人はラダーが折れてリタイア。実際のレースの中身の反省以前に、そもそも勝つための準備ができていなかった。「不運」で済ませることも、「六大学でまだよかった」で済ませることも簡単だが、もしインカレ本番だったら、悔やんでも悔やみきれない事態。インカレで勝つための緊張感、危機意識、自己管理意識、そういったものを残り3週間24時間持ち続けて万全の態勢で大会を迎えるつもりでいないと同じことが起きかねない。部内でこのことをこれまで以上に徹底させることが必要だと痛感した。

 スナイプはトラブルもなく、以前は勝てなかった明治大学にも勝つことができたという意味では成長の手ごたえはあるが、これもやはり「インカレだったら...」を想定した反省が必要。大艇団のスタートが一番の課題の選手がいつもより前を走ったり、艇団のブランケを意識したフリーのコース取りが苦手な選手がフリーで苦労しなかったり、なんていうのは六大学戦が少数フリートのレースである以上当たり前。今回得た反省をインカレを考えたらどのように活かせるかを考えるのが大事なんであり、リザルト自体は大きな意味は持たないと考えるべきだろう。

...とここまで書いたところで、以下は自艇とスナイプチームの反省と今後の練習。

【自艇】
・強風ランニングの、スピードの安定感。今回はインカレでもありがちな10m超えの北風だったが、サーフィングの継続時間がレースによってまちまちだった。上位と絡むとスピードで負けがちなので、いつでもベストの走りができるよう力を入れたい。
・下マーク前のタクティクスとハンドリング。内側争いのためのジャイブのタイミングや走法の切り替え(バイザリーで走る、上してラップをとるなど)がまだ未熟だと感じた。あらゆる走法で、ブローや波を上手く使えるようになること、またそれに伴う自分のスピードが想定できるようになることが必要。
・2上のコース。1上のようにゆっくりどっちサイドにいくかを話し合えてないので、行き当たりばったりなコースひきが多い。二人でよく見るべし。
・たまにある、無駄タック。影響の少ないはずの艇団で下受けなど、たまーに考えすぎのタックがある。宇田川にはもう少しタックの回数を減らせるコースひきをしてもらうのと、練習中だったら(レース中だったらやっちゃいけないけど)不必要なタックに文句を言うようにする。
・感情のコントロール。オレ。冷静さ欠いても良いことない。

【スナイプチーム】
特に顕著なのは、
・田島・小山艇のクローズ
・東郷・早野艇のリーチング
・動作下手

細かいことは多すぎて略すが、今週の練習方針としては、
・強風→田島艇のクローズ引き上げ、ランニング走り、リーチングをタイト・普通・ルーズ走り、タック&ジャイブ
・強風以外→艇数の多い練習に混ざる(スタート、マーク争い、タクティクス)
といった感じで課題を潰していきたい。

予選まで一週間。スナイプは「チーム成長率」だったら学連で一番の自信はあるので、このままの勢いで勝ちに行きたいと思う。



六大戦 秋 (松木)

2009年09月21日 13時42分54秒 | Weblog
470スキッパーの松木です。レースの反省を書きます。

今回の六大戦は台風が接近していた影響で強風レースとなりました。
走りの面では接近戦をしているときにタック後の立ち上がりが悪く殺されてしまう、リーチングランニングで安定して走らせることができず、クルーの足を引っ張ってしまうなど強風における技術不足な部分が多かったです。

また、レース中ラダーが折れてしまい1レースをリタイアしてしまいました。もしもインカレでこんなことがおきて全日出場を逃してしまったら目も当てられないので、OBの先輩方にも何度も言われていますが、すべての部品が壊れうるものだと思ってもう一度船の総点検をし直したいと思います。

インカレ前に強風のレースができ、様々な問題点も明確することができたので六大戦は個人的にとても有意義なものになりました。
インカレまであとちょと。合宿所で大ブームの感染症に気をつけつつがんばります。

北風にもまれて

2009年09月21日 13時18分23秒 | Weblog
470クルーの武尾です.
昨日一昨日と東京六大学対抗戦が森戸海岸沖で開催されました.
応援,運営手伝いに来ていただいた金城さん,川西さんありがとうございました.

さて今回東京大学470チームはエース艇を欠くという状態で2艇で出場しました.
そういう状況なので順位争いには絡めないのは初めからわかっていましたが,レベルの高いインカレ決勝前のレースであるのには変わりはないので精一杯やれるところまではやろうと思って臨みました.

今回のレースのコンディションは北風の結構な強風.今まで乗り親しんできた南風とは打って変わって激しく振るは,強弱が激しいはということでどういう走りをすればいいかということは頭では整理されてはいたのですが,実際レースに臨んでみたら沈の繰り返しという散々なものでした.特にリーチングでは僕も,近藤さんもまだ乗りこなすのに精一杯なところがあるので今後の数週間でその穴を埋めていきたいと思います.

スタートに関しては早野君が言うとおりラインが長かったためスタートで失敗してどうということはありませんでしたが,コースに関してはレグの長さはインカレと同じくらいでした.今回は僕がまともにコースを引くようになってから初めての北風強風だったのでコースに多少不安はありましたが,1上の順位も基本真ん中より上だった気がするので多少安心しました.あとは詰めをしっかりしていきたいと思います.

最近暗い話題ばっかりの部活ですが,全日本出場を確実に決めて今までの流れが振り払えたらいいな,とおもって練習がんばります.

水曜日に新しいレスキュー艇のVSRが届くそうです.LBの方々に感謝しながら大事に使っていこうと思います.

三年 武尾

六大戦_宇田川

2009年09月21日 13時15分55秒 | Weblog
スナイプで山中さんと出ました。

個人成績9位と、半分以内には入れたからよかった。
スタート後の走りで負けなかったのが大きかったと思う。
すぐ下に上り角の超いい船がいなくて走りやすいこともあったけど、夏に比べてクローズのVMGがトップ艇に近付いた。

今回は艇数が少なく、しかも強風でばらけてたからスタートでちょびっっと出遅れてもそんな死なないし、上マークで失敗しても艇団にのまれるということは顕著になかった。
しかし、前走っててもどっかしらでちょこちょこ順位を落としてしまうのが早稲田や慶應のトップ艇との差だと思った。
あと予選、決勝とあるが、リスクを冒さず、ミスをなくし、安定した成績をとれるようにしたい。それが1番艇に求められると思うから。

六大戦を終えて(早野)~1か月の成果

2009年09月21日 11時36分43秒 | Weblog

スナイプに乗ってからちょうど一か月がたち、六大戦を迎えた。



8月中旬、江ノ島での練習を始める際に言われたことは、スナイプのクルーとして、動作を正確にやるだけで満足するのではなく、風速に応じての艇のスピードや上り角度についての感覚を鋭敏にすることだった。それまでは、入部から1年間、470クルーとしてどちらかといえば動作をとにかく完璧にすることが練習の目的だったことに比べると、練習中の意識も大いに変わってきた。

軽風以下のコンディションでは、クローズ中のヒールトリムにおいて、自分がどこに移動すればもっとも止まらない走りができるか、スキッパーがスピードを求めるあまり落としすぎていないかなどを意識して練習してきた。
順風~中風のコンディションでは、上りすぎによってスピードが止まってしまった場合にすぐに指摘できるように意識した。
強風以上のコンディションでは、他2艇との走り合わせのなかでハイクアウトをしながらメインの形を見てプラーとバングを調整し、適切なメインの形を追求した。

いずれの練習においても、練習中に考えることが変化し、7月までの自分の練習からはるかにレベルアップしたことを感じている。



六大戦までの1か月間で結構な数のレースに出場してきた。


実践経験を通して、セーリング競技のスタートがいかに難しいか、レース中のどの場面で順位が変動するのかを実感してきた。
特に、スタートで加速開始前に隣の艇に出遅れてしまうことや、クローズ中他艇の影響下にいながら気づかずスピード・角度を落としてしまうことが頻繁にあり、その点を反省して重点的に練習してきたと思う。



そして今回の六大戦を迎えた。関東学連の中で、強豪私学ばかりが集まったレースに参加できることは非常にありがたいことだと思う。日本トップクラスのスナイプたちと自分たちの技量を比べ課題を明確にすることを目標として臨んだ。


スタートは参加艇数に対して長く、自分たちが苦手とする両隣に挟まれたスタートの実践はそれほどできなかったが、下艇にのぼられ動作不能となった1回を除いてはまずまずの結果だったと思う。特に2日目の最初のレース(シリーズでは第3レース)ではフルパワーの風の中、これまでにない良いスタートを切ることができた。インカレ決勝では参加艇数が多く、余裕ある中でのスタートは難しいと予想されているため、他大学とのスタート練習においてスペースの少ない中でのスタートを練習していきたい。


今回のレースで早・慶をはじめトップレベルのスナイプとクローズを走りあう機会を得、クローズにおいてはそれほど負けていないことが分かった。早いときのスピード・角度感覚を身体にしみこませ、上りすぎ・落としすぎを極力減らしてさらなるレベル向上を図っていきたい。

大きな課題はランニングであった。ランニングのコース取りについてはスキル不足のため、レース中になかなかスキッパーと相談することができておらず、改善の必要を感じた。上突破を避けることを最低限の目標としていきたい。





来週にはインカレ予選が迫っている。競技においてそれまで練習したことを発揮することはもちろんのこと、犯しやすい間違いに気をつけていきたい。

また、トラブルによって予選競技に参加できず、決勝を逃すことは決してあってはならない。艇だけでなく選手の体調に最大限の配慮をし、数年ぶりのスナイプ全日本インカレを目指したい。