東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

サイドステーがなくとも

2010年07月26日 16時03分02秒 | Weblog
とても暑いですね。完璧に夏バテ気味の武尾です。

今週は江の島沖で関東470という関東470協会の主催する今年最後のレースがありました。

東京大学からは7人が五艇に分かれて参加しました。

配艇は(敬称略)

4357 松木・武尾
4096 東郷・金田→東郷・小山
4175 室伏・伊東
4301 来間・小山→来間・金田

4319 太田・川口

という感じでした。

自艇の結果はワンカットで20位。(他艇の結果は他の誰かが書いてくれる筈)

僕自身としては二年連続の全日本出場権獲得でした。(正確にいえば出場権を獲得したスキッパーのクルー・・・)

結果的にはよかったですが、全体的にダメダメなシリーズでした。

一日目
朝の艤装の段階でサイドステーがないことに気付く

トラックで江の島から八景島に向う

島内を走る

艇庫でサイドステーを発見

サイドステーを持って島内を走る

トラックで江の島までとにかく急ぐ

江の島着、ダッシュで艤装、この時点で第一レースを捨てる。もう後がない状況に

この日はレース開始が遅かったおかげで第二レースから何とか参加することが出来ました。

引っ越しがここまでうまくいかなかったのは初めてです。一応教育はしてきたはずなのですが、こんなことになってしまったということは何も教えられていなかったということと変わりがありません。すごい責任を感じています。今回の件でその償いをする羽目になってしまいました・・・

第二レースからはずっと200度設定。
基本的にスタートできちんと出てブローで返して行ったらまぁまぁの順位がとれました。

二日目
前日みたいなこともなく落ち着いた出艇。
この日の1レース目、右だと確信して1上でも2上でも右に極端に展開していった結果、スタートの失敗を大きく挽回することが出来ました。
2レース目
設定角を信じてさらに右に振れるだろうと思っていたら、逆向きに・・・フリーで挽回も4マークでまさかの大きなミス・・・今シリーズ初めて叩いてしまいました。

もうこれで後がないとおもわれた3レース目、まさかのBFD
終わった・・・と思って誰よりも早くハーバーバック。誰よりも早く梱包を終え、ひたすら空しく待ち続ける。




気落ちしたまま引っ越しを終え(なぜか4人しかいないのに引っ越しをしようとしていた明治大学の分も)、はぁと思っていたところに結果を知らされて絶望の淵から立ち直ることが出来ました(大袈裟!!)

今回学んだことは
N13使用時にはフォアプラ―をガチガチに引いた方が、クローズが速いということです。今まで悩んでいたクローズを打開するためにレース当日にセッティングを変えるという賭けに出たのですが、これが功を奏してとてもよかった。

具体的には
ハーフトラ~フルトラコンディションで
プリベンを72mm
フォアプラ―はガチ引き(多分-2~-3ポイント)
デフレクションは内緒(笑)

また、今回は同じA2なのですが、いつもより軽いスピンを使ったところリーチング時にいつものような伸びがなく(特にタイトリーチで)困ってしまいました。
今までは風を逃がして適正なトリムが出来るように少しだけポールを高くセットしていたのですが、今回のような軽いスピンでは少し下げた方がいいのでしょうか?良く分からないので今後時間があったら試していこうと思います。


今回の結果は個人的には嬉しいものでしたが、僕たちの目標はまず全日本インカレに出ることなので、残りの時間の中で自身の向上はもちろん他艇も引っ張っていきたいと思います。

武尾優


順位
4357 20位
4096 56位
4175 43位
4301 39位

4319 28位