東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

学生マッチを終えて

2016年03月14日 20時14分38秒 | Weblog

お久しぶりです。クルーザー班新2年の田原です。

3/10~13に行われました学生マッチの報告と個人的な反省をしたいと思います。長文になりますので、予めご容赦ください。

 

まず成績についてですが、12チーム総当たりの予選で6勝5敗の6位、続く5位6位決定戦では慶應に敗北し、結果6位でレースを終えました。僅差での非常に悔しい敗北や勝利を経験して、ヨットレースで勝つことがやはり難しいと思い知らされたレースとなりました。

 

次に個人的な反省を書きたいと思います。

1月に同期の工藤と共にクルーザー班にやってきてからは、学生のみでも出艇できるようになったこともあり、週5日の合宿をフル活用して松山さんと岡田さんに動作を叩き込んでいただきました。直前には週に7日の合宿を行い、動作の練習量ではどのチームにも負けないという自負を全員が持った状態で蒲郡へと発ちました。

蒲郡での前日練習でも動作への自信を再確認し、当日を迎えました。

初日は恵まれた風の中、5レースを戦いました。僕は冷静に動作をこなそうと思っていましたが、実際にレースとなると相手艇に気をとられるなど、練習ではしなかったような動作ミスもしてしまいました。負けている時は艇内に焦りが出てきてしまい、逆転するシーンはなく、2勝3敗で初日を終えました。

二日目は軽風の中、6レースを戦いました。初日にしてしまったミスは絶対にしないと気合を入れて臨みました。先行している時も負けている時も艇内で慌てずに行こうなど声を掛け合いながらそつなく動作をこなすことができました。しかしペナルティをもらったり風が弱い中でスタートに出遅れてしまうなどして、2敗を喫して予選を終えました。

最終日は微風の中慶應とのレースに臨みました。風が弱い中でスタートに失敗してしまい、2連敗してレースを終えました。風が落ちた時のボディアクションや船を揺らさない意識、スタートの重要性がそのままレースの勝敗になってしまうことを痛感したレースとなりました。その後同志社と九州の決勝戦をシエスタのボートの上から見させてもらいました。両チームからもタックの煽り一つへの気迫が違うなと見てて感じました。動作には自信を持っていましたが、一つの動作への執念や集中は全く足りていなかったと思い知らされました。

 

最後に、クルーザー班にきてからの総括のようなものを書きたいと思います。

初めの頃は役割分担を決めるクルーザーに戸惑いも感じていましたが、練習を重ねるごとに艇内でのコミュニケーションが増えてきてきました。お互いがチェックし合うことでミスを未然に防ぐことができたり、そもそも動作を行う人を変えるなどの対応はクルーザーならではだなと感心しました。

ディンギー班とは違って常にレースメンバーとして海に出たこともとても良い経験になったと思います。一つの練習への緊張感だったりチームとして船を動かすという意識は多少でも身についたかなと思います。

またレースに出る機会もとても増えました。クルーザー班に来てからまだ2か月ですが、すでに3回もレースに出させてもらっています。しかも僕はラッキーなことにそのうち2回は社会人チームに混じって出させていただきました。いつもと違う人と乗ることで学ぶこと、気付くことは多く、チームにフィードバックするということがとても新鮮でした。お世話になった皆様、ありがとうございました。

最後の方はなんだか偉そうに書いてしまいましたが、実際は自分のことで精一杯で過ぎ去っていった2か月でした。

 

最後に、今回学生マッチでお世話になったJYMAや東海マリーナの皆様、社会人チームの皆様にお礼を申したいと思います。ありがとうございました。

 

これからも応援宜しくお願いします。

 

長文失礼しました。

                 仰秀バウマン 新2年 田原建人