東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

最近の練習

2016年03月24日 23時17分38秒 | 通常練習
こんばんは
新3年スナイプスキッパーのもろたです
月火の練習報告します


月曜日

早稲田が出艇しないということで小松コーチが東大につきっきりで、スピードチェックを行いました。
セールをただセーブするのでなく、本番に使う2010年のメインジブを使うことで再現性を高めることが目的でしたが……。

東大、再現性というものが弱いぞ(小松コーチ)

ジブなんかはリーチカーブをはじめ、フットのカーブ、目盛り、スプレッダーの目盛り、シートのマーキングなどをあてにするわけですが、風が変わってからの対応ばかりでなく、タックを挟んでからの対応すら良くない。クルーは合わせているはずと思っているのに、淡青から見てるとこれはダメだと。逆に言えば、わずかな引き込み具合の違いが決定的にスピード差を生んでしまうんだということでもあるわけですな。

午後は僕もヨットに乗って同じコーチングを。しかし、メインを合わせるのもむずかしい……。リーチカーブや、ブームの位置、シートのテンション、メインシートのフタマタの位置で覚えているのですが、前三つは感覚的だし、フタマタの位置もポートタックだとランチャーポールで隠れちゃうんだよなぁと。あとは、スピード感覚とラダーのパワー。なんにしろ、気を抜かずにやり続けて身に付くものですね。こういうトコロはよい指導者がある形で"正解"を指導したところで、最終的に再現する過程は自分で考えて行動するところですね。

午後はだいたい上オンでしたが、このくらいの風だとクローズでは他のフネに張り合えることが増えてきました。目下の課題は、フリー、強風……。

スピードチェックというと、走り合わせのイメージでしたが、淡青を上マークに、各々が走るレース形式のものもしてました。ここで誉められたことが1つ。レース序盤、ポートタックの僕がスタボの海野さんに対してベアして抜け、他二艇とセパレートしていったシーン。なぜそうしたのかと聞かれ、僕はクルーの江村から右のあのブローを取りに行こうと言われ、納得したのでそういう決断を二人でしたわけですと話すと、
「それこそがヨットレースなんだ(握手)」
と。
自分のポリシーをもって臨むということが大事なのです。ヨットレースに限らず。これもまた、コーチングだけでなく、自分で考える領域ですね。


火曜日

午前は早稲田からスナイプ470一艇ずつ、東大はスナイプ四艇。同じくスピードチェック。下オンのよっわい東風でしたが、フリーであまりに早稲田と違いすぎる。おそらく東大は落としすぎが多い。僕は馬鹿みたいに上りすぎ。もっと落としていかないと。

午後は南が吹き上がり、オーバーコンディション。スナイプの強風、課題なのですが、クローズがとにかく遅い。オーバーヒール、上りすぎ、メインもっと引けるだろ、と、自分でもわかるレベルでガタガタ……。筋トレと、繊細さが足りないのです。あと、スナイプ、風が上がるほどスピードが鈍重になってる感じがしますね。よくわからない。他の東大のフネは早稲田との走りあわせで少しつかんだ模様です。


さて、そんなこんなで最後の八景練習は終わり、今日は葉山に引っ越しました。六大学戦前の練習が待っておりますのでこの辺で寝ます。おやすみなさい。