東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

八景島レースとその前日前々日の練習

2016年06月15日 14時23分06秒 | レース反省

ご無沙汰しております。

3年スナイプスキッパーの菅原です。

遅くなりましたが、先合宿の報告をさせていただきます。

 

10日(金)

最近は毎週金曜日にも有志で自主練をしています!

ありがたいことに小松さんも毎週のように来てくださり、少ない艇数ならではの練習をしています。

この日は、スキッパーが目隠しをして、クルーがすべての情報を伝えてスキッパーをリードするという練習をしました。

スキッパーをリードするクルーに、みたいなことはよく言われますが、なかなか実際には難しいのです…

午後は風がなくなってしまい海上での素敵な日光浴(風待ち)→ハーバーバックとなってしまいました。日光浴というのは練習よりも疲れるのでしょうか、帰着したあと全員で爆睡してしまいました。とても気持ちよかったです!

余談ですが、高山君は普通の状態よりも目隠しした状態のほうがタックが上手くいくそうなので、これからは目をつぶってタックするそうです(笑)

 

11日(土)

この日は正規の練習で艇数も多く、個戦も近いということで、午前に早稲田大学と合同でスタート練習、午後は法政大学も加わってコース練習をしました。

午前のスタート練では470もスナイプもそれぞれ10回はスタートしたんじゃないでしょうか。狭いスタートラインに10艇近い船が集まって大混雑の中で、早稲田の人たちは確実に下のスペースを守りながらスタートしていくのはさすがだなと思いました。

僕も何をしたいのかというイメージはあるのですが、それに技術がついていかないのです…。船のスピードコントロールが出来ていない、つまり、セールと風を合わせたいときに合わせられなかったりといったことがあります(克服のためにサークリングしまくってみようかと思っています)。理想の動きと現実の動きのギャップがすごすぎて悲しいです…。で、そのギャップに上手く付け込まれることが何度も何度も。。。精進します。

午後のコース練は、しっかりスタート出た船はそこそこ前を走り、出れなかったら終始後ろのほうという感じです。いろいろ書きたいのですが、長くなりすぎるので割愛します。

 

 

12日(日)

この日は八景島レースでした。八景島レースとは八景島に所属する11大学が参加するレースで、イメージとしては予選出場校+早稲田法政という感じです。運営に協力してくださった、伊東さん、金田さん、川村さん、ありがとうございました。

東大のリザルトは以下の通りです。

470は6レース、スナイプは5レース消化しました。 

〈470 全27艇〉

4301 中尾 水石 23-20-12-15-16-21 計107   個人18位

4175 西坂 中田 8-12-15-9-13-14   計71   個人11位

4096 大南 角出 25-7-21-19-17-19  計108  個人19位

〈スナイプ 全37艇〉

30785 高山/山本 浅川 32-28-4-2-12 計78  個人14位

 (1,2レース高山、3,4,5レース山本)

30563 菅原 塚本 8-5-8-1-9           計31  個人4位

29604 師田 江村 14-4-30-16-20     計84    個人16位

 

東大は、どちらのクラスも4年生が出場せず、3年生以下の配艇で臨みました。

以下は僕個人およびスナイプチームについて書きます。

まず単純に喜べたことが2つ。

1つ目は僕と塚本のペアがオールシングルで安定して走れたことです。今まで自分はどちらかというと浮き沈みの激しい成績を残してきたので、結構うれしかったです。特に第3レースはスタート最悪&コースミスで1上を30位近くで回航したのですが、サイド・下マークでしっかり内側に入り、また、焦らず集中して走らせて徐々に順位を上げていき、最終的に8位フィニッシュできたことには手応えを感じました。

 

そしてもう1つは第4レースでのワンツーフィニッシュ!!

これにはテンションが爆上がりでした。このレースは偶然僕と山本の船が両方ジャストフルスピードのスタートを切れて、コースも外さず、1下マークの時点でそれぞれ2位と1位、僕らの中での変動はあったものの、順位を守り切ってフィニッシュすることができました!(ゴール直後の感想はトップホーン鳴ってよかった、です。春の予選では鳴らずに絶望を味わったので笑)

スタートがよかった、コースもよかった、3位以下が上しあったりしてくれた、等の条件が重なった、まぐれともいえる結果ですが、今年のはじめには早稲田の前を走ることなどありえなかったことを考えると、まぐれでも前を走ることが出来るようになったんだなと思います。小松さんの指導のもと早稲田と合同で練習できるという今の素晴らしい環境を作ってくださったOBの皆様に感謝してもしきれないです。(お世辞じゃなく本当にそう思います笑)

 

 また、3レース目から出場した山本も安定して前を走っていて(出場した3レースだけだと個人4位タイ)、試験で休んだ海野さんとも普段は実力が伯仲していることを考えると、全日本出場へまた一歩先に進むことが出来たのかなと感じています。

ただ、まだまだ全日本を狙うには力が足りません。船やセールが足りないというハード面の問題もありますが、技術・判断力の部分をもっともっと磨かないといけません。まだまだ壁は高いですが、絶対に超えられない壁から超える道筋が見える壁くらいにはなってきているので練習を積んでいきたいと思います。

 

長文お読みいただきありがとうございました。

これからも応援のほどよろしくお願いいたします。

 

菅原雅史