お久しぶりです。
スナイプ新4年の柳澤球大朗です。
2月に入りまして、どんどん寒くなっております。テスト期間も終わりに近づき、強化練習期間が終わろうとしています。
この強化練習期間はヨットレースという競技面の部分からは少し離れ、シンプルにヨットをうまく乗りこなす練習がメインとなっております。
一つ一つの動作を追究したり、やる気とのびしろに満ち溢れた後輩を指導したり、ポジションを変えて練習をしてみたり、個人的にはヨットという乗り物を単純に楽しむことができるこの時期が好きです。
強化練習が終われば、春合宿が始まります。ここからは少しずつ実践が増え、ヨットレースという競技面にしっかり向き合うことになります。去年の体力的にも精神的にもしんどかった記憶が蘇ります。春合宿に入ってからその課題に向き合っていては遅いので少しずつ準備していきたいと思っています。
僕もみんなに続いて春合宿の寒い時期のヨットについて俳句を少し考えてみようと思います。
黒き線
乗り越えた先
来る春
これは、春によくある海上での風を書いた俳句です。2.3月はお昼頃に北風が落ち、海が鏡のようになることがあります。風があらぬ方向に振り、風がなくなり、練習にならないようなこともあります。そんな時、午後に南西の方向から黒い線が見える時があります。風が南に回り、強風が入ってくるのです。時にはハーバーバックせざるをえないサバイバルコンディションになることもあります。必死に無事に陸に帰ることだけを考えて動きます。そうしてなんとか帰ってきて、全てが終わり、一息ついてみると吹いていた強風がとても生暖かいことに気づきます。強風を乗り越え、無事に帰ってきた達成感と相まってとても清々しい思いで春風を感じながら春が来たことを実感します。今年もこのような思いで春合宿を乗り越えられるように頑張っていきたいと思います。以上です。
柳澤球大朗