東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

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2024年02月29日 12時50分08秒 | 通常練習
お世話になっております。仰秀新2年生の木藤です。

花粉症の民にとって辛い季節がやってまいりました。題名の通りホントにSOSです。小網代は緑に囲まれた空間なので都内よりも花粉がきつくなっているように感じます。ハーバーバックの途中、外洋から湾口部に入った瞬間から鼻がピクピクし始め、着底すると改装していても合宿所にいてもくしゃみが止まりません。そんな僕を見て太智が「大和に”杉”山が近づいちゃうぞ、花粉アッターク!」と言って抱きついてきたので、「杉、伐採して禿山にしちゃうぞ!」って言ったら泣きそうになってました。相変わらずなんとも愛らしい太智です。

そんなことはさておき(もちろん花粉も”さてお”けないほど僕にとっては死活問題ですが・・・)海の方もまたまたきついコンディションでした。おそらく部に入って史上最高のハードコンディションでした。雨風が強くて寒いし、バウを切った大波を顔に受けると数分後にだんだん乾き始めてティッシュでかみすぎて真っ赤な鼻頭や乾燥した目元が”因幡の白兎”状態になってヒリヒリしてとっても痛いんです。源さんに「そこらへんに生えてる草とか擦り付けたら治るんちゃう?(笑)」って言われたので次回のクールから本格的に因幡の白兎になろうと思います。

(今度こそ本当に)そんなことはさておき、今週も来るAnioru`s cup に向けて質の高い練習ができました。初日にはLBなりたてのヒデさんにきていただき練習を見ていただきました。また、2日目には防衛大学との合同練習に参加し、走り合わせやコース練を行いました。前回の神戸遠征でも感じたことですが、やはり仰秀一艇だけで練習しているだけでは得られない収穫がたくさんありました。自分たちの風軸に対する角度がhigherなのかlowerなのか、スピードがfasterなのかslowerなのかその原因はなんなのか。はたまた、コース練になれば普段の一艇の練習では磨き用のないタクティクスの実践練の場にもなるわけです。実際に今回のコース練では諸事情でトリマーに入った源さんに代わってコース引きを任せてもらったのですが、相手艇に対してhopelessの位置関係に入ってしまった際に対応できていない場面や左右の海面差に気付けていないレグがあったりなど反省点が多くありました。ディンギーよりもストラテジーやタクティクスへの意識が勝敗を分けるといえるJ24に乗っている一員としてはこのような貴重な走り合わせの機会や日々のV Rレガッタなどを活用して動作の完成度のみならず、もっとストラテジー・タクティクスへの意識を研ぎすましていく必要があると感じました。防衛大学の皆様、貴重な機会をありがとうございました。最終日には青盛さん・松丸さん・柳川さんが新歓用PV撮影のために小網代にいらしてくださいました。風が強すぎてヘッドセールを上げられなかったのが残念でしたが、御三方の素晴らしい撮影技術で迫力ある動画でした!改めて御三方ありがとうございました。

最後に防衛との合同練習で東京湾をセーリングしていたら遠くに小さく見覚えのある三角錐の建物が見えました。八景島発見!久しぶりに同期たちとのなつかしの八景練を思い出しました。今週はそのディンギー同期達が東北大戦で活躍している姿をインスタで拝見して「負けていられないな」といい刺激を受けました。優勝おめでとう・お疲れ様!彼らの活躍に背中を押されて、改めて今週末に迫ったAnioru`s cupへの思いを強くしました。ここ2年準優勝の雪辱を晴らすべく必勝を期してこれから蒲郡行きの荷造りをしたいと思います。応援よろしくお願いいたします。では、今週はこの辺で。

木藤大和