東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

新入生自己紹介 2024 part12 髙田智彰

2024年06月26日 14時10分50秒 | 新入生自己紹介
大君紹介ありがとう。
ただ、僕は授業切りの剣豪ではないので新入生の誰かと勘違いしているようですね。
というか、先日もう初ゼミの落単が確定した男がいるらしいので、剣豪の称号は彼に譲りたいと思います。

はじめまして、
理科一類の髙田智彰(たかたともあき)です。
よく「たかだ」と間違えられるので、
「ジャパネットたかたの『たかた』で覚えてください」と自己紹介しています。
新歓期には100回くらい同じ自己紹介をしましたね。
このおかげで、みんな苗字は覚えてくれるので嬉しいです。

出身は東京ですが、横浜の幼稚園に通っていて、小学校からはずっと東京です。
なので久しぶりの神奈川での生活ですね。
高校は日比谷高校で、一つ上の代に高校同期の髙畑彩葉がいます。
彼女が入部のひとつの理由になったのですが、詳しい話は後ほどします。
中高では陸上部で短距離や走り幅跳びをしていました。
中学の陸上部はガチガチに厳しく、そのつもりで高校の陸上部に入部したところ、
なぜか陸上部は校庭を使う権利がなく、
その上コロナにぶち当たってしまい、競技場にも行けず、
不完全燃焼で終わってしまいました。

それでは、入部に至った経緯について書きたいと思います。
高校の部活が不完全燃焼で終わってしまったので、大学では何か熱くなれるものを見つけたい!と色んな新歓に行きました。
ただ、僕は小心者なので、
サッカーや野球などの小さいころからやっている人がいるスポーツや、ラグビーやアメフトなどの直接体がぶつかるスポーツは怖く、
大学から始める人が多そうなものを中心に新歓に行こうと決めていました。
対面授業が始まって最初の一週間は、クラスの友達の「○○に行った~」などの話を聞きつつ、どこに行こうか決めあぐねていたところ、
彩葉から新歓こない?と誘われたのでとりあえず行ってみるか!と行くことに決めました。
結局3回行った新歓で一度も彼女に会うことはなかったのですが、海上での疾走感に引かれ入部しようかなと思うようになりました。
ただ、なかなか入部への一歩が踏み出せずにいました。
というのも、新歓で行って楽しかった登山・オリエンテーリング・カーリングサークルはすべて土日が活動日でヨット部と丸被りだったのです。
新歓期というのは、何をしても先輩方がほめてくださるので非常に自己肯定感があがり、何を選んでも充実した生活が送れそうだと錯覚させてくれます。
逆に言うと、どれかに絞るというのは自分の可能性を狭める行為なのではないかと足踏みしてしまうのです。
うーんうーんと悩み、木藤さんと杉山太智さんにご飯に連れていってもらっても決めきることができず、決断を先延ばしにしていました。

入学から一カ月経ち、自分を客観視できるようになってくると、色々思うことが出てきました。
東京大学で生活する中で、常に感じるのは周りの賢さです。
友達の頭の回転、記憶力などに圧倒される毎日で、自分から「東大」を引いたとき、何が残るのだろうと感じるようになっていきました。
これまで努力を重ねてきた学業において、それがアイデンティティになり得ないと気づいたとき、
この四年間で、学業とは異なる何かを真剣に身につけようと思い、ヨット部に入ろうと決意できました。

練習が始まって約1カ月が経とうとしていますが、二回目の練習で熱を出して欠席し、まだ一度も沈をしたことのないヨットのヨの字も知らない駆け出しなのでまだまだ覚えることが山積しています。必死に食らいついていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

次回新入生ブログは
僕よりもはるかに授業切りの剣の腕の立つ男、野口薫君です。
切った授業を取り返すために授業を切るという悪循環から誰か救ってあげてください。
それでは、彼の自己紹介をお楽しみに!