東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

大感謝

2022年12月18日 19時00分00秒 | 引退ブログ
2022年度ディンギー班主将を務めました調亮太郎です。

先日琵琶湖にて開催された全日本インカレにて無事引退しました。

既に締切は1週間ほど過ぎており、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

何を書こうかと悩みましたが、4年間お世話になった関係者の皆様への感謝を記したいと思います。


まず、LBの皆様。
4年間楽しく活動出来たのは、この東大ヨット部をここまで紡いできて、そして支えてくださるLBの皆様のお陰です。
僕がヨット部に入った一番の理由は、カッコいいLBや先輩方に憧れたからです。
憧れていたようなカッコいい先輩にはなれませんでしたが、少しは逞しくなれたのではないかと思います。これからは自分も、LBとして部活を見守っていくのが楽しみです。


家族
ヨット部に入ってから、ヨット部に全てを捧げる4年間を過ごしました。長期合宿シーズンでは音信不通になることもしばしばでした。その節は申し訳ありません。
ただ、そんな自分を一度も否定することなく応援してくれてありがとう。これからも宜しくよろしくお願いします。


コーチ陣

小松コーチ
一年生の頃から、ずっとお世話になりました。
体も声も大きく、数々の伝説を語らずとも感じさせるような、自分にとっては、もはや畏怖さえ感じる存在でした。どんなに吹いていても、レスキューに小松さんがいると安心感があって、レスキューをワンオペで乗り回す小松さんは天下の大将軍に見えました。
不器用な自分は、誉められることは多くなかったですが、時々褒められると凄く嬉しかったです。
これからも東大を宜しくお願いします。

矢野コーチ
本当にお世話になりました。
最後の年は、矢野さんに言われたことを呑み込むのにいっぱいで、時間が足りなくて、とにかくもっと時間が欲しいと思っていました。
矢野さんは、自分が本当に苦しい時にいつも手を差し伸べてくれました。本当に感謝しています。ヨットは楽しく乗らなきゃ、という言葉と、その言葉の通り、誰よりもヨットを楽しんでいる矢野さんの姿は憧れでした。
これからも東大を宜しくお願いします。


先輩方

小野さんの代は、本当に優しさに包まれたチームで、大好きでした。西宮に両クラスで行けて、ワイワイ楽しかったあの年の夏が、自分にとっての原体験です。

吉武さんの代。基本的にみんな強めで、怖めでした。冬は、出艇時間遅れたら30分起床が早まりました。最後5時くらいに起きて暗闇で艤装してた気がします。最後の方、崇さんが、全部海でつけたらええって言って、艤装終わらなくても出艇してた気がします。
そうこうしている内に、コロナがやってきました。一番辛いはずなのに、天木さん達4年生は、そんなところを少しも見せずに、ひたすら、僕ら2年生に座学をしてくれました。最後秋インで負けた日の夜に、2年後にタネを撒いたから楽しみや、みたいなこと言ってて、リーダーとしての視座の高さを学びました。

長岡さんの代。
穏やかで、人格者が多く、生意気な僕らを受け止めてくれる度量の広い代でした。
470チームの先輩方は、本当にフラットに接してくださり、先輩というよりも戦友のような関係性でした。引退後も気にかけてくださり、本当に助けられました。
長岡さんには、自分が力不足で支えられず、申し訳ない気持ちが残っています。長岡さんと過ごした一年は、総合で戦うことについて考えさせられた大事な一年で、その後の自分の考えを形作った一年間でした。


ペアたち

崇さんとは3年の春に52でペアを組みました。全く走れず、春のメンバーからも外れました。
結果を出せないのは僕の力不足以外の何物でもないのに、生意気な自分に真摯に向き合ってくれました。一緒に悩んで試行錯誤した日々は本当にいい思い出です。ました。今でも感謝しています。

工藤とは3年の秋に92で、4年時に個戦で79、七大学戦も組みました。
互いに自己主張が強くて、しょっちゅう喧嘩になりました。パッションが強くて、組んでて本当に楽しかったです。ペア解散してからは、ポジションは違えど、ライバル視してました。

加藤とは、4年の春に92で組みました。基本的に何を考えているのか分からず、非常に戸惑いました。
やらかしそうなことは全部やらかす、可愛い後輩でしたが、ヨットレースを心から楽しむ姿勢をリスペクトしていました。これからもヨットを楽しんで、コースを極めてほしい。

松尾とは、4年の夏から引退まで組みました。
僕が3年生の時、春で結果出せなくて鬼の自主練を敢行してた時、ずっと付き合ってくれたのが松尾でした。
4年のレースシーズンでまた一緒に乗ることになり。よりずっとシビアにヨットに向き合うことになって、しんどいことも多かったけど、松尾のパッションを信頼していました。負けん気が強くて、諦めずに泥臭く努力する姿勢をリスペクトしていました。最後、一緒に戦ってくれて感謝しています。


同期
君たちが同期で本当に良かったです。

プレイヤーはヨット馬鹿で、4年間を本気でヨットに捧げてました。みんな自己主張が強くて、うるさいけど、憎めない奴らでした。
一緒にクルーザー乗ったら、全員が全員喋りたいことを喋っていて、全然セーリングに集中できなかったです。そこも含めて良いところだと思います。

マネージャー3人も愛に溢れていて、行動力もコミュ力もお化けで、人として本当に尊敬していました。
全日本直前に、平日少数で自主練していた頃、ななが暇を縫って合宿所に来て、お好み焼きやら煮込みハンバーグやら作ってくれたのが本当に嬉しかったのを覚えています。

それぞれにエピソードがあって、全てを書くことはできないのですが、一つ挙げていうなら、大吾が選手からサポートに回った後、本気でチームを支えてくれたことが嬉しかった。4年生が本気でサポートに取り組む姿を示してくれたことが、部に与えた影響は計り知れなかったと思います。


後輩たち
一年間付いてきてくれてありがとう。

僕らの代はうるさいし、ゴリ押し強行突破みたいなスタンスが基本で、迷惑を掛けたことも多かったと思います。僕が優柔不断で、二転三転することも多かった。

そんな僕らに時にはツッコミを入れてくれつつも、
覚悟を決めた時は、みんな本気で取り組んでくれました。

最高の後輩たちのお陰で、めちゃくちゃ楽しい合宿生活を送れました。

本当に感謝しています。


僕が入部して以来、東大ヨット部は、年間目標を達成したことがありません。

東大ヨット部は常に自分の置かれている位置よりも高いところを目指す組織だということです。

それはつまり、誰も正解を知らない道を進むということです。

通ったことのない道を進むのだから、間違いは当たり前です。間違いを避けてては、本当の意味で前に進めません。

勇気を持って、本気でヨットに、部活に取り組んで欲しいです。

応援しています。


以上


2022年度 ディンギー班主将 調亮太郎


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